ジャック・ザ・リッパー(剣) 諸もろこし ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP DF化したものです。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作 品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁 じます。 ︻あらすじ︼ ふと思いついたネタ 多分続きません 目 次 ジャック・ザ・リッパー︵剣︶ ││││││││││││││ 1 ジャック・ザ・リッパー︵剣︶ 人理継続保障機関︻カルデア︼。 そこで、俺は壊れてしまった世界を直すために戦っている。その戦 いで大きな役割をになっているのが、英霊││サーヴァントだ。 俺はいま、新しいサーヴァントを喚び、協力してもらうために召喚 サークルの上にいた。そこで俺は、俺を手助けしてくれてるオペレー ター、ドクターロマンことロマニ・アーキマンに、こうきいてみた。 ││なんかの触媒って召喚に使えないのか 補足しとくと、カルデアで行う召喚は基本的に触媒を用いない。そ れだからなのか何なのかわからないが、出てくる英霊はかなりランダ ク・ ザ・ リッ パー 魔 と か ⋮⋮ そ れ と、最 近 召 喚 で き た、 メフィストフェレス ム性が強くて、本来これ英雄じゃないだろ⋮⋮ってのを喚んでしまう ジャッ こ と も あ る。た と え ば 悪 ロンドンを恐怖に陥れた殺人鬼とかがわかりやすいか。 触媒を用いた召喚は、俺がカルデアに来る前に何度か実験したらし いが、どれもこれも不発らしく、今までは用いていなかった。だけど 今は召喚システムも大丈夫だし、試すのはどうか、と思ったのだ。 ││まあ普通は触媒使うってのは、ついこの前聞いたばっかなんだ けど。 ﹁じゃあ、始めよう。今回は試験的な要素が強いから、慎重にやるけ ど、成功すれば後でとても有意義な記録になる﹂ ﹁そうだな⋮⋮よし、やってみる﹂ だがしかし、カルデアには触媒に使えそうな、英雄にゆかりのあり そうな物体はほとんどない。なので白羽の矢がたったロマンの私物 から一つ拝借した。 そいつは││おもちゃの刀である。柄にあるスイッチを押すとい かにもSFチックな音とともにレーザーサーベル的臨場感を醸し出 す、言ってしまえば棒。だがぱっと見は刀だし⋮⋮ジャパン的英雄が 来るかなあ、なんて。たとえば宮本武蔵とか柳生十兵衛とか。 それをサークルの中心に置いて、俺はそこから離れる。 準備オッケー、とロマンに伝えて、召喚の儀式をスタートさせる。 1 ? 強烈な光が放たれ、広がった三重の光輪が中心へ向け収束││それ は一つの柱となる。 まだ見慣れないけど、これが収まったその瞬間に、サーヴァントが 現れる。だからこそいかにもマッスルなザ・英雄ですみたいなのが出 れば、おお⋮⋮と驚くが、ジャック・ザ・リッパーの時みたく⋮⋮幼 ぅゎょぅι゛ょっょぃ。 女が出てくるとそれはそれでびっくり。そもそもあの殺人鬼って幼 女なんですか っと。 さ す が に 目 の 前 の 光 景 を 大 事 に し な い と。頭 を 回 し て る ば か り じゃ意味がない。すでに光柱はその光を弱め始めている。もうすぐ 来てくれるハズだ。 ﹂ ││││その瞬間。 ﹁え││││﹂ ﹁なっ││││ 光 が 突 然。変 わ る。い や 光 と い う か あ れ は │ │ 稲 光。雷 が 放 つ 青 白い閃光。 感電する⋮⋮と思ったが、そのスパークは俺に当たらず。そのまま 柱が纏うかのごとく渦を巻く。 観測中のロマンも、これにはわけがわからない。慌てた叫びが聞こ える。 そして光の柱は消え、帯びていた雷のみが残った。そしてその中心 に、一人の男がいた。 すぐに俺は彼を見つめて、思う。 ││││あれは、ヒトなのか ﹁さ⋮⋮サイボーグ ﹂ 俺はそこで、一つ、ふと頭に浮かんだ単語を口にする。 色の髪の毛がとても様になっている。 まま動いているかのようだ。しかし顔は人間らしいものがあって、銀 体格は大人の男のソレ。しかし体が真っ黒。まるで黒の鎧がその ? で、サイボーグってのは映画とかアニメとかそういう、空想のモノだ。 俺は自分で言ったことに驚いていた。少なくとも俺がしってる上 ? 2 ? !? 義手とかならあるが、目の前の黒の男はどうみてもそうには見えな い。 俺はもう一つ、背中に彼が提げているモノを見て驚く。当然胴体に 隠れているが、アレは間違いなく、刀。 いや、多 未来の技術と古き良きサムライソード。どうにもナンセンス。 男はまだ何もしゃべっていない。まさかバーサーカー 分違う。 たのかもしれない。 ジャッ ク・ ザ・ リ ッ パー ││││だが、俺はその後の言葉で、今一度、驚愕する。 どどどどどどういうこと ジャックが、二人 ? ﹁セイバー、切り裂きジャックだ。以後よろしく頼む﹂ ﹁えっ⋮⋮ ﹂ そこでやっと彼は口を開いた。俺の考えてることをわかってくれ ? 格も武器も何もかも。 それなのに、同じ名前のサーヴァントが ﹁ ﹂ ﹁雷電、と呼んでくれ﹂ に指をあててから少し考えて、返した。 ジャック二号さんは、金属製のプロテクターみたいになっている顎 ﹁は、はあ⋮⋮﹂ だ﹂ ﹁いや⋮⋮俺はロンドンのジャックじゃない。たまたま、被っただけ 俺の驚きに、何か察したらしく、ジャック二号さんは返す。 ? しかし目の前の彼と俺の知ってるジャックは全然違う。性別も体 !? ジャック二号⋮⋮雷電は、俺にそう告げた。マスターとサーヴァン ト。主従契約が結ばれたことに間違いなかった。俺はほっとして、た め息をつく。雷電は俺を見てから、一言。 ﹁よろしく頼む、俺にはわからないことが多いんでな﹂ ﹁⋮⋮うん、よろしく﹂ 3 !? ﹁被るのは面倒だろう⋮⋮マスター﹂ ?
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