平成27年度経営発達支援事業成果の検証 及び平成28年度事業計画の検討(結果) 平成27年度事業実績の検証及び平成28年度事業計画検討案について、下記会議におい て検討及び承認されましたので報告致します。 検討諸会議 1.経営発達支援事業推進委員会(実施日 H28 年 4 月 20(水)19 時~20 時 30 分) 出席者6名(商工会担当役員、美瑛町役場経済文化振興課商工労働係) 2.第1回商工会理事会(実施日 H28 年 4 月 21 日(木)19 時~20 時) 内 容 Ⅰ-1.地域の経済動向調査に関する事 支 援 内 容 現在 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 経営状況と発展調査 0 1 0 1 0 1 実績数値 0 1 地域外動向調査 1 1 随時 随時 随時 随時 実績数値 0 0 地域内動向調査 1 1 随時 随時 随時 随時 実績数値 0 0 平成27年度実績 ・経営状況と発展に関するアンケート調査(4月実施)市外地区対象 ・地域内外動向調査は12月認定となったことで他の業務と調整がつかず未実施 実施検証 ・地域内外動向調査は未実施であったが、 「経営状況と発展に関するアンケート調査」は各企業か ら経営に関するさまざまな情報を入手することができた。また、平成28年度美瑛町との予算折 衝において商工業の危機的な状況を裏付ける重要な資料として上記調査結果を提出、当会から要 望していた「中小企業等振興補助制度」が予算化されるなど成果が生まれている。 平成28年度計画 ・地域内外動向調査を6月実施予定・・・調査内容を集計分析及び資料化し日頃の指導業務において、 事業者の事業計画策定における支援の資料とする。 ・昨年実施した「経営状況と発展に関するアンケート調査」の結果については、 「個社支援事業所情報 シート」にまとめ、日頃の相談業務における重要な資料として活用する。 伴走型小規模事業者支援推進事業 ・日経テレコム利用 9カ月想定 ・観光情報集計・分析 2回想定 1 Ⅰ-2.経営状況の分析に関すること 支援内容 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 巡回訪問件数 837 850 900 900 900 900 実績数値 837 861 経営分析件数 4 8 8 8 8 8 実績数値 4 10 平成27年度実績 巡回訪問件数 861件 経営分析件数 10件 内訳 持続化補助金申請事業者9件、ものづくり革新補助金申請事業者1件 実施検証 補助金申請をメインに経営分析を実施。さまざまな角度から企業における「強み」 「弱み」等の抽 出を行い、今後企業において将来的持続発展に向けた事業計画の策定において効果があった。 特に当会員における上記補助金申請においては、持続化補助金申請9件、ものづくり革新補助金1 件等採択された。 (採択率100%) 平成28年度計画 巡回訪問計画件数 900件 経営分析件数 8件 各種補助金申請を柱として経営分析を実施するが、巡回訪問や各相談業務において必要となる場合に は積極的に実施する予定である。 伴走型小規模事業者支援推進事業 専門家派遣 2社×2回想定 相談内容において専門的な知識が必要となった場合には、北海道商工会連合会エキスパートバンク事 業において登録となっている専門家の支援を受ける。 2 Ⅰ-3.事業計画策定支援に関すること 支援内容 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 3 3 3 3 3 3 実績数値 3 3 事業計画策定事業者数 7 11 11 11 11 11 実績数値 7 10 セミナー・個別相談会 開催回数 平成27年度実績 セミナー・個別相談会回数 3回 ・マイナンバー制度講習会(9月14日) 16名(15事業所) ・マイナンバー制度個別相談会(9月14日) 1名(1事業所) ・消費税転嫁に伴う経営計画書の作り方(3月8日~9日) 8名(8事業所) 事業計画策定事業所数 10件 内訳 持続化補助金申請事業者9件、ものづくり革新補助金申請事業者1件 実施検証 今年度事業主が直面する経営上の課題解決のためのセミナーや個別相談会を開催した。また事業 計画策定においても一歩踏み込んだ伴走型支援を積極的に実施したことから、3年~5年にわたる 事業計画書が完成し、更には補助金も採択される等販路拡大に向けた伴走型支援を実施することが できた。 平成28年度計画 前年度同様に経営環境の変化や新たな事業展開を目的にしたセミナーや個別相談会を積極的に実施 し、経営に対しての関心を高めそして意欲ある事業者の掘り起こしを行い事業計画策定に結び付ける。 セミナー・個別相談会回数 3回 事業計画策定予定事業所数 11件 伴走型小規模事業者支援推進事業 セミナー・個別相談会回数4回予定 ・観光情報セミナー(9月) ・事業承継セミナー(10月) ・事業計画策定セミナー(10月) ・ビジネスコミュニケーションセミナー(11月) 専門家派遣 3社予定 3 Ⅰ-4.事業計画策定支援に関すること(創業関係) 支援内容 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 創業塾開催回数 0 0 1 1 1 1 実績数値 0 0 創業支援者数 3 2 2 2 2 2 実績数値 3 2 第二創業(経営革新)支援者数 0 1 1 1 1 1 実績数値 0 1 平成27年度実績数 創業支援者数(2社) 第二創業支援者数(1社) 実施検証 創業支援者数2社のうち1社は創業開始となった。また第2創業支援者においても持続化補助金 を活用し販路開拓を行うなど順調に事業が継続している。なお創業支援者のうち1社は現在も相談 中であり、将来的に不透明な部分があるが創業に向けて引き続き相談業務を実施していく。 平成28年度計画 創業しやすい環境づくりとして、産業競争力強化法における市区町村「創業支援事業計画」の認定に おいて当町も申請することとなった。これが認可されることで創業者支援体制が確立し、更には創業者 向けの「創業補助金」申請や信用保証枠拡大等様々な部分でメリットが生まれ、創業しやすい環境とな る。当会としても美瑛町と連携して「創業支援事業者」として相談業務の強化を図る。 創業支援者数(2件) 第二創業支援者数(1件) 伴走型小規模事業者支援推進事業 専門家派遣 2社×2回想定 4 Ⅰ-5.事業計画策定後の実施支援に関すること 支援内容 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 フォローアップ事業所数 40 52 52 60 60 60 実績数値 12 20 計画外(相談件数) 134 223 平成27年度実績数 各種補助金利用事業者のフォローアップ 12社 (相談件数134件) 内訳:事業計画策定事業者数12社 相談件数134件 専門家派遣数(6社) 実施検証 事業計画策定事業後のフォローアップを継続的に実施した。大半は事業計画通りに進行している が、一部の事業所は計画通りの数値に達しておらず引き続きフォローアップを実施していく予定で ある。 平成28年度計画 今年度も事業計画策定支援と共にフォローアップ支援は引き続き実施していくが、PDCAサイクル による事業検証を行い、長い目で事業計画の修正を加えながら売上や利益確保に結び付くよう支援をし ていく。今後支援件数が増加していくと予想されるため定期的に巡回する等工夫をこらした指導体制で 支援を実施していく。 各種補助金利用者及び事業計画策定事業者数 20社(相談件数223件) 伴走型小規模事業者支援推進事業 専門家派遣 5社 ×1回想定 5 Ⅰ-6.需要動向調査に関すること 支援内容 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 日本人観光客アンケート調査 0 1 2 2 2 2 実績数値 0 0 外国人観光客アンケート調査 0 1 2 2 2 2 実績数値 0 0 平成27年度実績 ・上記調査は12月認定となったことで他の業務と調整がつかず未実施 実施検証 同上 平成28年度計画 昨年実施できなかったことを踏まえ、今年度は計画的に実施する。 アンケート調査項目については、専門家等からの助言を得て事業発展のためのヒントと結び付くよう な項目を選定し調査を実施する。そして調査結果は関係する事業者向けに情報提供を行と共に、観光に 精通する専門家セミナーや講演会の資料として活用し、意欲ある事業者の掘り起こしを行う。 (上記調査を観光協会の協力を得て、ヒアリングにより6月・10月実施する予定。また美瑛町・北大 との連携事業で実施されている「観光マスタープラン」の情報も入手する) 伴走型小規模事業者支援推進事業 2回実施の想定 繁忙期(6月) 閑散期(10月)それぞれ日本人・外国人を対象に実施 各調査結果を専門家に集約してもらい公表する 6 Ⅰ-7.新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること 項目 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 テスト販売参加回数 0 1 2 2 2 2 実績数値 0 0 テスト販売出展支援者数 0 1 2 2 2 2 実績数値 0 0 0 1 1 2 2 2 0 1 0 1 1 2 2 2 0 1 「飲食業」 、 「小売業」 、 「宿泊業」 の展示会参加回数 実績数値 「飲食業」 、 「小売業」 、 「宿泊業」 展示会出展支援者数 実績数値 平成27年度実施 ・道北駅マルシェ参加・・1社 ・どかんと農業まつり出展者 20社(飲食店15社、製造3社、小売1社、その他1社) 実施検証 商品開発を実施した事業者がいなくテスト販売実施には至らなかった。しかし展示会やイベントにお いての出展については上記のとおりの出展者数であり、参加した事業者は自社の商品紹介はもとより店 舗の紹介等販路拡大のため積極的に消費者にPRを行っていた。 平成28年度計画 本年度においても積極的に出展の斡旋や紹介を行っていく。特に町外にむけて販路を拡大したい事業 者については都市圏で行われる展示会・商談会への参加呼びかけを積極的行うなど支援していく。 ・どかんと農業まつり出展(8月) ・道北駅マルシェ出展(9月) ・北の味覚再発見展示商談会(11月) 伴走型小規模事業者支援推進事業 専門家派遣 5社×1回想定 展示会旅費補助 2社想定 販路拡大支援用チラシ製作 10社想定 (町内消費者や移住者向けに、町内事業者が取り扱う商品・サービスを紹介する媒体製作等 視野にいれ実施する) 7 Ⅱ.地域の活性化に資する取り組み 項目 現状 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 物産商品開発商品数 0 0 1 1 1 1 実績数値 0 0 物産商品取扱店舗数 0 0 30 30 30 30 実績数値 0 0 グルメ商品数 0 0 1 1 1 1 実績数値 0 0 グルメ商品提供店舗数 0 0 6 6 6 6 実績数値 0 0 地域商品券発行事業 1 1 1 1 1 1 実績数値 1 1 地域商品券取扱件数 150 160 160 170 170 170 実績数値 150 175 チャレンジスペース事業 1 1 1 1 1 1 実績数値 1 1 チャレンジスペース利用者数 2 3 4 4 4 4 実績数値 2 3 高齢者買物支援事業 3 0 3 3 3 3 実績数値 3 0 平成27年度実施 ・町内・観光客向けプレミアム商品券発行事業 ・チャレンジスペース事業 ・未実施事業・・・物産商品開発及び取扱店拡大事業・グルメ商品開発及び提供店拡大事業 高齢者買物支援事業 実施検証 今年度においては、従来実施していた「プレミアム商品券事業」の利用対象者を町内限定から観光客 に範囲を拡大 175 件の取扱店舗数となった。初めての試みであり課題も残ったが「観光のまち」として の取り組みとして、非常に高い評価を得た。 チャレンジスペース事業においては、3件の利用者があり駅前から道の駅へつなぐ動線の活性化 が図られた。しかし本事業の目的である空き店舗活用には至っていない。 平成28年度計画 チャレンジスペース事業においては引き続き実施していき、空き店舗の紹介等積極的に行っていく。 商品開発やグルメ開発については、美瑛産にこだわったもの(地域資源)を材料にして会員事業者の 売上や利益の確保ができるような商品開発を行っていく。 その他の事業については、関係事業者等と協議を行い行政機関に予算要望等を行って実施していく予 定である。 ※伴走型小規模事業者支援推進事業は対象外 8 9
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