(第50回/地ビールレストラン奥入瀬麦酒館 醸造長・鈴木洋

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とわだびと
− 第50回 −
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鈴 木 洋 さん
醸造長
ビール協会主催︶﹂のビール審査会
4月に横浜市で開催された﹁アジ
ア・ビアカップ2016︵日本地
ラン奥入瀬麦酒館
翌年の4 月から、﹁地ビールレスト
の研修に出向いていました。そして
源流水﹂の製造勤務をしながら醸造
し、焼山の奥入瀬湧水館で﹁奥入瀬
で、奥入瀬ろまんパークの﹁地ビー
オイラセブルワ
ルレストラン麦酒館/オイラセブル
の金賞、同部門でアンバーラガーが
ガーがダークラガー部門で2 年連続
ワリー﹂の奥入瀬ビールダークラ
奈良、東京のビール会社で研修を積
﹁醸造の専門知識を習得するため、
を勤めています。
リー﹂の勤務が始まり、現在醸造長
ビール醸造長の鈴木洋さん︵ ︶
は、﹁ダークラガーは、ベースのピ
ら本格的なビールの醸造技術を学ん
戻ってからはチェコの技術指導者か
次回のチャレンジは、アメリカで
開催される﹁ワールドビアカップ﹂
ルスナーモルトに赤褐色のカラメル
ストモルトを使用しています。これ
でピルスナーの受賞を狙うこと。
で今に至っています﹂
らを理論値や経験で掛け合わせてう
ビールのおいしさは水で決まるため、
えて焦がした甘みのある黒色のロー
まい味を出した結果が、金賞につな
ビールを味わって応援しましょう。
を輝かせます。皆さんも麦酒館の地
水は受賞ポイントになると話し、目
使用している﹁奥入瀬源流水﹂の原
モルト、ミュンヘンモルト、熱を加
み、麦酒館/オイラセブルワリーに
銀賞を受賞しました。
/
がったと思います﹂と受賞の喜びを
話します。
審査では、比重、糖度、色度、に
がみの数値が基準となり、入賞範囲
にどれだけ近い数値で入るかが勝敗
の決め手。入賞したビールはどの項
目もトップレベルに達しました。
年に製造
﹁オイラセブルワリーのビールは数
年の試行錯誤を経て平成
レシピを見直ししました。その結果、
納得のいく数値に到達できたと思い
ます。金賞受賞後は出荷数量も伸び
ていますよ﹂と、うれしそうな鈴木
さん。
奥入瀬ろまんパーク「地ビールレストラン奥入
瀬麦酒館/OIRASE Brewery(オイラセブルワリー)」 Ŭ
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鈴 木 さ ん は 、 平 成8 年 に ︵ 一 財 ︶
十和田湖ふるさと活性化公社に入社
広報 2016年(平成28年)8月号
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27
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受賞の決め手は
水と経験値
道の駅奥入瀬「奥入瀬ろまんパーク」
地ビールレストラン奥入瀬麦酒館/
OIRASE Brewery(オイラセブルワリー)
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「アジア・ビアカップ2016」のビール審査会には海外7
カ国、76ブルワリーから282の銘柄が出品され、「オイラ
セブルワリー」は金賞と銀賞を受賞しました。
また、同ビアカップ2013で「ハーフ&ハーフ(現アン
バーラガー)」が金賞、同ビアカップ2015で「ダークラ
ガー」が金賞に輝いています。