「(仮称)新小岩北地域公共施設整備計画」

平成28年7月 葛飾区
「(仮称)新小岩北地域公共施設整備計画」
に関するご意見・ご質問(要旨)
区では、新小岩北地域の公共施設(新小岩学び交流館・新小岩保健センター・児童会館・
上平井保育園など)の施設更新にあたり、これらを複合施設として効果的・効率的に利用で
きる施設として整備する検討を進めており、平成28年3月に「(仮称)新小岩北地域公共
施設整備計画」を策定いたしました。
利用者説明会や住民説明会等を通じ、これまでに皆様からいただいた本整備計画の内容に
対するご意見・ご質問をまとめました。
Q1
子どもから大人まで楽しめ、憩えるような、良い施設をつくって欲しい。
A1
施設内だけでなく屋外スペースも様々な利用ができるようにするほか、ロビーなどの共用スペースを
多様な使い方ができるように計画するなど、子どもから高齢の方まで地域の多くの方が、楽しみくつろ
げる居心地のよい場所となるよう複合施設を整備してまいります。
Q2
エレベーターを設置するなど、バリアフリーに配慮した施設にして欲しい。
A2
複合施設にはエレベーターを設置いたします。「飾区ユニバーサルデザイン推進指針」等に基づ
き、子どもから高齢の方まで、誰もが使いやすい施設としてまいります。
Q3
水害や地震等の災害に強い施設にして欲しい。また、災害備蓄品を備えて欲しい。
A3
複合施設は、耐震性だけではなく、荒川洪水時の浸水深を考慮して2階の床面の高さを4m以上と
する計画としております。また、近隣に第一順位避難所である松上小学校や新小岩中学校があるこ
とや、新小岩駅から近い施設であることも踏まえながら、地域全体の中で施設に求められる役割につ
いて検討し、必要な防災機能・設備等を確保してまいります。
Q4
複合施設の工事手順や、敷地のどのあたりに建物が建設されるのかが知りたい。
A4
現在の児童会館の敷地と北側の児童遊園およびその隣の更地となっている敷地を使って複合施設
を建設します。工事手順は、まず児童会館と上平井児童遊園を解体し、複合施設を建設します。そ
の後、新小岩学び交流館・上平井保育園を解体し、複合施設の南側敷地のオープンスペースや北
側敷地の駐輪場・駐車場等の外構整備を行う計画としております。
Q5
オープンスペースや外構(駐車場・駐輪場等)はどのようなものになるのか。
A5
子どもから高齢の方まで、地域の多くの方が利用できるようなオープンスペース(屋外広場)を整備し
てまいります。また、駐車場・駐輪場等の外構の整備についても、歩行者の安全性や施設利用者の
動線等に配慮したものとなるよう検討を進めてまいります。
Q6
現在の施設はどれも古いが、アスベストは含まれているのか。
A6
アスベスト含有建材が一部使用されておりますので、適切な撤去を行った後に、施設の解体工事を
行ってまいります。
-1-
Q7
上平井保育園で子どもたちが生活しながら工事を行うとなると、騒音等が心配である。
A7
防音・防塵対策を行うとともに、工事の時間帯にも配慮し、子どもたちの安全を第一に考えて工事を
行ってまいります。
Q8
工事期間中、新小岩学び交流館や児童会館、上平井保育園などの利用はどうなるのか。
A8
工事期間中の各施設の利用については、次のとおりです。
新小岩
学び交流館
概ね従来通りの利用ができますが、先に解体される児童会館の一部事業の
実施場所として、新小岩学び交流館のスペースを使用します。
児童会館
解体工事により施設が使用できなくなるため、新小岩学び交流館のスペー
ス等を活用しながら、事業の一部を継続して運営してまいります。
上平井保育園
保育園運営は、工事期間中も継続いたします。ただし、園庭については、工
事の進捗により、利用が制限されることが考えられます。
上平井児童遊園
解体工事により児童遊園は工事期間中、使用ができなくなります。
ご不便とご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
Q9
上平井児童遊園には子どもたちの遊具があるが、複合施設整備後も子どもたちが外で遊べ
るスペースを作って欲しい。
A9
複合施設の南側敷地にオープンスペース(屋外広場)を整備してまいります。複合施設同様、子ども
から高齢の方まで地域の多くの方が利用できるような広場となるよう検討を進めてまいります。
Q10 なぜ複合施設なのか。各施設が果たすべき役割や機能が失われてしまうのではないか。
A10 複合施設として整備することで、複数の施設を行き来することなく、1つの場所で多様なサービスを
受けられたり、複数の目的を果たすことが可能となります。また、既存の事業だけでなく、新たなサー
ビスの実施や事業展開が図られるものと考えております。
Q11 様々な世代間の交流が増えたり乳幼児の親をケアする事業など、とても良いと思う。
A11 各施設が持つ「交流」、「子育て」、「健康」といった機能を融合させ、新たな事業展開やサービスの
充実について、引き続き検討してまいります。併せて、事業の運営形態や展開の仕方、必要な専門
職の配置や職員体制等についても検討してまいります。
Q12 新しい施設には新小岩保健センターが入り、栄養士や保健師が常駐するのか。
A12 複合施設は、区の南部における保健サービス提供の拠点としての役割も担うことから、提供する事
業やサービスから必要な専門職員の配置も検討しております。
Q13 事務室や休憩室が共用化されると、プライバシー等が心配である。
A13 施設利用者のプライバシーについては、個人情報保護の観点から適正に管理してまいります。また、
個人情報を事務室内の施錠できるキャビネットに保管するほか、事務室や休憩室の配置場所、事
務室内のレイアウトを工夫することにより、利用者のプライバシー等に十分に配慮した施設として整備
してまいります。
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Q14 乳幼児が遊べる部屋は、子どもの年代ごとに遊べるよう柵などで区切れるとよい。
A14 成長に応じた利用が可能となるよう、乳幼児専用室等のレイアウトの工夫をしてまいります。
Q15 上平井保育園は建替えのタイミングで、民営化や定員の変更等があるのか。
A15 保育園は、複合施設整備後も引き続き区が運営をしてまいります。定員は、現在の定員規模を基本
とし、今後の保育需要に合わせ年齢構成の見直しを検討してまいります。
Q16 保育園が狭くなるのか。複合施設でも子どもたちが安心安全に過ごせるようにして欲しい。
A16 保育園の保育室や園庭等は、法令に基づき面積を確保してまいります。園庭に面して保育室を配
置するほか、午睡の妨げにならないように諸室をレイアウトするなど、子どもたちの良好な保育環境を
確保してまいります。また、専用の出入口を設けるなど、セキュリティについても配慮してまいります。
Q17 西新小岩学童保育クラブはどうなるのか。
A17 学童保育クラブは、児童の安全や保護者が安心して児童を預けられる環境を確保するため、小学
校内や近接地に私立学童保育クラブの整備を進めております。そのため、複合施設内ではなく、上
平井小学校に近接している新小岩保健センター(旧庁舎)跡地に、児童会館が解体される前に整備
してまいります。
Q18 児童会館をなくさないで欲しい。できれば新しい施設の1フロアを児童館専用にして欲しい。
A18 施設の建替えを機に、小学生・中高生を含む多くの方が多目的に利用できる複合施設として整備し
てまいります。引き続き、複合施設全体を活用しながら、児童・生徒の活動を支援する事業を展開し
てまいります。
Q19
整備計画(概要版)に小学生や中高生に対する事業の記載がなかったが、新しい施設は
小学生・中高生は利用できないのか。
A19 小学生・中高生はもちろんのこと、子どもから高齢の方まで、誰もが安心して快適に使える複合施設
として整備していきたいと考えております。紙面の都合上、概要版には記載しておりませんが、整備計
画(本編)には、新しい施設においても、遊びを通じた子どもの健全育成や、中高生の活動支援など
の事業を通じて、引き続き、児童・生徒の活動を支援していくことについて記載をしております。
Q20 複合施設はL型・2階建てなのか。3階にして部屋を増やす等、大きな建物にしないのか。
A20 利用者が使いやすい1階に子育て支援・保健センター関連の諸室等を配置するほか、分かりやすい
レイアウトになるような施設としてまいります。さらに、各施設が持つ、「交流」、「健康」、「子育て」の機
能を効果的に融合し、より良いサービスが提供できることを基本として施設を計画してまいります。
Q21 窓が住宅側にあると活動音等が気になる。近隣の居住環境にも配慮して欲しい。
A21 近隣の方のご迷惑とならないよう、諸室配置や窓の大きさ・位置などの工夫をすることで、活動音等
に配慮した施設となるよう検討を進めてまいります。併せて、利用上のルールについても検討してま
いります。
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Q22 隣の病院が病床増加する際に、オープンスペースの一部を病院へ提供するのか。
A22 区内医療環境の充実を図ることも重要であると考え、隣接して建設される病院の病床が将来的に増
加をする際に対応可能な用地を確保します。
Q23 ホームページに事業者名が出ていたが、その事業者が2年間かけて設計を行うということか。
A23 以前ホームページで公開していた事業者は、「(仮称)新小岩北地域公共施設整備計画」策定にあ
たっての受託事業者です。なお、設計業務は18か月程度を想定していますが、事業者については
今後、選定いたします。
Q24 施設の名前や使用料はどうなるのか。
A24 施設の名称は、新たな複合施設としてふさわしいものとなるように検討を進めてまいります。また、使
用料は今後、条例で定めてまいります。
Q25 より多くの人の意見を聞くために、説明会や意見交換会をもっと行うべきである。
A25 整備計画策定にあたり、利用者アンケートやグループインタビュー、地元町会等地域の皆様への説
明会等でいただいたご意見・ご要望も踏まえ、検討をしてまいりました。今後も利用者や地域の皆様
への情報提供に努めるとともに、皆様からいただいたご意見・ご要望を十分に検討しながら進めてま
いります。
なお、アンケートや説明会等において、「アンケート結果をどのように整備計画に反映させたのか知り
たい」という主旨のご意見をいただきましたので、別紙のとおりご報告いたします。
説明会やアンケート等を通じ、たくさんのご意見をお寄せいただきありがとうございます。
設計に関わることや事業・サービスに関することなど、これから詳細を決定していく内容
に対するご意見も多くの方からいただきました。
今後も、施設を利用されている皆様や地域の皆様のご意見を参考にしながら、施設整備を
進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
【問い合わせ先】
整備計画に関すること ・・・・・・ 葛飾区政策経営部政策企画課
学び交流館に関すること ・・・・・・・・ 地域振興部地域振興課
保健センターに関すること ・・・・・・・ 健康部地域保健課
児童館・学童保育クラブに関すること ・・ 子育て支援部育成課
保育園に関すること ・・・・・・・・・・ 子育て支援部保育管理課
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03-5654-8575
03-5654-8235
03-3602-1231
03-5654-8293
03-5654-8489
(別紙)利用者アンケート等でいただいたご意見について
「(仮称)新小岩北地域公共施設整備計画」の策定にあたり、アンケートやグループインタビューに
ご協力いただきましてありがとうございました。アンケート等を通じて、皆様から主に次のような
ご意見をいただきました。
◆施設整備について
・多くの人々が気軽に利用でき、地域に親しまれる施設にして欲しい。
・様々な集まりに対応できる、出かけやすい開かれた施設にして欲しい。
・少子高齢化、財政難といった将来を見据えて、有効に利用できる施設を望む。
・新たな施設は長期間使用することになるので、維持費のかからない建物を希望する。
子どもから高齢の方まで、地域の多くの方が安心して利用でき、皆が楽しみくつろげる居心地のよい場
所となるように、地域や利用者の方のご意見を参考にしながら、利用者や管理運営などの視点に着目
して、複合施設を整備してまいります。
◆施設の複合化について
・1つにまとまった施設になると助かる。複合施設ができあがるのが楽しみである。
・1か所で多様なサービスが受けられたり複数の目的が果たせるのはとても良い。
・コンパクトになり、これまでできたことができなくなるのはダメだと思う。
・複合化し地域の方々と交流が増えるのは良いが、保育園の衛生面等が気になる。
・多くの人が利用することになるので、保育園等の防犯対策を徹底してほしい。
施設を複合化することで、これまで以上に組織横断的な事業連携やサービス提供が可能にな
ると考えております。各施設が持つ「交流」、「健康」、「子育て」の機能を効果的に融合
することで、区民の皆様により良いサービスが提供できるような、新たな施設を目指します。
また、子どもたちが長時間生活する保育園は、法令に基づく面積を確保するとともに、保健
衛生や危険防止を十分考慮した設備を設けるほか、専用の出入口を設けセキュリティに配慮
するなど、安全安心な保育環境を確保してまいります。
◆バリアフリーへの対応について
・バリアフリーで全ての世代の方が利用しやすい施設にして欲しい。
・エレベーターを設置するなど、高齢者や障害者等への配慮が必要である。
◆災害への備えについて
・多くの人が利用することになるため、地震などの災害に強い施設にして欲しい。
・新しい施設が防災の面からも安心して利用できる施設になることを期待している。
◆環境への配慮について
・環境へ配慮した施設とすることは基本である。
「誰にでも分かりやすく利用しやすい施設」、「安心・安全等への対応」、「環境に配慮し
た施設」等を計画の前提条件として複合施設を整備してまいります。
◆児童館・学童保育クラブ機能に関するご意見
・目が届く範囲で乳児と幼児の各スペースがあるような、乳幼児専用室があるとよい。
・放課後や長期休みの間も子どもたちが安心して過ごすことのできる場所がほしい。
・学童保育が足りなくなると思うので、乳幼児だけでなく小学生も使える施設がよい。
小学生はもちろんのこと、子どもから高齢の方まで、誰もが安心して快適に使える複合施設
として整備していきたいと考えております。学童保育クラブは、児童の安全や保護者が安心
して児童を預けられる環境を確保するため、小学校内や近接地への私立学童保育クラブの整
備を進めております。
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◆ロビーなどの共用スペースについて
・皆が利用するロビーに、コーヒー等を飲める場所があるとくつろげる。
・子どもを遊ばせながらお昼が食べられるようなスペースが欲しい。
・図書コーナーや勉強ができるスペースを作ってほしい。
多目的ロビーや共用スペースは、懇談や飲食ができるスペース、読書や学習コーナーのほか、
サークル活動における作品などの展示や発表会・ミニコンサート等の催しができるような空
間づくりをしてまいります。
◆整備する諸室について
・講演会や各サークルの活動発表ができるような多目的ホールを作って欲しい。
・少人数で利用できる集会室を多く設置して欲しい。
・音を出しても迷惑にならないよう、防音の部屋があるとよい。
・安心して相談できるスペースや健診が受けられるようなスペースがあるとうれしい。
防音設備のある部屋の新設や利用希望の多い洋室を増やすなど、使いやすく、ニーズに合わ
せた諸室を整備するとともに、各種スポーツや発表会等で利用できるホールや、利用規模に
応じて広さが変えられる部屋を設けるなど、多様な活動に対応できるような諸室を整備して
まいります。また、相談室など配慮が必要な諸室については、動線やレイアウトの工夫をし
てまいります。
◆諸室の付帯設備や備品について
・スポーツをする部屋には更衣室やシャワー室が併設されているとよい。
・ダンスで利用できる部屋は、床が板張りで鏡の設置があるとよい。
諸室の付帯設備や備品については、いただいたご意見等を参考にしながら、今後、詳細を検
討してまいります。
◆オープンスペースや外構(駐輪場・駐車場)について
・駐輪場、駐車場を充実して欲しい。施設の周りには公園があるとよい。
・子どもたちが自由に遊べる屋外スペースが欲しい。
地域の方や幅広い世代の方が利用できるようなオープンスペース(屋外広場)を整備してま
いります。駐車場・駐輪場等、外構の整備も含め、今後、詳細を検討してまいります。
◆複合施設の開設時期や工事期間中の対応について
・現在の施設は古いので、一日も早く施設の再編と開設をお願いしたい。
・同時に施設を閉鎖するのではなく、順番に進めるなど工事手順を工夫してほしい。
・工事期間中、他の施設を利用できるようにするなど配慮してほしい。
平成28、29年度の設計後に工事に着手し、平成32年度の供用開始を目指します。
先ずは児童会館・児童遊園を解体し、複合施設を建設しますが、工事期間中、新小岩学び交
流館・上平井保育園の運営は継続します。工事期間中の施設利用や事業の内容・方法等の詳
細につきましては、今後、お示ししてまいります。
◆事業・サービスの充実について
・地域の施設として、多くの世代の人が参加できるような事業を行って欲しい。
・一時保育の実施など、子育て支援の充実を図って欲しい。
◆施設の利用料金について
・受益者負担の意味からも、施設利用者から料金を徴収することは当然であると思う。
・施設の料金は高くならないよう、できれば現状維持となるよう考慮してほしい。
いただいたご意見を参考にしながら、今後、詳細を検討してまいります。
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