平成27年度事業報告 - 斐伊川流域林業活性化センター

平成27年度
事 業 報 告
平成27年度の総会で決定した方針を踏まえ、斐伊川流域林業活性化協議会、企画部会、
加速化部会等を開催し、流域内関係者の合意を図り、取り組みを行った。
島根県においては「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画(H24年度~H27年度)」
が策定され、循環型林業の確立に向けて原木増産対策や木材産業強化にかかるプロジェク
トが進められている。
これら計画の達成のための効率的・安定的経営基盤づくりには、川上~川中~川下の連
携強化が必要であり「森林整備加速化・林業再生事業」の円滑な実施のための地域協議会
の運営や斐伊川流域荒廃林等再生整備基金協定に基づく森林整備の推進等斐伊川流域林業
活性化センターの今後の活動・取組は大きな役割を担っていると考えられる。
今年度においても、先進地視察等による課題把握、各種研修会の開催による人材育成等
の循環型林業の確立に向けた取り組みを進めた。
また今年度は、流域内の林業・木材産業に関わる幅広い関係者・関係機関の連携により
地域材利用促進するため、新たに「斐伊川流域建築用材流通円滑化検討委員会」を設置し、
地域産業の活性化を図るための取り組みを強化することとした。
1、木材生産の推進
(1)森林整備加速化・林業再生事業の円滑な実施
○森林整備加速化・林業再生事業の実施
事業内容 ■地域協議会の運営、事業計画の作成等
■技術研修会、木材利用拡大等の普及啓発活動等
*地域協議会の開催
・活性化協議会 (9月9日)事業進捗状況報告
・活性化協議会 (3月11日:島根県林業会館)
*地域部会の開催
[松江・雲南・出雲]各部会開催
(2)低コストで効率的な木材生産の推進
●研修実施機関:島根県立農林大学校、4流域共催の研修
①路網整備の推進
*しまねで目指す道づくり研修
1回
【飯南町(島根県中山間地域研究センター)】
・6月3日~5日(路網設計技術)
[参加8名]
・9月7日~10日(路網施工技術) [参加3名]
②高性能林業機械による木材生産の推進
*高性能林業機械オペレーター研修 1回
【飯南町(島根県中山間地域研究センター)】
・7月13日~17日(実技)
・8月3日~4日(学科)
[参加9名]
③架線集材機械による木材生産の推進
*林業架線作業技術研修〈基礎コース〉1回
・6月15日~19日、6月22日~26日(実技)[参加5名]
【飯南町(島根県中山間地域研究センター)】
*林業架線作業技術研修〈応用コース〉
[参加4名]
・11月9日~13日、11月16日~20日(実技) 1回 【飯南町(島根県中山間地域研究センター)】
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④作業システムの効率化の現地検討 2回
*路網・高性能林業機械等生産基盤を活かした作業システム効率化現地検討会
10月22日~23日(川本町)
[参加17名]
2月2日~3日(大田市) [参加 8名]
●実施主体が農林大学校以外の事業
①森林施業の集約化・団地化の推進
*四万十式森林作業道研修
講師
林野庁OB
2月9日
40名出席
中岡茂
②木材生産体制の強化
*斐伊川流域森林組合納材協議会「林業技術競技会」の開催支援
10月2日開催
③先進地視察研修
・6月18日、19日 いしづち森林組合、(株)スナダヤ(愛媛県西条市)
おおとよ製材所(高知県大豊町)
36名参加
④島根県再生エネルギー講演会
・5月21日、ホテル一畑
講師 澤 昭裕
⑤林業の成長産業化に向けた研修会
・11月2日、場所 ニューウエルシティー
講師 宮﨑大学農学部
助教 大地俊介
島根県東部農林振興センター雲南事務所
東京大学大学院 教授 酒井 秀夫
151名出席
124名出席
(3)原木生産促進対策の推進
○「循環型林業に向けた原木生産促進事業(県単)」の補助金交付事務の実施
による原木生産(主伐)の促進
補助金額 25,769,680円
2.木材需要拡大の推進
(1)地域木材利用対策の連携推進方策の検討
*斐伊川流域森林・林業・木材産業の活性化に向けた意見交換会
11月27日開催、場所 林業会館外、47名出席
*斐伊川流域建築用材流通円滑化検討委員会設置・準備会開催
2月24日、場所、松江合庁 委員メンバー12名
(2)川上・川中・川下関係機関連携促進対策
①講演会の開催
*流域の川上~川中~川下の連携の意義と進め方について
地域材利用促進講演会
(講師)(有)ウッズ 木材コーディネーター 能口秀一 氏
〇5月13日午後:場所、ホテル宍道湖
105名出席
②木造建築の担い手養成研修
*木造建築に精通した建築士等の養成研修の実施
(委託先)島根県建築士会 しまね木造塾
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(3)スキルアップ研修
①木材乾燥技術の向上研修
*乾燥施設の視察研修の実施
〇7月8日 木材乾燥機研修会 (視察先)野口木材店、こびき屋
27名参加
②営業力強化の研修
*自社製品のPR力、コミュニケーション力向上の研修の実施
〇営業力強化研修
9月16日開催、場所 林業会館、
12名出席
講師 価値組思考コンサルティング 秋井 正宏
③視察
*松江バイオマス発電(株)
11月20日 場所 松江バイオマス発電(株)19名参加
(4)新たな販路開拓への取り組み
*県産材製品展示商談会の開催
(4流域共催)
大 阪:神々の国しまね木材製品展示・商談会(2/4、大阪会館)
名古屋:KENTEN2015(6/10~12、インテックス大阪)
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大 阪:Living&Design 10/14~16、大阪南港ATCホール)
東 京:ジャパンホームショー(11/18~20、東京ビッグサイト)
3.上下流市町が一体となった森林整備の推進
(1)斐伊川流域荒廃林等再生整備基金協定に基づく森林整備の推進
①荒廃林整備の実施(H27年度:14.29ha)
②関係自治体協議会の開催(自治体間調整、個別協定の早期締結支援等)
(2)森林整備協定地の整備(保育管理)
平成13年度から平成23年度までに整備した「森林整備協定地」の保育管理
①森林整備協定地 約293.74ha の適切な保育管理
②関係自治体協議会の開催(事業量・事業費等に係る上下流市町の調整等)
(3)斐伊川流域住民交流会の開催
○住民交流会の開催
(開催地:奥出雲町)10月18日開催
147名参加
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4.その他
(1)県に対する要望活動について
10月2日実施
要望内容
措置状況
循環型林業の確立のため造林補助金を安 平成28年度当初予算において対前年比114%の
定的に確保すること
5億9千万円を措置
森林整備加速化・林業再生事業の後継事 「次世代林業基盤づくり交付金」については、平成
業の「次世代林業基盤づくり交付金事業」 28年度当初予算で61億円が措置された。
の予算確保について国に働き掛けること また、27年度補正予算において(類似事業の)「合
板・製材生産性強化対策事業」が290億円措置され
た。
「しまねの木」建築利用促進事業につい 「木の家ですくすく子育て応援事業」として
て継続実施すること
継続実施(H28~H31)
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