阿部ひでふみ後援会会報

いわき市議会議員
阿部ひでふみ
梅雨時期から初夏を迎えます。皆様にはご健勝で
お過ごしのことと思います。
東日本大震災から5年が経ち、市制施行から今年
で 50 年の節目となります。
この間、いわき市は幾恵もの困難に直面して参り
ました。しかし、市民と行政が一体となって立ち向
かい、着実に歩み克服してきているものと受け止め
ております。そして、21 世紀に復興と再建を成し
遂げていく「いわきの姿」というものを、今こそ作
り上げていなかければならないと思います。一方で、
今も不便な避難生活を送られている方々につきま
しても、早期の生活再建が図られるよう、しっかり
と支援をして参る考えです。
私は、市民と強固な絆のもと力を合わせて、誰も
が安心して安全に暮らせる災害に強い街づくりに
全力を尽くして参ります。
6月定例会は、6月9日から6月 23 日までの 15 日間の会期で
開催されました。今議会に上程された議案は、条例の制定、改正、
補正予算を含む 19 議案であり、全議案について可決・同意いた
しました。なお今議会は、アロハ議会として、本会議では全員が
アロハシャツを着用しました。
◇「震災メモリアル事業方針」を策定
▲議会での阿部議員
東日本大震災の記憶と教訓を後世に伝えていくことを目的と
した「震災メモリアル事業方針」が策定され、薄磯震災復興土地
区画整理事業地内が建設候補地となり、震災資料の収集・保全やアーカイブの構築、学び
の場や追悼と鎮魂の場など、平成 31 年3月の共用開始に向けて、関係機関と協議していく
ことになります。
◇いわき市とアメリカ合衆国ハワイ州カウアイ郡との国際姉妹都市に係る宣言について
本市とカウアイ郡は、フラをはじめとする民族舞踊やマラソンなどを通した交流によっ
て、これまでも友好関係を築いてきました。震災の年の平成 23 年9月に姉妹都市関係樹立
の合意を受けて、調印式を執り行った経緯にもあります。震災以降、早期復興を目指しな
がら、本市とカウアイ郡は観光、文化、スポーツの各分野において交流を深めてきました。
平成 28 年度は、復興集中期間が終了し、調印から5周年、市政施行 50 周年の節目であ
ることから、姉妹都市関係樹立の合意に基づき、本市とカウアイ郡との国際姉妹都市とし
て宣言することになりました。
◇いわき市集会所条例の改正について
東日本大震災によって甚大な被害を受け、改築を余儀なくされた地域集会施設について、
国の復興交付金事業を活用し、市立集会所にとして整備、集会所の追加をするものです。
施設名
いわき市岩間集会所
木造平屋建て
平成 28 年 10 月共用開始予定
◇いわき市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正について
平成 28 年3月に公布された「幼保連携型認定こども園の学級編成、職員、設備の運営基
準の一部を改正する命令」によって、国の基準の一部が改正されたことから、本条例にお
いても同様とするため、条例を改正します。
主な改正は、職員配置の基準の特例の追加ですが、現行は、1つの認定こども園におい
て、園児の教育及び保育に直接従事する職員は2人を下回ることができないとされていま
すが、当分の間、うち1人は保育教諭と同等の知識、経験を有する者が配置できるよう基
準が追加となります。
◇「いわき新舞子ヴィレッジ」の供用開始について
新舞子多目的運動場については、いわき新舞子ハイツの隣接地に、平成 25 年度から、国
の福島定住等緊急支援交付金を活用し、整備を進めてきましたが、多目的運動場は4月9
日に供用を開始。またその隣接地に、日本サッカー協会や国際サッカー連盟の支援によっ
て、人工芝フットボール場が整備され、5月 21 日に供用を開始しました。
二つの施設に加え、既存の体育館やテニスコート、ヘルスプール、宿泊施設である新舞
子ハイツなど全体の総称を「いわき新舞子ヴィレッジ」と決定しました。今後は、国内外
のスポーツ団体の試合、合宿等の誘致に繋げていく方針です。
◇イオンモール小名浜 平成 30 年夏の開業へ
8月 22 日に起工式を行い、本格的な建設工事に着手します。鉄骨地上5階建て、店舗面
積は約 34,000 ㎡。屋上には 2,000 人が約 40 日間過ごせる量の水を蓄える受水槽を設ける
など、防災拠点としての機能充実が図られる予定です。
▲イオンモール小名浜 イメージ図