北陸地方整備局 河川部 水政課 河川管理課 資 料 配 平成28年7月29日 付 北陸地方整備局渇水対策本部の設置について 北陸地方整備局管内では、少雪及び空梅雨にともない、河川流量が減少しており、 この状態が今後も続く見込みであります。阿賀川河川事務所では、阿賀川渇水情報連 絡会を3回開催し大川ダム(福島県会津若松市)の放流量の調整を行ってきましたが、 ダムの貯水量が10%台(発電利水容量を除く)にまで低下し、渇水の事態が予想され るため、今後の降雨、河川流量の状況を踏まえ、渇水に際し適切な対策を円滑に行う ため、平成28年7月29日に北陸地方整備局渇水対策本部(本部長:北陸地方整備 局長)を設置しました。 大川ダムを管理する阿賀川河川事務所でも7月29日に、阿賀川渇水対策支部の設 置をしました。今後、支部において渇水情報連絡会等を開催し、利水者等とも調整を しながら、同ダムの運用を実施していきます。 同時発表記者クラブ 新潟県政記者クラブ 新県政記者クラブ 富山県政記者クラブ 石川県政記者クラブ 福島県政記者クラブ 長野市政記者クラブ 岐阜県政記者クラブ 山形県政記者クラブ 問い合わせ先 国土交通省北陸地方整備局 河 川 部 広域水管理官 水政課長 河川管理課長 電話 025-280-8880(代表) 山田(内線 3516) 市川(内線 3551) 齋藤(内線 3751) 別 紙 北陸地方整備局渇水対策本部の設置について 1.阿賀野川水系阿賀川の降雨、流量の現状 ①会津若松の降雨量は、 4月 例年 67.4 mm に対し、95 mm と例年以上の降雨となっている 5月 例年 69.3 mm に対し、48.5 mm と例年の7割程度となっている。 6月 例年130.6 mm に対し、76 mm と例年の6割程度となっている。 7月 例年217.7 mm に対し、94 mm と例年の4割程度となっている。 (※例年値は洪水を含んだ各月の累計雨量) ② 大川ダムでは、7月28日に利水容量が10%台(発電利水容量を除く)となってい る。 ③ 阿賀川河川事務所では、阿賀川渇水情報連絡会をこれまで3回開催し、大川ダムか らの補給量を14 m3/s から12 m3/s に減らしている。また、7月29日(本日)第4 回の阿賀川渇水情報連絡会を開催し、補給量を12 m3/s から9 m3/s に減らすことと した。 ④ 阿賀川(宮古地点)の河川流況は、例年65 m3/s 程度の流量があるが、現在は4 m3/s 程度となっている。(※例年値は洪水を含んだ 7 月の平均) 2.北陸地方整備局渇水対策本部の概要 ①所掌事務 渇水に関する情報の収集及び伝達に関すること 関係機関との連絡及び調整に関すること 広報に関すること その他渇水対策を推進するために必要な事項に関すること ②過去の設置状況 北陸地方整備局渇水対策本部の設置は、昭和52年からで、これまでに6回設置され ている。 (1)昭和52年 7月 (4)昭和60年 8月 (2)昭和57年 7月 (5)平成 2年 8月 (3)昭和59年 8月 (6)平成 6年 7月
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