学校だより 平成28年7月号 仲間づくり- ②夏休み直前号 【教育目標】 「自ら学び 共に生きる 東っ子」の育成 -認め合い、支え合い、磨き合い、共に生き合う 学校長 大西 義則 これまで小野市で始まった小中一貫教育について紹介してきました。小野市の小中一貫 教育の特徴をひとことで表すなら、「脳科学の知見」を取り入れていることだと述べまし た。今回は、川島隆太先生から小野市に届けられた、最新の情報を紹介します。 7月号の裏面に、「LINEなどの通信アプリは短時間使用でも学力低下!」の見出し で、最新の研究成果を紹介しました。さらに詳しい情報があるので、紹介します。 右の資料は、LINEなどの通信アプリを 1日あたり4時間以上使用するグループと、 使用しない 全く使用しないグループの理科の得点分布を 示したグラフです。横軸が得点を、縦軸が人 4時間以上使用 数の割合を示しています。 使用しないグループの方が、4時間以上使 用するグループより、高得点側に人数が多く 分布していることが分かります。 使用時間が1時間を越えてくると、学力形 成に悪影響が出てきています。小学生でスマ ホの利用者は少数だと思いますが、持たせる ときが来たら、1時間未満の使用にとどめるなど、親と子で約束を決めておくことが望ま しいでしょう。 左の資料は、LINEの通知音が及ぼ す影響について調べた結果です。 作業中に通知音が聞こえるだけで、作 業中の情報処理と動作速度が落ちまし た。また、作業中の注意力も落ちました。 通知音だけで、作業能率も集中力も落 ちています。 家庭で学習するときは、スマホをそば に置かないことが望ましいようです。 ◆ 小中一貫教育校元年⑤ 右の図は、平成26年度と27年度の成績 の変化を示した図です(川島先生提供)。 ① 上に棒が伸びているのが成績の上昇を表 し、下に伸びているのが下降を表します。 ①で示すのは、使用時間が1時間より少な いグループです。「使っていない子どもたち」 「使い始めた子どもたち」「使うのをやめた 子どもたち」「使い続けている子どもたち」 ② のいずれも、成績が上昇しています。 ②で示すのは、「使い始めた子どもたち」 の中の1時間以上使っているグループです。 下降の度合いが、最も大きくなっています。 ③で示すのは、「使うのをやめた子どもた ち」です。②のグループほど大きくはありま ③ せんが、成績は下がっています。使うのをや めても、すぐには向上しないようです。 このように、スマホを1時間以上使うことは、学力に大きな影響を及ぼしていることが 明らかになりました。スマホの使用は、1時間未満にとどめることが望ましいようです。 ◆ スマホの使用は、1時間未満にしましょう! 7・8・9月の行事予定 7月 8月 25日(月) 1学期終業式 20日(土) PTA奉仕作業 26日(火) 夏季休業(~8月31日) ※予備日21日(日) とびうお教室(~28日) 9月 29日(金) プール納め 1日(木) 2学期始業式 12日(月) 自然学校(~16金) 23日(金) 第2回避難訓練 ※ 日時が変更する場合があります。 24日(土) 第2回PTAエコプラン 7月より、小野市に週2日、スクール・ソーシャル・ワーカー(SSW)が、配置され ました。子育ての悩みや相談に対応してくれますので、ご希望の方は担任までご連絡下さ い。SSWとは、教育や福祉の立場から、子育ての問題や課題を改善するための助言を行 います。特に不登校に関する相談を専門としています。 ※ スクール・ソーシャル・ワーカーが配置されました お寄せいただいた74,580円は、神戸新聞社を通じて被災地にお届けします。 ※ 児童会主催「熊本募金」へのご協力、ありがとうございました
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