B ブース紹介02-23

化学・生物棟 1階
対象学年:小学5年以上
ひかり
もっと光を!(Mehr Licht!)
か が く
ちから
ひかり
はな
∼化学の力が光を放つ!∼
40
徳島大学生物資源産業学部応用生命コース 山田 久嗣
1.ねらい
ぶんごう
し
ま ぎ わ
ひかり
い
い
ドイツの文豪ゲーテは、死の間際に「もっと光を!」と言ったとか、言わなかったとか。
ぶんがく
ひかり
いろ
けんきゅう
じょうねつ
さ い ご
こ と ば
おも
文学はもとより、光と色の研究に情熱をそそいだゲーテらしい最後の言葉のようにも思えま
か が く
ちから
つか
ひかり
たいけん
す。ここでは、化学の力を使って光をつくる体験をしてみましょう。
か が く
ちから
ひかり
はな
かいじょう
み
化学の力で光を放つものとして、コンサート会場などでよく見かけるペンライトがありま
ほたる
ひかり
はっこう
ねつ
だ
す。これは蛍の光のように発光しながら、まったく熱を出しません。いったいどうやってあ
ひかり
はな
かがくはっこう
り よ う
んなにきれいな光を放つのでしょうか。化学発光を利用したケミカルライト(ペンライト)
づくりにチャレンジしてみましょう。
ようい
2.用意するもの
えき
かがくはっこうぶっしつ
けいこうぶっしつ
ふく
ようえき
・A 1 液(化学発光物質と蛍光物質 BPEA を含む溶液)
えき
かがくはっこうぶっしつ
けいこうぶっしつ
ふく
ようえき
・A 2 液(化学発光物質と蛍光物質ルブレンを含む溶液)
えき
かがくはっこうぶっしつ
けいこうぶっしつ
ふく
ようえき
・A 3 液(化学発光物質と蛍光物質ペリレンを含む溶液)
えき
さんかざい
ふく
ようえき
・B 液(酸化剤を含む溶液)
3.やりかた
かん
えき
えき
わりあい
い
ポリエチレン管に、スポイトをつかって B 液:A 液 = 1:2の割合で入れる。ポリエチ
かん
いっぽう
はし
と
あと
くら
かん
ふ
えき
ま
レン管のもう一方の端を閉じた後、暗いところでポリエチレン管を振って、液を混ぜる。
4.わかること
かん
えき
ま
かがくはっこうぶっしつ
さんかざい
はんのう
しょう
ポリエチレン管の中の液を混ぜると、化学発光物質と酸化剤が反応してエネルギーが生じ
けいこうぶっしつ
う
いろ
ひかり
はな
ます。それが蛍光物質に受けわたされて、それぞれ色のちがった光を放ちます。
ちゅういじこう
5.注意事項
ようえき
はい
かん
お
まげ
・溶液の入ったポリエチレン管を折り曲げないこと。
やくひん
じっけんご
ようえき
ちょくせつて
ふ
くち
い
・薬品や実験後の溶液に直接手を触れないこと、口に入れないこと。