平成27年度横浜市職員共済組合決算概況

共済時報 第 416 号(平成 28 年 7 月 19 日)
職員共済組合職員共済課
電話 671-3092 FAX664-5379
平成27年度横浜市職員共済組合決算概況
平成28年6月23日に開催した組合会において平成27年度決算が承認されましたので、
その概況をお知らせします。(決算の詳細は、http://www.yokohama-kyosai.or.jp/)
1
組合員数
平成 11 年度末の約 33,000 人をピークに毎年度減少していましたが、25 年度からは増加しています。
27 年度末における短期組合員数は、前年度と比較して 288 人、長期組合員数は 282 人増えました。
○短期組合員数 26,952人(保健給付、休業給付(育児・介護休業手当等)、保健事業の給付)
○長期組合員数 26,730人(年金給付)
2
短期経理
組合員及びその被扶養者が医療機関を受診したときなどの保健給付、休業給付(育児・介護休業手当
金等)等に係る経理です。
事業主負担金 75 億 8,800 万円余及び組合員掛金 76 億 3,400 万円余等の収入合計は 174 億
2,200 万円余となり、前年度と比較して 2 億 7,300 万円余の増となりました。
給付費及び後期高齢者支援金等の支出合計は 166 億 5,600 万円余となり、前年度と比較して、
1 億 6,500 万円余の減となりました。
収支の結果、約 7 億 6,600 万円余の当期利益金が生じたため、短期積立金及び介護積立金に積み増し、
短期積立金は 41 億 800 万円余、介護積立金は 1 億 3,000 万円余となりました。
○ 給付の状況
区
保
分
健 給 付
療養の給付
家族療養の給付
薬剤支給
その他の給付
休 業 給 付
傷病手当金
育児休業手当金
介護休業手当金
災 害 給 付
附 加 給 付
家族療養費附加金
その他の附加金
給付費合計
平成 27 年度
金額(千円)
6,394,200
2,259,004
2,006,132
1,381,602
747,462
1,064,559
174,811
885,535
4,213
892
63,291
49,138
14,153
7,522,942
平成 26 年度
件数(件)
金額(千円)
687,221
227,297
199,243
238,084
22,597
5,247
438
4,753
56
1
2,029
1,384
645
694,498
-1-
6,483,685
2,371,338
2,001,466
1,336,912
773,969
997,028
212,447
780,887
3,694
0
63,485
49,041
14,444
7,544,198
件数(件)
681,790
223,915
199,442
235,498
22,935
4,974
524
4,404
46
0
2,071
1,424
647
688,835
対前年度 増△減
金額(千円)
△ 89,485
△ 112,334
4,666
44,690
△ 26,507
67,531
△ 37,636
104,648
519
892
△ 194
97
△ 291
△ 21,256
件数(件)
5,431
3,382
△ 199
2,586
△ 338
273
△ 86
349
10
1
△ 42
△ 40
△ 2
5,663
3
厚生年金保険経理
被用者年金一元化により年金の決定・支給等の事務の一部が全国市町村職員共済組合連合会に
移管されたことに伴い、平成 27 年 10 月に新設された、年金給付(老齢厚生年金、障害厚生年金、
遺族厚生年金等※)に係る経理です。
事業主負担金 118 億 4,100 万円余及び組合員保険料 80 億 5,700 万円余の合計 198 億 9,900 万円
余を収入し、全額を同連合会へ納付しました。
※
4
一元化前に受給権が発生した年金は、従前どおり「共済年金」の名称で支給されます。
退職等年金経理
被用者年金一元化により平成 27 年 10 月に新設された、「退職等年金給付」(新3階部分)に
係る経理です。
事業主負担金 6 億 9,800 万円余及び組合員掛金 6 億 9,900 万円余の合計 13 億 9,800 万円余
を収入し、全額を全国市町村職員共済組合連合会へ納付しました。
5
経過的長期経理
被用者年金一元化により平成 27 年 10 月に新設された、平成 27 年9月以前に決定した公務災
害による障害年金・遺族年金の費用に係る経理です。
事業主負担金 2,400 万円余を収入し、全額を全国市町村職員共済組合連合会へ納付しました。
6
経過的長期預託金管理経理
貸付事業の実施にあたり、全国市町村職員共済組合連合会からの預託金(※)について管理する経
理です(平成 27 年 10 月新設)。
貸付金利息等 2,300 万余円を収入し、全額を支払利息として全国市町村職員共済組合連合会へ
納付しました。
※「預託金」
地方公務員等共済組合法施行令第 17 条の2第1項第5号の規定に基づき、全国市町村職員共済組合連合会から借り受け
ている貸付金。横浜市職員共済組合において、組合員への貸付及び短期資産運用(普通預金)の方法で運用しています。
7
業務経理
短期経理、長期経理(※)の事務費に係る経理です。
負担金等の収入合計は 2 億 2,300 万円余となり、前年度と比較して 3,300 万円余の増となりました。
事務費等の支出合計は、制度改正に要するシステム改修費等の増により 2 億 1,400 万円余となり、
前年度と比較して 2,500 万円余の増となりました。
収支の結果、800 万円余の当期利益金が生じたため、積立金に積み増し、積立金は 1 億 5,500 万円余
となりました。
※
長期経理については、被用者年金一元化により、平成 27 年 10 月以降は厚生年金保険経理、退職等年金経理及び経過的
長期経理に移行しました。
-2-
8
保健経理
特定健康診査、特定保健指導などの保健事業に係る経理です。
負担金 1 億 4,200 万円余及び掛金 1 億 3,900 万円余等の収入合計は 2 億 8,700 万円余となり、、
前年度と比較して 1,300 万円余の増となりました。
厚生費等の支出合計は、特定保健指導及びがん検診の件数の増などにより、2 億 8,400 万円余と
なり、前年度と比較して 3,000 万円余の増となりました。
収支の結果、200 万円余の当期利益金が生じたため、積立金に積み増し、積立金は 2 億 9,700 万円
余となりました。
○ 保健事業の状況
区
平成 27 年度
分
金額(千円)
件数
金額(千円)
対前年度 増△減
件数
金額(千円)
件数
特定健康診査
15,234
17,416
24,892
18,636
△ 9,658
△ 1,220
特定保健指導
8,978
515
5,916
257
3,062
258
人間ドック
13,558
452
12,815
412
743
40
がん検診
96,808
13,724
61,589
7,730
35,219
5,994
3,529
1,115
4,428
758
△ 899
357
111,459
196,376
119,378
175,990
△ 7,919
20,386
健康管理講習会
1,022
144
1,486
242
△ 464
△ 98
データヘルス保健事業(5事業)
9,760
-
-
-
9,760
-
260,348
229,742
230,504
204,025
29,844
25,717
電話健康相談
総合福利厚生代行事業
合
9
平成 26 年度
計
貸付経理
組合員への住宅貸付、普通貸付などの貸付事業に係る経理です。
全ての貸付において件数が減少し、貸付金利息収入等が減った結果、収入合計は 1 億 8,700 万円
余となり、前年度と比較して 4,600 万円余の減となりました。
支出については、貸付金原資の減少に伴い、支払利息等が減った結果、支出合計は 1 億 200 万円
余となり、前年度と比較して 5,000 万円余の減となりました。
収支の結果、8,400 万円余の当期利益金が生じたため、積立金に積み増し、積立金は 36 億 6,700
万円余となりました。
○ 貸付実績
(単位:千円)
新
区
分
平成 26 年度
貸付件数
規
貸付金額
年度末
1 件あたり
平均貸付金額
貸付総数
貸付金残高
1 件あたり
平均貸付残高
178
217,560
-
4,007
7,385,067
-
住宅・災害
12
82,500
6,875
1,923
6,462,432
3,361
普通・特別
166
135,060
814
2,084
922,635
443
平成 27 年度
79
89,470
-
3,414
6,027,462
-
住宅・災害
4
24,750
6,188
1,700
5,318,958
3,129
普通・特別
75
64,720
863
1,714
708,504
413
-3-
10
長期経理
平成 27 年9月までの年金給付に係る経理です。
「被用者年金一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」に基づき、長期給付
積立金 3,337 億 4,100 万円余を全国市町村職員共済組合連合会に移換しました。
○ 年金給付の状況
区
分
退職給付
障害給付
遺族給付
平成27年9月末
受給者数
21,235 人
238 人
5,127 人
支給金額
(4~9月分実績)
16,024,402 千円
128,468 千円
3,456,422 千円
一人あたり
年間平均支給額(※)
1,510 千円
1,080 千円
1,348 千円
(※)4 月から 9 月の平均支給額を2倍にした数値を記載しています。
11
基礎年金支払経理
昭和 61 年4月1日以降の退職者のうち、公務員の職歴のみを有する基礎年金受給者(1,338 人)
の支払いに係る経理です。
基礎年金国庫金 3 億 9,600 万円余を収入し、全額を基礎年金支払いで支出しました。
注
基礎年金支払事務は、「被用者年金一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律」に基づき、全国
市町村職員共済組合連合会に移換しました。
-4-