特定健診未受診者に対する受診勧奨事業業務委託(単価契約) 仕様書 1 業務件名 特定健診未受診者に対する受診勧奨事業業務委託(単価契約) 2 目的 特定健診事業の周知及び受診勧奨による受診率の向上 3 入札書に記載する金額 消費税及び地方消費税を含まない額とし、かつ、単価(1件分)を記載すること。 4 委託料の支払方法及び算出方法 委託業務完了後1回払い 架電件数に契約単価を乗じた額とする。なお、11(1)の⑥において、3回発信しても 全て不在であった場合も1件分とする。 5 一括再委託等の禁止 契約から生ずる権利又は義務のすべて、もしくは主たる業務である電話による受診 勧奨業務について、第三者に委託し、または請け負わせてはならない。 6 実施期間および実施時期 契約の日から平成28年11月30日まで 7 実施対象者(リスト)数 19,000 名(予定) ※実施対象者数は予定数であり変動する場合がある。 8 業務遂行場所等 受託業者が用意したコールセンターにて行う。 9 業務委託の条件 特定健診未受診者に対する受診勧奨の経験があること。 10 事前協議及び業務計画書の提出 ① 作業の詳細については、事前に市との打合せを行い、電話対応マニュアルの作成、 事務従事者の教育等を経たうえで架電を開始すること。 ② 業務実施前に業務計画書(業務名称、業務実施体制、業務従事者名簿、緊急連絡体 制、作業スケジュールを記載のこと)を作成、提出し市の承認を受けること。 11 業務内容 (1)電話による受診勧奨 ① 市より提供する対象者リストをもとに電話発信業務を行う。 ※ 対象者リストは、契約後速やかにcsv形式等の電子データで提供するもの とし、格納する項目は、対象者の氏名、フリガナ、電話番号、住所、性別、生 年月日等とする。 ② 架電担当者に対し、必要な研修、教育を行い、特定健康診査に関する一般的事 項並びに当市特定健康診査について、実施時期、実施場所、健診項目、受診方法 及び受診者自己負担額等の案内及び同時に実施するがん検診、助成制度申請の問 い合わせに対する回答がスムーズに行える体制を整えること。 ③ 対象者に対し、特定健康診査受診の勧奨を行うとともに、特定健康診査に関す る説明、基本的な質問に対する回答を行う。 また、対象者を次の4グループとし、そのグループにあった説明をする。 ア 平成28年度の新規対象者 →国民健康保険特定健康診査の案内、受診の勧奨 イ 平成27年度に初めて特定健康診査を受けた者 →継続受診の勧奨 ウ 平成27年度電話勧奨で受診すると回答したが実際には受けなかった者 →未受診の理由等の情報を把握し個人にあった情報提供を行う。 エ 前年度未受診者 →国民健康保険特定健康診査の案内、受診の勧奨及び未受診の理由等の情報 を把握し個人にあった情報提供を行う。 なお、実施にあたっては、市より提供する想定問答集、資料等をもとに、業務 マニュアル、質疑応答マニュアルを市と協議のうえ作成し、必要に応じて追加、 更新すること。 ④ 自費で人間ドックを受診した者及び勤務先等で健康診断を受診した者には助成 金の申請ができるため、健診結果を提供するように依頼する。 (確認内容について は、市と受託者で協議のうえ決定する。 ) ※下線二重線部分については特定健康診査実施期間中に特定健康診査実施医療機 関で受診した場合は除く。 ⑤ 診療情報提供した者には記念品を送付する制度があるため、診療における検査 結果を提供するよう依頼する。 (確認内容については、市と受託者で協議のうえ決 定する。 ) ⑥ 対象者に発信した際、留守番電話又は不在の場合には、曜日・時間等を変更し、 最低でも合計3回まで発信を行うこと。なお、1回目の電話は平日の9時から 17時までとし、2回目以降の電話の内1回は土曜日、日曜日若しくは祝日の 9時から19時または平日の17時から19時までの間とすること。 ⑦ 留守番電話だった場合には、留守番電話にコールセンターの名称及び電話の趣 旨等のメッセージを残すこと。メッセージの内容は別途、市と受託者で協議のう え決定する。 ⑧ 対象者以外と対話した場合には、 コールセンターの名称・電話の趣旨等を伝え、 対象者が在宅している可能性の高い日時を聞き取り、再度電話すること。 ⑨ 対象者からの折り返しの問い合わせがあった場合には、特定健康診査に関する 説明、基本的な質問に対する回答は行うものとし、それ以外のものについては市 への問い合わせを案内すること。 (2)対話内容等の記録と報告 対話内容等の記録をとり、市へ日次報告及び月次報告を行う。なお、報告書の 項目・様式等の詳細については別途、市と協議のうえ決定する。 ① 日次報告 前日の発信結果により、特定健康診査受診券の再発行希望者、助成制度申請希 望者(勤務先で健診を受診し健診結果を市に提出できる者、自費で人間ドック受 診した者) 、情報提供に協力者のほか、対象者との通話で市に報告を要する者を翌 営業日の午前中に市へ提出すること。 ※下線二重線部分については特定健康診査実施期間中に特定健康診査実施医療機 関で受診した場合は除く。 ② 月次報告 前月の発信結果(コンタクト数・発信数等の数値報告に加え、発信結果の集計・ 分析、意見・提案等の報告)を取りまとめた報告書を作成し、市へ提出すること。 ③ 随時報告 上記①及び②のほか、対象者との通話により、市への報告につき急を要すると 認められるものについては、その都度報告すること。 ④ 最終報告 業務開始からの発信結果(対象者個人ごとの発信結果、コンタクト数・発信数 等の数値報告に加え、発信結果の集計・分析、意見・提案等の報告)を取りまと めた報告書を作成し、市へ提出すること。 12 通話可能回線等 電話発信においては、専用ダイヤル(フリーダイヤル、フリーコールなど)又は一 般回線を用いて実施し、非通知発信はしないものとする。なお、専用ダイヤル又は一 般回線の番号については、フリーダイヤル等の地域性のない番号又は「049」で始 まる川越市内の番号とし、市と協議のうえ決定する。 13 業務実施に必要な経費 (1)業務実施に必要な設備費、電話回線使用料、通信費、従事者に要する費用、光 熱費、消耗品費及び施設使用料等、本業務に要する費用については、全て本委託 費に含む。 (2)市は、本業務に必要な資料等を受託者に無償で提供する。 14 秘密の保持及び個人情報保護に関する事項等 (1)秘密の保持 ① 業務受託者及び業務従事者は、委託業務の履行に際して知り得た事項は、契約 期間のみならず、準備期間及び契約終了後においても、一切第三者に漏らしては ならない。 ② 業務受託者及び業務従事者は、端末機に入力されている情報並びに、この契約 を履行するために用いた資料及びその結果等について、第三者に転写、閲覧及び 貸出等してはならない。 ③ 業務受託者及び業務従事者は、委託業務完了後は、市の指定により保管を要す るものを除き、市より受領したデータを速やかに市に返却するとともに、作成し たメモ等の記録を消却、裁断及び返納等、使用不能な方法により処分しなければ ならない。 (2)個人情報の保護 業務受託者及び業務従事者は、委託業務の履行に伴い、個人情報を取り扱うと きは、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)及び川越市個人 情報保護条例(平成16年条例第19号)を適用する。 15 その他 本仕様書に定めのない事項については、市と協議のうえ決定すること。
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