参考資料 [PDFファイル/922KB]

豊橋市、西尾市、高浜市記者クラブ同時発表
あいちの四季の魚(夏)
平成28年7月20日(水)
愛知県農林水産部水産課
環境・栽培グループ
担当 坂口・成田
内線 3791・3792
ダイヤルイン 052-954-6461
ウナギ
土用の丑の日を前に、愛知県産のうなぎをPR
~知事がうなぎ料理を試食します~
今年の土用の丑の日は、7月30日(土)です。愛知県はうなぎ養殖生産量全国2位であ
り、今年も土用の丑の日に向け順調に生産されています。生産者は資源保護に取り組みな
がら、しらすうなぎを大切に育て、県産うなぎの持続的な生産と伝統的な食文化の継承に
貢献できるよう努力しています。そこで、土用の丑の日を前に、生産者団体の代表が知事
を訪れ、生産状況を報告するとともに、うなぎ料理を知事に味わっていただき、おいしい
愛知県産うなぎをPRします。
1
日時及び場所
日
時
平成28年7月26日(火)
午前11時40分から正午まで
場
2
所
愛知県公館 1階
出席者
○愛知県養鰻漁業者協会
会
やまもと
こうじ
長
山本
副 会 長
市川
理
事
杉浦
顧
問
山田 たかお(愛知県議会議員西尾市選出)
顧
問
○高浜市
○豊橋市
○西尾市
いちかわ
すぎうら
浩二(一色うなぎ漁業協同組合長)
てつお
誓男(豊橋養鰻漁業協同組合長)
せいいち
清一(碧海養鰻漁業協同組合長)
やまだ
わたなべ
やすし
よしおか
はつひろ
渡辺
吉岡
きむら
靖 (愛知県議会議員西尾市選出)
初浩 市長
くにひさ
木村
邦久 副市長
こじま
とういち
小島
統市 副市長
3 試食するうなぎ料理
しんこ
この時期に出荷される愛知県産の新仔(新物)のうな
ぎを使った「鰻重」を試食します。
鰻重
参考資料
1 土用の丑とうなぎ
うなぎは栄養価が高く、疲労回復に効くビタミンA、B1、EやEPA(エイコサペ
ンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などが豊富に含まれている。
夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、「丑の日に『う』の字が付く物を食べる
と夏負けしない」という言い伝えからヒントを得た平賀源内の発案により、江戸時代か
ら広まったといわれている。今年の夏の「土用の丑」は、7月30日(土)である。
2 愛知県の養鰻業の現状
本県の養殖うなぎ生産量は、平成27年は5,116トン(過去3年平均比126%)
である。本県生産量は全国第2位となっており、全国シェアは約26%である。本県で
は、西尾市、豊橋市、高浜市、弥富市などでうなぎ養殖業が営まれている。
平成28年は、うなぎ養殖の種苗であるしらすうなぎの池入れが概ね順調で、5月
29日の新仔うなぎ初出荷を皮切りに順調な出荷が続いており、土用の丑に向けて出荷
が本格化している。
これらの産地のうち、西尾市の一色うなぎ漁業協同組合は平成19年に「一色産うな
ぎ」を、豊橋市の豊橋養鰻漁業協同組合は平成24年に「豊橋うなぎ」をそれぞれ地域
団体商標に登録しており、地元産うなぎのPRと販売促進に取り組んでいる。
一色産うなぎの登録商標
豊橋うなぎの登録商標
県別うなぎ養殖生産量(平成27年)
順位
1
2
3
4
鹿
愛
宮
静
全
県 名
児 島
知
崎
岡
国
県
県
県
県
生産量(トン)
8,007
5,116
3,315
1,834
19,913
全国シェア(%)
40.2
25.7
16.6
9.2
-
(農林水産統計)
3
県の養鰻振興策
(1) 総合的なうなぎ資源保護対策
平成24年度から、全国に先駆けて愛知県養鰻漁業者協会や内水面漁協と連携し、
①産卵のため海に向かう下りうなぎの採捕自粛・再放流、②川へ上るしらすうなぎの
採捕日数の縮減、③うなぎの放流による資源増大などの取組を実施している。
(2) 水産試験場の取組
国立研究開発法人 水産研究・教育機構等と協力し、種苗生産技術確立のための技術
開発に取り組んできた。平成3年には世界で初めて雌化養成親魚から採った卵のふ化
に成功している。近年は、人工種苗の生産に必要な水質が悪化しにくい飼料の開発や、
放流用雌うなぎの育成技術の開発等に取り組んでいる。
(3) 国の施策・取組に対する愛知県からの要請
「水産業振興施策の充実」として、①国際的なうなぎ資源管理の着実な推進ととも
に、養殖生産量の制限は資源保護と零細生産者の経営が両立できる基準とすること、
②人工種苗量産化の技術開発に引き続き取り組むこと、を平成27年度に国に対し要
望した。
(4) うなぎの消費拡大への取組
うなぎを、平成24年にあいちの四季の魚(夏)に選定するとともに、水産課ホー
ムページ等を使っての情報発信や農林水産フェア等のイベントで県産うなぎのPR
を行っている。
また、平成28年2月のあいちの農林水産物のPR強化月間では、県産うなぎをも
っと食べてもらうため、県養鰻漁業者協会と一緒に金山総合駅構内イベントスペース
にて「うなぎ消費喚起推進イベント」開催した。
4 愛知県養鰻漁業者協会
(1) 組織
・設 立:昭和47年9月
・会員数:136名
一色支部(主に一色うなぎ漁協):104名
東三河支部(主に豊橋養鰻漁協):
・会
21名
碧海支部(主に碧海養鰻漁協)
:
9名
海部支部
:
2名
やまもと
こ う じ
長:山本 浩二(一色うなぎ漁協組合長)
・事務局:愛知県漁業協同組合連合会
(2) 事業内容
愛知県産うなぎの消費拡大の啓発普及、資源増大のための親鰻放流、しらすうなぎ
の安定確保並びに流通の適正化を図るための調査、養鰻技術向上のための支援などを
行っている。