1.人口減少下における下水道計画手法 概要 我が国は、平成18年をピークに人口減少に転じ、50年後にはピーク時の約7割にまで人口が減少することが予測されています。ま た、昨今の財政事情も厳しさを増しており、下水道事業の整備・管理に対しても深刻な影響を及ぼすと思われます。今後は、必要に応 じて持続的に適切な下水道整備・管理を実施できるよう、これまでの人口増加等を前提とした下水道計画手法に新たな考え方を導入 する必要があります。 業務実施のメリットや効果 ① 人口減少下における地域特性や時間軸を考慮した下水道整備手法の選定、計画区域の設 定、人口フレーム・計画諸元の設定、下水道施設計画の策定が行えます。 ② 既存ストックを有効に活用しながら、効率的な処理施設の高度化を図れます。また、他の汚 水処理施設を含む処理区の統廃合、水処理施設、汚泥処理施設の共同化を計画に反映で きます。併せて、あらたな再資源化施設への取り組みを推進できます。 ③ 人口減少による使用料収入減等に備え、適切な財政見通しを立て、事業の継続性を確保で きます。 ① 全体計画の策定・見直し 1) 将来人口の予測と計画人口の設定 2) 全体計画区域の設定・見直し 3) 整備手法のあり方(下水道整備重点 区域、機動的な整備手法の導入区域 の設定等) ② 下水道の質的向上に向けた既存ストック 有効活用 1) 処理施設の高度化 2) 処理区の統廃合、処理施設の共同化 ③ 人口減少を見込んだ適切な財政見通 し
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