法学部

オープンキャンパス2016 ミニ講義 ラインアップ
法学部
日時
ミニ講義詳細
教員
川崎 恭治
7月16日
10:30~11:10
最近、日本の領海を中国の(公)船が侵犯したと報じられることがありますが、領海侵犯という
のは紛らわしい用語で、一般に外国船舶は他国領海内では「無害通航権」を有しているので、
国際法とはどのようなものか 領海に立ち入ったことそれ自体ではなく、立ち入り方が「無害」ではなかった(あるいは速やか
な「通航」ではなかった)ことが問題となっています。最近の事例を紹介することを通して、その
奥にある国際法秩序の基本的な仕組みについて考えたいと思います。
8月5日
10:30~11:10
国レベルで法律を作っても、全国各地で、法律が同じように効果的に運用されるとは限りませ
地方自治と地域活性化(元
ん。むしろ地域の個性や条件に応じて、現場から「政策」を考える必要があります。元気な地
気なまちを考える)
域を支えるために必要なことを一緒に考えてみましょう。
打越 綾子
8月6日
10:30~11:10
ある殺人事件を通して、刑法と憲法の役割を考えます。裁判員裁判制度ができた現在、成人
尊属殺人事件から考える刑
になれば誰もが他人を裁く可能性があります。正義と法の関係に悩むことはとても意味があり
法と憲法
ます。法律学の醍醐味はまさにそこにあるのです。
大津 浩
10:30~11:10
えん罪はどうして起きるの
か?
8月7日
「えん罪事件」という言葉はよく聞きますね。警察は真犯人を捕まえるのが仕事ですし、裁判で
は間違って人を有罪にしたりしないよう証拠に基づいて判断を下しているはずなのにどうして
このような間違いが起きるのでしょうか。その原因や対策を考えてみましょう。
法学部スペシャルプログラム ゼミナール体験
指宿 信
(8月6日のみ実施)
「少年犯罪被害者の実名報道は許されるか」
皆さんは、少年犯罪被疑者の実名報道は許されると思いますか。また、ヘイトスピーチ(差別煽動表現)の規制は許されると
思いますか。だめ、かまわない・・・どちらも成り立ちそうですね。8月6日の体験ゼミでは、実際にあった事件を素材にして、反
対派、賛成派に分かれてこれらの問題を「法的に」(?)議論してみたいと思います。同じ考えの人と意見をまとめ上げる、そう
して相手側に挑んでいく。他人の前で話すのが苦手な方も大歓迎。
リーガルマインドの一端を是非、体感してみてください!