一学期終業式 式辞

一学期終業式
式辞
今日は一学期の終業式です。皆さんの今学期はどうだったでしょうか。
終業式にあたり2つ、お話したいと思います。
まず一つは、志賀中学校の「学校教育目標」についてです。
皆さんは「学校教育目標は?」と聞かれてどうですか。答えられますか。ちなみに「あいのしが」ではありません。
志賀中学校の学校教育目標は入学して配布された「志賀の道標」の中で見たことはあるけど、どんな目標だったか
覚えていない人が多いのではないかと思います。
その目標とは、「心ひらき
つながり
高めあえる人を育てる教育」です。
志賀中学校では、皆さんの学び合う学習スタイルが県内でも先進的な取り組みであるということで、毎回、県内外
から大勢の先生方が授業参観や研究会に来ていただいています。
志賀中学校のこの学習スタイルが、学校教育目標の実践そのものなのです。グループの人に聞いたり、一緒に考え
たり、教え合ったりしながら、みんなで学力を高めあっていくこと。になっているのです。先生たちもこの学校教育目
標を意識した教育活動の実践に日々努力しています。明日からは、家庭学習が中心となります。時間を計画的に使い、
家庭での「自己学習」の夏休みを充実させてください。
もう一つお話します。
それは、災害と「夢と志」の実現についてです。
4月14日に発生した熊本地震では、震度7を2度も観測してから3か月がたちました。
この熊本地震では、59人の方が亡くなられ、南阿蘇村では今も1人の方の行方が分かっていません。熊本県によ
りますと、今もおよそ4600人が避難所での生活を余儀なくされているほか、多くの人が自宅の車庫やテント等、
いわゆる「軒先」で避難生活を続けています。避難生活が長期化する中、エコノミークラス症候群だけでなく、これか
らの暑さ対策や台風時の安全確保なども課題です。そして、15万7000棟余りの住宅で地震による被害が確認さ
れ、その内全壊と半壊合わせて、3万4360棟に上っています。しかし、仮設住宅の完成は全体の40%。断水は6
47世帯。地震から3か月たった今も依然、生活の再建が大きな課題となっています。
また、皆さんが、小学生の時に発生した東日本大震災からすでに5年が経過しました。
私は、ちょうど一年前の7月27・28日に、前任校の全校生徒とともに、東北の仙台市と隣接する太平洋に面した
東松島市の海岸線の被災地を訪問してきました。海岸線には、10m近い高さの防潮堤が延々と造くられていましたが、
その周りは何もなく、復興というにはまだまだで、復興はこれからだなと強く感じる防潮堤だけの風景でした。
東北や熊本など、被災地の生活状況を言葉ではなかなかうまく伝えられませんが、私たちの想像を超える大変さ、
辛さ、不便、苦労が今なお続いているということは、まぎれもない現実です。
その中には皆さんと同じ中学生も大勢いるのです。
志賀中学校の教育目標にある「つながり」の言葉を実践してくれている人たちがいます。熊本地震から1か月後の
5月15日に、ここにいる生徒会執行部のメンバーが「大津っ子まつり」の広い会場で、一日炎天下の中、大きな声を
出し義援金募金を来場者に呼びかけてくれました。その日1日だけで 20 万円を超える募金が集まりました。
そして、その後も6月、7月と校区内にあるJRの駅前で、募金活動を続けてくれています。
私は、生徒会のメンバーだけでなく、ここにいる志賀中生のみなさんにも自分ができる支援についてぜひ考え、で
きることがあれば実行に移してほしいと思っています。
この夏休みに、「わが家のルールづくり」を親子や家族で話し合い、夏休み明けに提出してもらうことになっていま
す。そんな時に、震災支援について、自分や家族でできる支援を話し合ってくれるとうれしいです。義援金やボランテ
ィア以外にも、メッセージや言葉で励ましたり、「心の交流」等もあると思います。いろいろな形、やり方の支援を一
人でも多くの人に考えてもらい、少しでも行動できることがあれば実行してもらいたいと思います。
被災地でもみんなと同じ中学生が、明日からの夏休みを迎えます。生活状況が大変な中でも、その中学生たちにも
「夢と志」を持ってその実現に向けて頑張っています。ここにいる皆さんも自分の「夢と志」を実現させるための努力
を惜しまず、甘えず、ぜひ続けてほしいと思います。
明日からの夏休み、「安全と健康」にも十分に気をつけた生活で、元気な姿で8月30日の二学期の始業式に、この
場に集まってくれることを願っています。
以上
一学期終業式の式辞とします。