学校だより 学校長 福 島 県 立郡 山 養護 学 校 平 成 ２ ８年 ７ 月２ ０ 日 平成２８年度 第１号 挨拶 「校長と保護者の懇談会」を学部ごとに（小学部は低学年と高学年）分け て、計四回開催させていただきました。ご参加いただきました保護者の皆様、 大変ありがとうございました。 学校に対する厳しいご意見やご要望が多数寄せられることを想定してお りましたが、実際には、本校職員の日頃の指導のことや家庭と綿密な連絡に ついて感謝いただく発言を数多く頂戴し恐縮しております。保護者の皆様の 話を拝聴しますと、保護者の視点から考える肢体不自由特別支援学校の存在 意義や専門性についてお教えいただいたと感じました。 上妻 弘 今後とも、本校が児童生徒や保護者の皆様から更に信頼されるために何を する必要があるのか、どのような指導・支援を講ずればよいのか等、学校全 体で検討し、よりよい実践につなげていきたいと思います。 本校では、自立活動の学習の一環として水治 の学習を行っています。水の中だと浮力がはた らくため、陸上では身体を動かしにくい児童生 徒が、身体に入った力を動かしやすくなります。 また、水に浮きながら身体を弛めていくことで、 筋緊張が弛みやすくなり、身体が楽になること ができます。 児童生徒それぞれに合った補助具等を使うこ とで安心し、楽しみながら陸上ではできない動 きを練習することができます。児童生徒が、と ても楽しみにしている学習活動の一つです。 本校では、ＡＴ機器（タブレット端末、スイッチ等 の支援機器）を活用し、子どもたちのよりよい学びを 目指して、日々授業を行っています。 小学部のＡ君は、赤外線リモコン、ジェリービーン スイッチ等を組み合わせて、電動シャボン玉機を操作 することができました。スイッチとシャボン玉機との 関係に気づき、自分から進んでスイッチを押す姿も見 られました。 高等部ではタブレット端末を使って授業をしていま す。ノートの代わりにしたり、自分の意見を入力した り、わからないことを調べたりしながら学んでいます。 高等部には、商業科、工業科等の選択教科 が設置されています。専門教科を履修しなが ら資格習得をめざし、それぞれの進路実現に 向けて取り組んでいます。 商業科では、情報処理や簿記を学び、毎日 真剣に授業を受ける生徒の姿が見られてい ます。また、日々の授業の成果が各種検定の 合格に結びついています。昨年度は「情報処 理検定１級」 「簿記検定２級」 「ワープロ検定 ３級」を取得しました。 寄宿舎では、卒業後の生活を見据えて自分 でできることを増やせるよう、寄宿舎全体で 行う舎生会行事、グループで行うゾーン会・ お楽しみ外出・自治会や余暇活動、個々の生 活の積み重ねからなる友達とのかかわりや 身辺整理など、生活のいろいろな場面で生活 習慣が身につけられるよう指導・支援に取り 組んでいます。 お問い合わせ先：TEL 024-951-0247 ホームページ http://www.koriyama-sh.fks.ed.jp
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