三木市LED照明灯導入促進事業 特記仕様書

平成28年度 三木市 LED 照明灯導入促進事業に係る
LED 照明導入調査業務特記仕様書
第1条 本特記仕様書は下記業務委託に適用するものとする。
業務名 : 三木市 LED 照明導入調査業務
業務場所: 三木市全域
業務期間: 契約締結の日から平成 29 年 3 月 31 日まで
第2条 業務内容
第1項
設計計画
業務の内容・主旨を把握したうえで、特記仕様書に示す業務内容を確認し、業務計画書を作成、発
注者に提出するものとする。
第2項
資料収集整理
本業務の実施にあたっては、過去に実施された現地調査資料および台帳などの既存資料を収集し、
整理するものとする。
第3項
現地調査
(1) 現地調査
本業務では、三木市に設置されている道路照明灯を対象とした現地調査を行うものとする。
現地調査では、前項で整理した既存資料の内容を踏まえて、以下の項目を調査するとともに、現地
の設置状況が判る写真を撮影するものとする。
【調査項目※】
① 照明種別、数量、ワット数
② 電柱番号
③ 照明灯管理番号
④ 灯具設置高さ
⑤ その他必要な事項
※調査項目については、調査実施前に本市監督員と協議のうえ最終決定するものとする。
(2) データベースの作成
本業務では、既存資料および現地調査によって整理した道路照明灯について、位置情報と整合
させたデータベースを作成する。LED 照明導入後の維持管理を踏まえて、作成するデータベース
のデータ形式は、現在道路台帳の管理を行っている道路台帳管理システムに格納されているもの
と同様の汎用性の高い GIS データ形式「シェープ形式(shape)」とする。また、データベース
作成には照明灯のみでなく、引込盤・引込柱の資料も併せて作成すること。
(3) 電力会社資料との突合
調査結果をもとに、関西電力(株)の請求内容とのデータ突合を行い、管理台帳の精度向上を図
ること。
第4項
LED 照明導入計画の策定
(1) 現況分析による条件設定
現地調査に基づき計画条件、及び計画上の基本事項の整理、検討を行うものとする。
当該計画においては、既存道路照明灯の設置されている地域や設置・利用状況、周辺施設の状況、
路線の重要性や役割、道路構造の観点等を踏まえてから必要とされる明るさを設定するものとする。
(2) 灯具規格の設定
前項により設定された条件に基づき、地域毎に必要な明るさを満足する灯具を設定する。
本業務では、一般社団法人環境技術普及促進協会制定の「平成 28 年度二酸化炭素排出抑制対策事
業費等補助金(地域における LED 照明導入促進事業)交付規定の別添「地域における LED 照明灯照
明導入促進事業における LED 照明技術基準」を満たす製品を採用するものとし、本プロポーザルで
選定されたメーカー製品とする。
ただし、街路灯(景観照明)においては、全灯を補助対象とはせず、本発注て提示する「LED 街路
灯照明器具技術基準」を満たすものを採用して差し支えない。(この場合、補助対象とならない照
明も出てくるが、本市として問題はない)
(3) LED 導入効果検討(光熱費・維持管理費の分析)
三木市全域に設置されている道路照明灯を LED へ更新した場合の導入効果を、経済面、環境面な
どの観点から総合的に検討するものとする。また、二酸化炭素の削減効果についても検討すること。
(4) LED 照明導入計画書の策定
LED 照明導入補助事業着手に向け、一般社団法人環境技術普及促進協会に提出する LED 照明導入
計画書として取りまとめるものとする。
第5項
維持管理手法の検討
本該事業では、10 年間のリース方式によって 971 灯(導入効果検討によって変動)もの LED 照明を
一気に導入する予定である。今後、これらの多くの道路照明灯を効率的に維持管理するための手法を
検討するものとする。
第6項
報告書作成
上記、第 1 項から第 5 項について、本調査業務の成果報告書としてとりまとめる。
第 7 項 業務成果品
① 現況調査報告書
② LED 照明導入計画
③ 照明灯管理台帳(データ)(紙ベース及び電子媒体「シェープ形式(shape)」)
④ 発注者との協議記録
⑤ 地域における LED 照明導入促進事業に必要な各種資料
⑥ その他発注者との協議において必要とされたもの
なお、LED の導入台数については、971 灯を基本とするが、LED 照明導入に伴う概算事業費を算出
し、LED 化による縮減コストとリース方式による導入費用との差額を精査して決定するものとする。
第 8 項 その他
(1) 契約締結後、業務計画書を基に発注者と調整を図ること。
(2) 調査中に発生した事故等の対応は、受注者の責において対処すること。
(3) 本業務における安全・衛生対策については、関係諸法令を遵守すること。また、作業の安全及
び環境に配慮すること。
(4) 本業務を遂行するうえで知り得た情報及び本業務に係る内容は、
発注者の許可なく第三者に漏
らしてはならない。
(5) 本仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、両者協議の上、決定すること。
平成28年度 三木市 LED 照明灯導入促進事業に係る
LED 照明導入補助業務特記仕様書
第1条 本特記仕様書は下記業務委託に適用するものとする。
業務名 : 三木市 LED 照明導入補助業務
業務場所: 三木市全域
業務期間: 契約締結の日から平成 39 年 2 月 28 日まで
第2条 業務内容
第1項
事業の実施
LED 照明導入調査事業特記仕様により作成された導入計画に基づき、一般社団法人環境技術普及促
進協会制定の「平成 28 年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域における LED 照明導入促
進事業)交付規定の別添「地域における LED 照明灯照明導入促進事業における LED 照明技術基準」を
満たす灯具の設置をリース方式により実施するものである。
ただし、街路灯(景観照明)においては、全灯を補助対象とはせず、本発注て提示する「LED 街路灯
照明器具技術基準」を満たすものを採用して差し支えない。(この場合、補助対象とならない照明も
出てくるが、本市として問題はない)
第2項 設置工事の実施
ア 施工計画の策定(施工方針、実施体制、施工計画等)
イ 自動点滅器
・LED内蔵タイプに取替えた場合は、自動点滅器を撤去し、保管すること。
・LED内蔵タイプでないものの場合は、既存自動点滅器を耐久性のある電子式の
自動点滅器に取替え、保管し関西電力㈱と協議のこと。
ウ 地元業者(電気工事を含む)の活用及び地域経済の活性化
地元業者の活用に伴う具体的な計画は、事前協議により調整を図る。
エ 関西電力㈱へ使用電力変更申請
オ 管理プレートの取付
管理票番号プレートもしくはそれに準ずるものを取り付けることとし、今回 LED 化を
行わない照明灯(すでに LED 照明化済のもの等)への対応についても行うこと。
また、通報の一次受付を含め維持管理として提案すること。
カ 工事に伴いアタッチメント、遮光板、角度調整等が必要となる場合は、対応するとも
にその費用は、事業者の負担とする。特に、農地周辺については光害対策を含めた提
案をすること。
キ 施工に伴う瑕疵は、事業者の責任となる。
ク 本事業における施工期間中の交通規制等の安全対策については、所轄署との協議によ
る。
ケ LED化工事において、第三者に損害を及ぼしたときは、事業者がその損害を賠償し
なければ ならない。
コ 取外した灯具等については、関係法令に基づき適切に処理すること。
第3項 検査
LED化工事完了後、灯具が使用できる状態で、本市立合いの上、検査を受けること。
検査に伴い、必要となる書類、図面、写真等は、本市と事前に調整を図ること。
検査に要する費用はすべて事業者の負担とする。
第4項
維持管理
事業者は、設置後の故障等の修理に関して迅速な対応が可能な体制を提案すること。また、保
守においても、地元業者の活用を検討すること。
修理が完了した場合は、本市に書面をもって報告すること。
LED 照明導入補助事業契約を締結したリース会社は、維持管理の補償をリース期間中行うもの
とする。
第5項
リース金額(1年間)
LED 照明導入補助事業による1年間のリース料とは、導入に要した費用より環境技術協会か
ら民間会社へ支払われる補助金(補助率1/4:上限は 1,500 万円)を控除し、10 年間の保
守及び維持管理費とリース料率を加算した総額により計算された1年分のリース金額をいう。
第 6 項 その他
(1) 契約締結後、施工計画書を基に発注者と事前調整を図ること。
(2) 本業務における安全・衛生対策については、関係諸法令を遵守すること。また、作業の安全
及び環境に配慮すること。
(3) 本業務を遂行するうえで知り得た情報及び本業務に係る内容は、
発注者の許可なく第三者に
漏らしてはならない。
(4) 本仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、両者協議の上、決定すること。