2016 年 7 月 14 日 報道関係各位 三菱地所株式会社 食を通じた東日本大震災復興支援活動「Rebirth 東北フードプロジェクト」 オリジナル缶詰「はらくっつい TOHOKU」 第 1 回日本災害食大賞「復興支援特別賞」を受賞 三菱地所は、東日本大震災復興支援活動「Rebirth 東北フードプロジェクト」*の一環として商品開発を行ってきた オリジナル缶詰「はらくっついTOHOKU」が、第1 回日本災害食大賞(主催:リード エグジビジョン ジャパン(株)・ 事務局: (一社)防災安全協会)において、復興支援特別賞を受賞しましたのでお知らせ致します。 * 「Rebirth 東北フードプロジェクト」 :東北エリアの食材と伝統野菜等を用いた新商品・新メニューの開発、紹介等を通じ消費活動につなげていくことで、東北の 食ブランドの再生を目指す震災復興支援活動。 三菱地所グループでは、東北エリアの食材・食ブランドの再生を通じて産業復興を支援する「Rebirth 東北フー ドプロジェクト」を、丸の内エリアを中心に活躍する和食・フレンチ・イタリアン・アジアン・4 ジャンルのシェ フ 26 名で構成されている丸の内シェフズクラブの協力を得て、2011 年 11 月より推進しており、その一環として オリジナル缶詰「はらくっつい TOHOKU」を開発してきました。同缶詰は、東日本大震災により多大な被害を受 けた宮城県の水産業・水産加工業を応援すべく、石巻・気仙沼の食材を使用し、東北のシェフと東京・丸の内のシ ェフがコラボレーションした魅力ある商品を開発することで、地元エリアに対して、経済的な効果のみならず、地 域の新しいコミュニティーの醸成、地域独自の課題解決などに効果をもたらすことを目的としています。 同缶詰は、2014 年 3 月の 1st シリーズ発売開始以来、これまで累計約 69,500 個、約 2,850 万円を売り上 げ、宮城県の水産加工業の復興に貢献してきました。2016 年 6 月からは、 「楽天市場」や「Yahoo!ショッピ ング」等での販売も開始しています。 日本災害食大賞は、東日本大震災や熊本地震の経験から、食料備蓄の重要性や必要性が訴えられているなか、 非常・災害食の普及・啓発を目的として創設されました。第 1 回目となる本年は、 「美味しさ部門」 、 「機能 性部門」 「 、新製品部門」 に対し、 計42社より92商品のエントリーがあり、 当社商品 「はらくっつい TOHOKU」 は、地産地消の優れた防災食であり、部門別を超えた東日本大震災復興支援にふさわしい商品として「復興 支援特別賞」を受賞しました。 三菱地所グループでは、今後も、建物を開発し、運営・管理する総合デベロッパーとして、本商品を通じ て社会における防災意識の向上にも貢献してまいります。 (参考)これまでに開発した「はらくっつい* TOHOKU」 「はらくっつい」*: 「お腹いっぱい」を意味する宮城県の方言。東北エリアの食材を思う存分楽しんでもらいたいとの思いを込めて命名。 1st シリーズ(2014 年 3 月発売) 2nd シリーズ(2015 年 3 月発売) 3rd シリーズ(2016 年 3 月発売) 「山椒香る金華さばとムール貝と 「石巻産銀鮭のクリームスープ仕立て~ 「石巻産宗太カツオとトマトのうま たっぷり野菜のお椀」 (石巻) ゆずの香り~」 みカレー」 「とろとろさんまとフカヒレとゆ 「気仙沼産メカジキの地中海風煮込み」 「気仙沼産フカ肉入りオマール海老 ずの味噌煮」 (気仙沼) のビスク」 「 「 「 「 「 「 <オリジナル缶詰開発の取組み概要> ●本取り組みの狙い ・ 産業復興の要である石巻・気仙沼の水産業・水産加工業を支援。 ・ 東京・丸の内と東北地域の協業による商品開発と、震災前から評価の高かった素材の美味しさを活かし、 復興需要だけに頼らない魅力的な商品を開発。安全・安心な街づくりを進める丸の内発の新たなブラン ドに育てることを目指します。 ・ 完成した商品は、三菱地所グループで防災備蓄品や営業ツールとして購入するほか、一般にも販売する ことで、販路拡大を支援してまいります。 ●オリジナル缶詰開発の経緯 ・ 三菱地所が運営する丸の内シェフズクラブは、2009 年の設立以来、「大人の食育」をテーマに、様々な 活動を展開してきました。その 1 つが丸の内と地方を繋ぐ取り組みであり、丸の内シェフズクラブのシ ェフが日本全国の農村・漁村を訪問し、地域の生産者・シェフ・食材に出会い、新たな郷土料理を開発 するなど、「食」を通じた地域交流、食文化の発信を行ってきました。 ・ 東日本大震災後には、多くのシェフが東北に足を運び、炊き出しなどを実施。その中で、被災者の方々 に喜ばれたのが、シンプルで温かい「オニオングラタンスープ」でした。 ・ また、当社は、大規模災害発生時に建物の早期復旧、企業の事業継続支援を使命として、非常災害体制 を発令し、全社員が災害復旧に当たることとしていますが、東日本大震災の際に災害復旧に当たった社 員より、「皆が不安になりながら災害復旧に当たっている中、食事の時間は、情報共有の貴重な時間。 ひと息つける瞬間でもあり、少しでも温かいもの、おいしい物を食べたかった」という声がありました。 ・ そこで、Rebirth 東北フードプロジェクト第 6 弾として復興の遅れる沿岸地域と共に取り組むことにな ったのが、オリジナル缶詰開発。気仙沼・石巻の食材の魅力を存分に引き出し、おいしく食卓で召し上 がっていただくのはもちろんのこと、備蓄としても利用できるよう「冷たくてもおいしくいただける缶 詰づくり」をテーマに完成させました。 (受賞歴) 「2014 年度グッドデザイン賞」 「フード・アクション・ニッポン アワード 2015 商品部門農林水産業分野 優秀賞」 (国産農林水産物の消費拡大に寄与する取り組みとして) ●缶詰の販売元・コーディネーター 有限会社マイティー千葉重 設 立:平成 4 年 11 月 10 日 事 業 内 容: ①食品・農業関連プロジェクトの企画運営 ②商品開発事業 ③商品流通(BtoB、BtoC)事業 ④ウェブサイト制作・コンサルティング事業 http://www.mec.co.jp/j/csr/rebirth/index.html <Rebirth 東北フードプロジェクトについて> 第 1 弾(2011 年 11 月) : 『トップシェフたちによる食のブランド再生プロジェクト』 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec111006.pdf 仙台にて、丸の内シェフズクラブのシェフと東北エリアのシェフが、料理セミナーと「東北食のビュッフェ」を開催。 東北エリアの食材を使用した新メニューを開発、提供し、流通・飲食店関係者等参加者間交流を深めました。 第 2 弾(2012 年 2 月) : 『はらくっつい 宮城食堂』 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec120119.pdf 「はらくっつい宮城食堂」を、期間限定で丸ビル1 階「丸の内カフェ ease」にオープン。第1 弾で開発したメニューの一 部を、ランチメニューとして提供し、レシピも公開。宮城県の食材の首都圏への流通促進等、消費活動にもつなげました。 第 3 弾(2012 年 4 月) : 『つなげよう、春の旬宴 -宮城の幸-』 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec_120305.pdf 「シェフの絆」をテーマに、仙台にて、丸の内シェフズクラブのシェフ 4 名と東北エリアのシェフ 11 名の 計 15 名のシェフが、シェフ同士でパートナーを組み、共同で宮城県食材を活かしたメニューを開発。当日 のメニューは、後日冊子としてレシピを公開し、県内飲食店を中心にお客様に提供されることを通じて、県 内産食材の利用機会を促し、地産地消の推進に努めました。 第 4 弾(2012 年 8 月) : 『はらくっつい宮城市場』 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec1210718_1.pdf 「生産者と丸の内就業者・来街者をつなぐ」をテーマに、丸ビル 1 階「マルキューブ」にて、マルシェを開 催。東北食材の魅力の発信・食ブランドの再生に貢献しました。 第 5 弾(2013 年 3 月) : 『被災地応援ウィークス』 http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec130227_Hisaichiweek.pdf 当社が事業サポートを行うミュージックセキュリティーズ社の組成する東北地域の食生産者らを支援する 「セキュリテ被災地応援ファンド」へ直接出資。併せて、 「厳選 10 社の旨い食材が揃いました。被災地応援 ウィークス」として、支援先である生産者の食材を用いたメニューを、新丸ビル 7 階「丸の内ハウス」の各 店、丸ビル 1 階「丸の内カフェ ease」にて提供。 「丸の内ハウス」では、一般消費者に直接生産者の実情を 語りかける一般参加型イベントや被災地の写真展示も開催し、商品の購入や現地への旅等につながるようフ ァン作りのきっかけの場を提供しました。 第 6 弾(2014 年 3 月) : 『オリジナル缶詰【はらくっつい TOHOKU】』1st シリーズ http://www.mec.co.jp/j/csr/rebirth/index.html 石巻と気仙沼のブランド食材を使用したオリジナル缶詰(山椒香る金華さばとムール貝とたっぷり野菜のお 椀【石巻】 、とろとろさんまとフカヒレとゆずの味噌煮【気仙沼】 )2 商品を開発。2014 年 3 月 6 日より販 売開始。併せて丸の内カフェ ease 等で複数のイベントを開催。 第 7 弾(2015 年 3 月) : 『オリジナル缶詰【はらくっつい TOHOKU】 』2nd シリーズ http://www.mec.co.jp/j/csr/rebirth/index.html 石巻と気仙沼の新たなブランド食材を使用したオリジナル缶詰(石巻産銀鮭のクリームスープ仕立て~ゆず の香り~【石巻】 、気仙沼産メカジキの地中海風煮込み【気仙沼】 )2 商品を開発。2015 年 3 月 5 日より販 売開始。併せて丸の内カフェ ease 等で複数のイベントを開催。 第 8 弾(2016 年 3 月) : 『オリジナル缶詰【はらくっつい TOHOKU】 』3rd シリーズ http://www.mec.co.jp/j/csr/rebirth/index.html 石巻と気仙沼のブランド食材を使用したオリジナル缶詰 (石巻産宗太カツオとトマトのうまみカレー 【石巻】 、 気仙沼産フカ肉入りオマール海老のビスク【気仙沼】 )2 商品を新たに開発。2016 年 3 月 3 日より販売開 始。併せて Marunouchi Cafe×WIRED CAFÉ 等で複数のイベントを開催。
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