新事業育成資金融資事例（平成 28 年 5 月和歌山支店）株式会社ヤマサ脇口水産に「新事業育成資金」を適用～新事業として冷凍マグロの製造販売に取り組む那智勝浦町のマグロ販売業者を支援～日本政策金融公庫（略称：日本公庫）の和歌山支店中小企業事業は、株式会社ヤマサ脇口水産（本社：和歌山県東牟婁郡那智勝浦町、社長：𦚰口光太郎）に「新事業育成資金」を適用し、平成 28 年 5 月 26 日に、その他の制度融資と合わせ運転資金 50 百万円の融資を実施しました。「新事業育成資金」は、高い成長性が見込まれる新事業に取り組む中小企業を支援するための特別貸付制度です。株式会社ヤマサ脇口水産は、マグロを専門とする卸売業者で、新事業として独自の冷凍技術を開発し、解凍時のドリップ（旨み成分）を抑えることで、冷凍ながら生マグロと同等レベルの食味を再現しました。また、解凍にあたっては、流水に 15 分浸すだけと調理が容易なことも、この冷凍技術の大きな特徴です。当社では、本商品を全国の百貨店、スーパーに販売するとともに、海外販路拡大にも積極的に取り組んでおり、このたびの融資は、本新事業の拡大に必要な増加運転資金を供給するものです。＜融資先の概要＞企業名株式会社ヤマサ脇口水産代表者𦚰口光太郎住和歌山県東牟婁具那智勝浦町築地６－６－９業生鮮魚介卸売業所種新事業：高品質冷凍マグロ製品の製造・販売・本計画は生マグロの冷凍工程において、ドリップの流出を防ぐ冷凍技術を用いた高品質冷凍マグロ製品の製造・販売を行うものです。冷凍庫内に電流を流し、マグロの身質の状態に合わせた最適な電気力を働かせながら冷凍させることで、解凍時にドリップ（旨み成分）がほとんど出ない、生マグロに近い高品質な商品の提供を可能としています。また、本技術による冷凍マグロは、流水に浸しておくだけで簡単に解凍できるため、従前の冷凍マグロと比べ調理が容易である利点も有しています。「株式会社ヤマサ脇口水産」へのお問い合わせ TEL：０７３５－５２－２９９１（担当：𦚰口社長）