16Bank Corporate News Letter

16Bank Corporate News Letter
2016 年 7 月号
1. Press Releases/Topics
目次
固定資産税の軽減等の特例措置を規定した
「中小企業等経営強化法」が施行されました
1
Press Releases/Topics
2
公的機関の補助金、商談会情報
3
国際経営教室
7月1日に「中小企業等経営強化法」が施行されました。
本法律では、中小企業・小規模事業者・中堅企業等を対象
として、①各事業所管大臣による事業分野別指針の策定や、
②中小企業・小規模事業者等への固定資産税の軽減や金融支
援等の特例措置を規定しています。
具体的には、認定経営革新等支援機関(十六銀行本支店 等)が、中小企業・小規模事業者等
の、人材育成、コスト管理、設備投資等による生産性を向上させるための事業計画 (「経営力
向上計画」)策定を支援します。作成した計画について担当省庁の認定を受けた事業者には、
機械及び装置の固定資産税の軽減(資本金1億円以下の会社等を対象、3年間半減)や金融支援
等(低利融資、債務保証等)の特例措置を受けられる等の支援策が講じられます。
<中小企業等経営強化法による支援の流れ>
STEP 1
認定支援機関などが経営力向上計画の策定を支援(※)
STEP 2
担当省庁による認定
STEP 3
固定資産税の軽減措置 3年間
利用できる方 :
対象設備
:
要件
:
1/2に軽減
資本金1億円以下の会社、個人事業主 など
160万円以上の機械及び装置であること(新品)
生産性が年平均1%以上向上する設備 など
金融支援
中小企業向け :
中堅企業向け :
STEP 4
信用保証協会による信用保証枠の拡大 など
独立行政法人中小企業基盤整備機構の債務保証 など
経営力の強化を実現
※「経営力向上計画」策定の際は、全支店が認定経営革新等支援機関の十六銀行にご相談ください。
じゅうろく地方創生セミナー「地域経済循環創造事業交付金を活用した
地域経済活性化策」を開催します
事業者さまおよび地方自治体のご担当者さまを対象として、じゅうろく地方創生セミナー「地
域経済循環創造事業交付金を活用した地域経済活性化策」を、下記のとおり開催いたします。
「地域経済循環創造事業交付金」は、地域金融機関から融資を受けて地域活性化に資する事業に
取り組む事業者が初期投資等で必要とする資金について、地方公共団体が助成する経費(補助
金)に対して総務省から交付されるものです。
本セミナーでは、交付金の概要説明とともに、過去に交付金を活用した事業者さまの成功事例
を紹介します。(セミナー概要は次頁をご覧ください。)
16Bank Corporate News Letter
<じゅうろく地方創生セミナー概要>
地域経済循環創造事業交付金を活用した地域経済活性化策
テーマ
平成28年7月19日(火)
15:00~17:00 (受付開始14:30)
じゅうろくプラザ 5階 大会議室
岐阜市橋本町1丁目10-11
平成28年7月29日(金)
14:30~16:30 (受付開始14:00)
ウインクあいち 12階 1201会議室
名古屋市中村区名駅4丁目4-38
内容
第一部
地域経済の好循環拡大に向けて
総務省 地域力創造グループ地域政策課
課長 松田 浩樹
第二部
こんにゃくが地域と食と農をつなぐ
株式会社マンナン工房ひだ
代表取締役 北野 勝広
第三部
地域密着型金融機関のさらなる推進について
株式会社十六銀行
第一部
地域経済の好循環拡大に向けて
総務省 地域力創造グループ地域政策課
課長 松田 浩樹
第二部
地域農業との連携
株式会社恵那川上屋
代表取締役 鎌田 真悟
第三部
地域密着型金融機関のさらなる推進について
株式会社十六銀行
対象者
事業者さまおよび、岐阜県・愛知県内市町村の実務担当者さま
定員
各会場100名
参加費
無料
主催等
主催:株式会社十六銀行、共催:株式会社十六総合研究所
後援:岐阜県、愛知県
申込方法
十六銀行ホームページ(「相談会・セミナー予定」)からお申込みください。
問い合わせ先
詳細はお近くの当行本支店または下記にお問い合わせください。
十六銀行 公務営業部 TEL 058-266-2527
日 時
会 場
当行の無料相談サービス
法律相談会
日程
十六総合研究所
会場(岐阜)
PLAZA JUROKU
名古屋支店会場 ※
月4回 ※
月4回
時間
応対者
参加費
会場
13:45~15:00
渡辺弁護士
13:30~15:00
山口弁護士
税務相談会
十六総合研究所
会場(岐阜)
正木支店会場
PLAZA JUROKU
岐阜支店会場
月1回
月2回
月1回
PLAZA JUROKU
名古屋支店会場
星が丘支店会場
月1回
月1回
13:00~16:00 (星が丘支店会場のみ13:00~15:30)
小野税理士
無料
無料 (事前予約要)
(開催日の2営業日前迄に事前予約要)
十六総合研究所
会場(岐阜)
正木支店会場
PLAZA JUROKU
岐阜支店会場
PLAZA JUROKU
名古屋支店会場
星が丘支店会場
十六総合研究所
十六ビル7F
(名鉄岐阜駅徒歩5分)
十六銀行
正木支店
JR岐阜駅前
岐阜スカイウイング37
東棟1F
十六銀行
名古屋ビル17F
十六銀行
星が丘支店
(市営地下鉄丸の内駅下車)
(市営地下鉄星ケ丘駅下車)
(正木マーサ21内)
※ 諸事情により開催日・会場が変更になる場合がありますので、本サービスの利用をご検討の際は、お取引店にご相談ください。
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2.公的機関の補助金・商談会等情報
補助金
平成27年度補正予算・平成28年度本予算に基づく
中小企業・小規模事業者対策
(経済産業省ホームページ等より)
7月4日時点の情報に基づき記載しています。
※ 詳細については各公的機関のホームページをご覧いただき、ご確認ください。
 軽減税率対策補助金
申請受付中【 申請期限
A型 受付終了
B型 H29/3/31※ 】
対象者
消費税軽減税率制度(複数税率)への対応が必要となる
中小企業・小規模事業者等
概要
複数税率対応レジの導入や、受発注システムの改修などを行うにあたって、その経
費の一部を補助する制度。
<A型> 複数税率対応レジの導入等支援
補助金額:レジ1台あたり20万円
補助率 :基本的には2/3(導入内容により異なる)
複数台数申請等による補助上限は1事業者あたり200万円
<B型> 受発注システムの改修等支援
補助金額:発注システムの場合、上限1,000万円
受注システムの場合、上限150万円
補助率 :改修・入替に係る費用の2/3
※平成29年3月31日までに事業完了するように申請する必要がある。
参照サイト
軽減税率対策補助金事務局(中小企業庁・中小企業基盤整備機構)
http://kzt-hojo.jp/
 ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金(2次公募)
事前予告【 公募時期 7月上旬予定 】
対象者
認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者
概要
革新的なサービスの創出や、特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な生産プロ
セスの改善等により、生産性を向上させる計画に取り組む事業者に対して機械装置
費等を補助。
補助事業期間 : 交付決定日から平成28年12月31日(土)
補助上限額 : (1)一般型 1,000万円 (2)小規模型 500万円
補助率
: 補助対象経費の2/3以内
採択予定件数 : 全国で概ね100件程度
※ 一般型においては、経営力向上計画の認定を受けた事業者は加点する。
※ 上記内容は、あくまで7月1日時点でのものであり、今後変更される可能性があ
ります。
参照サイト
中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2016/160701mono.htm
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公募型研究
公的機関が支援する研究開発事業
 JAXA航空技術イノベーションチャレンジ
公募中!【 公募時期 6/15~8/31 】
対象者
原則として、JAXA と契約を締結することができる国内の機関、法人、または団体が
対象。
概要
世界の航空輸送・航空機利用のイノベーションや我が国の航空産業の競争力強化
につながり、世界をリードできる革新的な技術やアイディアを広く募集。
約半年間の委託契約期間内に、平成29年度以降のJAXAとの連携による研究開発
実施に向け、応募テーマに関して必要なフィジビリティスタディ(FS)(試作品開発・
評価、市場調査等)を実施する。
FS実施期間 : 平成28年9月頃から平成29年2月頃まで
契約形態
: 委託契約
事業規模
: 100万円未満 (JAXAからの委託費の上限)
募集テーマ
: 限定なし(航空輸送・航空機利用のイノベーションにつながる
革新的な技術やアイディアを広く募集)
参照サイト
宇宙航空研究開発機構
http://www.aero.jaxa.jp/collabo/public-invitation/fy28-challenge.html
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3.国際経営教室
国際税務教室
租税条約等に基づく情報交換ネットワーク
国際化が一層進展する中、国際的租税回避行為への対応を強化するためには、各国の税務
当局間の協力が必要とされます。このため、G20 や OECD においても国際的な脱税及び租税回
避行為に対処するための国際協力の必要性が強く検討されていることを踏まえ、我が国におい
ても、租税条約等に基づいた外国の課税当局との情報交換が積極的に実施されています。
各国間にて締結される租税条約等には、国際的な脱税や租税回避に対処するために、両国間
において情報交換を行うといった規定が盛り込まれています。このような租税条約等に基づく
情報交換は①他方の国からの「要請に基づく情報交換」、②他方の国にとって有益と推測でき
る情報を一方の国が能動的に他方の国に提供する「自発的情報交換」、③利子や配当等の支払
に関する情報を定期的に他方の国に提供する「自動的情報交換」の三つに分類されます。
我が国の租税条約等のネットワークは 93 カ国・地域(※1)にまで拡大しており、最近では、
パナマ共和国との間においても租税情報交換協定について実質的な合意がなされています。ま
た、平成 27 年度税制改正においては、国内に所在する金融機関から国税庁に、非居住者に係
る金融口座情報を報告する制度が導入され、平成 29 年 1 月 1 日より施行されます。これによ
り収集された情報は自動的情報交換として関係国に提供されることになります(※2)。
世界が租税条約ネットワークで覆われていく現状においては、租税条約による情報交換を理
解し、網羅的な申告ができるよう留意する必要があります。(※1)平成 28 年 6 月 1 日現在、財務省
HP より。(※2)これによる初回の自動的情報交換は平成 30 年 9 月が予定されています。
国際労務教室
海外出張の移動時間の取扱い
海外出張においては、移動時間が長時間に及ぶ場合や所定休日に移動日が重なる場合があ
り、その取扱いについて迷うケースが見受けられます。
そもそも労働時間とは、使用者の指揮命令下にある時間を示し、労働から離れることを保証
される休憩時間を除く時間とされます。
これに対し、出張時の移動時間については、制約はあるものの、食事や読書、睡眠など、労
働者が自由に時間を利用することができるため、使用者の指揮命令下にない状態として解され
ています。従って、出張の移動時間については、労働の対償としての賃金の支払義務はなく、
時間外労働及び休日労働に対する割増賃金の問題も生じ得ないとされます。
ただし、出張の移動が、物品等を運搬すること自体が目的であり、その監視を命じられてい
る場合や(※)、移動中に上司と打合せを命じられている場合、資料作成を命じられている場合
など、実質的には使用者の指揮命令下にあり、労働者の自由利用が保証されていない場合には、
出張中の移動時間であっても、労働時間として判断をしなければなりません。
なお、上述のように労働拘束性が低い場合には、出張の移動時間を労働時間として取り扱わ
くてよいとされますが、そうであっても、特に海外出張の場合は、長時間移動や時差の影響に
起因する労働者の精神的身体的疲労に関し、使用者が安全配慮の義務を有することは言うまで
もありません。(※)参考通達
昭 23.3.17 基発 461、昭 33.2.13 基発 90
(「国際税務教室・国際労務教室」 執筆者)
税理士法人 成 和 / 成和社会保険労務士事務所 成和グループ代表 渡辺 基成
電話番号: 058-295-7077 058-295-2055 (岐阜事務所) / 052-433-2112 (名古屋事務所)
E-mail: [email protected] Website: http://www.seiwa-group.jp/
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編集・連絡先:
十六銀行 法人営業部
(058-266-2523)
愛知営業本部
(052-961-8761)
本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、商品の勧誘を目的とし
たものではありません。
本資料記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。
法律上、会計上、税務上の助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談
ください。
本資料は当行が信頼できると判断した各種メディア・データに基づき作成されており
ますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。
また、本資料に記載された内容は予告なしに変更されることがあります。
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