7月号 - 石油学会

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Petroleum Technology
∼石油学会情報誌∼
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時 評 ネアンデルタール人 ………………… 石油学会名誉会員 藤元 薫……507
座談会 社会人ドクター ……………………………………………………………508
出光興産 金子安延,コスモ石油 坂 祐司,
NBC メッシュテック 佐藤徹弥,日立製作所 山本 暖,
日揮 寺谷彰悟,JX エネルギー 松岡 徹
構造的な変革期にある中国の石油需給・調達
…………………………………………………石油天然ガス・金属鉱物資源機構 竹原美佳……520
中国の石油需給・調達は構造的な変革期にある。石油消費は産業から個人
牽引型へシフト。余剰の軽油輸出が拡大する可能性がある。また独立系製油
所の原油直接輸入により調達に異変が起き産油国も注目しているもよう。
再生可能エネルギーのメタン変換 ……………………日立造船 泉屋宏一……525
再生可能エネルギーを水電解で水素エネルギーに変換し,燃焼施設等から
回収した CO2 や木質バイオマスガス化からの CO2 や CO と反応させ,既存
インフラに適用可能なメタンに変換する高性能触媒・プロセスを解説した。
光相転移を利用した自己修復材料・粘接着材料の開発
………………………………………………………………産業技術総合研究所 山本貴広……532
光応答性液晶と微粒子や高分子の複合材料において,材料の流動性(ゲ
ル-ゾル)や高分子鎖の運動性(ガラス-ゴム)を光で変化させることにより
自己修復性や粘接着性を発現する材料について概説した。
ホットメルト形接着剤の基礎と技術動向………旭化学合成 古川和弥……537
ホットメルト形接着剤の種類とその特徴について,基礎的な部分から実用
例をわかりやすく紹介した。
プリンテッドデバイスの現状と応用展開
………………………………………………………………産業技術総合研究所 吉田 学……544
プリンテッドデバイスとして代表的な薄膜トランジスタについて,プロセ
ス・材料の観点から解説した。また,プリンテッドデバイスの特長を生かし
た最新の応用例を紹介した。
石油人材創出における資源系大学の取り組み
─早稲田大学環境資源工学科の事例と地球資源工学グローバル
人材養成プログラムをもとに─ ……………………………早稲田大学 安井万奈……555
石油人材創出について早稲田大学環境資源工学科石油系研究室へのインタ
ビューを中心に,多くの卒業生が属するエネルギー関係者懇親会の紹介と,
地球資源工学グローバル人材養成プログラムの取り組みについて解説した。
公益社団法人 石油学会
JUL. 2016 VOL.39 NO.7
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LNG サプライチェーン(第 2 回)
天然ガス処理─生産から液化プラントに届くまで─
…………………………………………………………………… 石油資源開発 副島雄大……561
ガス田・油田において地下から採取される天然ガスにはさまざまな不純物
が含まれているため,そのまま液化して LNG とすることはできない。液化
するために必要な天然ガスの処理について解説した。
安全操業の第一歩:アラーム管理入門(第 3 回)
アラーム管理に有用な DCS のアラーム機能と画面デザイン
……………………………………ハネウェルジャパン 岩瀬安慶・瀬戸邦彦・甲斐 崇……568
プラントの制御・監視画面におけるアラームの扱いや表示もアラーム管理
の重要な要素である。異常に気づき解消する安全操業の環境実現には,DCS
画面デザイン・コンソール・制御室にまで配慮した設計が求められる。
トラブル解析技術(第 5 回)
重大事故防止に向けて要因分析と影響評価のための解析技術
……………………………………………………千代田化工建設 加藤倫与・小木曽良治……575
近年発生している火災,爆発等重大事故に対する国内各機関の動向と,対
応として義務化も進められているリスクアセスメントの概要,その中で利用
される要因分析や影響評価など解析技術について紹介した。
目次裏統計 石油化学製品生産量,輸入量,輸出量,出荷単価の年別推移(2)…目次裏
辛口放談 求めてやまず ……………………………………………………津田謙二……519
新技術紹介 真空ガラス「スペーシア」……………………………………………………531
エネルギー知ってるはず !? (31)日本の運輸部門のエネルギー消費…………………542
ふるさと自慢 東京都(立川市),宮城県(仙台市)……………………………………543
Debutant お客さま目線を意識して …………………………コスモ石油 森山 拓……550
トピックスニュース ………………………………………………………………………551
今月の一口メモ 新常態(New Normal)
,損失正接,
タッキファイヤー,BLEVE……………………………………………554
讃嘆石油史! アリーさんの製陶所 ………………………………………河辺翠柳……560
在外研究 MAP The University of Hong Kong …………東京工業大学 田中裕也……566
趣味談議 24 時間リレーマラソン …………………………………………………………574
JPIJS だより 「PACIFICHEM 2015」に参加して ……………静岡大学 川 亘……580
単位換算表 ……………………………………………………………………………………………530
平成 27 年度研究助成報告書 ………………………………………………………………………581
Journal of the Japan Petroleum Institute 第 59 巻第 4 号掲載論文……………………………591
学会の窓 ………………………………………………………………………………………………593
会告 …………………………………………………………………………………………………巻末
表紙写真:(株)三菱化学科学技術研究センター ゼオライト膜評価装置,
表紙デザイン:野田澄男,イラスト:トモ