仕様書(PDF文書)

渚保育所園舎改築工事設計委託仕様書
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計画施設概要
⑴ 施設名称
いわき市立渚保育所
⑵ 敷地地番
福島県いわき市小名浜字中原2-24 他
⑶ 保育形態
通常保育、時間外保育(早朝・延長)
、一時預かり保育、障がい児保育、乳児保育
設計与条件
⑴ 敷地の条件
ア 敷地面積
2,341.88 ㎡
イ 用途地域
市街化区域(工業地域:建ぺい率 60%、容積率 200%)
⑵ 施設の条件
ア 工事種別
改築工事
イ 延床面積
580 ㎡ 程度
ウ 構
造
鉄骨造2階建て(耐火又は準耐火建築物)
エ 定
員
99 名(想定)
オ 定員内訳
0歳児9名、1歳児 15 名、2歳児 15 名、3歳児 15 名、4歳児 15 名、
5歳児 15 名、一時預かり保育 15 名
⑶ 建設の条件
ア 建設工期
平成 30 年1月~平成 31 年1月(予定)
⑷ 諸室の条件
ア 乳児室及びほふく室(0・1歳児)
2室
・年齢ごとに1室を整備すること。
・乳児室とほふく室は、1室内にパーテーション等でゆるやかに区画して整備すること。
・室内に手洗いの設備を設けること。
・床面積は、1人当たり 3.30 ㎡以上の面積を確保すること。(必要床面積:定員×3.30 ㎡)
・空調設備及び放送設備を設けること。
・ほふく室の床材はほふくや午睡に適した仕様とすること。
・収納スペース(午睡用ふとん、遊具、保育用備品等)の収納場所を確保すること。
(当該スペー
スは必要床面積に含まない)
イ 調乳室及び調乳設備 1室
・乳児用設備として、調乳の設備を設けること。調理室とは別個に設けること。
ウ 沐浴室又は沐浴設備 1室
・乳児用設備として、沐浴の設備を設けること。
エ 保育室(2歳児~5歳児) 4室
・年齢ごとに1室を整備すること。
・室内に手洗いの設備を設けること。
・床面積は、1人当たり 1.98 ㎡以上の面積を確保すること。(必要床面積:定員×1.98 ㎡)
・空調設備及び放送設備を設けること。
・床材は午睡も行える仕様とすること。
・収納スペース(午睡用ふとん、遊具、保育用備品等)の収納場所を確保すること。
(当該スペー
スは必要床面積に含まない)
オ 園児用トイレ ※室数の指定なし(一時保育用トイレは別途)
・年齢に応じて使用可能な便器及び手洗い場を備えたトイレを設けること。
・便器数は年齢に応じて適切な数を設けること。
・汚物処理設備及びシャワー設備を設けること。
・2歳児の便器の間には仕切りを設けること。3歳以上児の便器には仕切り及び扉を設けること。
カ 保育室(一時預かり室) 1室
・室内にほふく室を設けること。
・室内に手洗いの設備を設けること。
・床面積は、1人当たり 1.98 ㎡以上の面積を確保すること。
(必要床面積:定員×1.98 ㎡)
・空調設備及び放送設備を設けること。
・床材はほふくや午睡に適した仕様とすること。
・収納スペース(午睡用ふとん、遊具、保育用備品等)の収納場所を確保すること。
(当該スペー
スは必要床面積に含まない)
キ 一時預かり室用トイレ
1室
・一時預かり室とつながった位置に配置すること。
・0歳児から5歳児が使用可能な便器及び手洗い場を備えたトイレを設けること。
・便器数は定員を踏まえ適切な数を設けること。
・汚物処理設備及びシャワー設備を設けること。
・2歳児の便器の間には仕切りを設けること。3歳以上児の便器には仕切り及び扉を設けること。
ク 遊戯室 1室
・保育室とは別に独立の遊戯室を設けること。
・床面積は、幼児(2歳児~5歳児)1人当たり 1.98 ㎡以上の面積を確保すること。
・空調設備及び放送設備を設けること。
ケ 調理室 1室
・定員分の給食を供給するために必要な広さ及び設備を設けること。
・空調設備及び放送設備を設けること。
・原材料の汚染を調理室にもちこまないようにするため、調理室とは別に、前室、食品保管庫、
下処理室を設けること。また、食材の搬入口及び検収場所は専用の出入り口を設けること。
・食育に対応した調理室の仕様とすること。
コ 職員室(事務室) 1室(兼用可)
・保育所に供え置くべき帳簿の保管及び職員の執務のため、職員室(事務室)を設けること。
・床面積は、現行面積(20.16 ㎡)を参考にすること。
・空調設備及び放送設備を設けること。
・カーテン等で区画できれば医務室との兼用は可とする。
サ 医務室 1室(兼用可)
・静養できる機能(ベビーベット等の設置)を有し、医薬品等を常備できるようにすること。
・カーテン等で区画できれば職員室と同一のスペースでも可とする。
シ 更衣室 1室(兼用可)
・職員の更衣スペースとして更衣室を設けること。
・床面積は、職員 20 名程度のロッカーが設置でき、更衣が行えるスペースを確保すること。
・放送設備を設けること。
・カーテン等で区画できれば休憩室と同一のスペースでも可とする。
ス 休憩室 1室(兼用可)
・保育士及び調理員が休憩時間に休息できるための休憩室を設けること。
・職員数、勤務シフト等を考慮して休憩人員が休息できる広さを確保すること。
・空調設備及び放送設備を設けること。
・調理員用とは別に設置することが望ましいが、調理員以外の職員と兼用でも可とする。
・カーテン等で区画できれば更衣室と同一のスペースでも可とする。
セ 職員用トイレ 2室
・保育仕用のトイレを1室、調理員用のトイレを1室設けること。
・調理員用のトイレは、調理室とつながった位置に配置すること。また、調理服の脱衣スペース
及び衛生面に特に配慮した手洗い場を設けること。
ソ 屋内倉庫 ※室数の指定なし
・必要箇所及び空スペースに倉庫を設けること。
※ このほか、乳児室、ほふく室、保育室又は遊戯室を2階に設ける場合には、「いわき市児童
福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例」第 24 条第7号を順守すること。
※ 整備する保育所の仕様、仕上げ等は、次の施設を参考とすること。
・いわき市立高坂幼稚園園舎改築工事(近年、いわき市において保育所の新築実績がないこと
から、平成 25 年に竣工した高坂幼稚園を参考とするものである。
)
※ 特殊な工法及び材料の選定は避けること。
⑸ 屋外施設の条件
ア 屋外遊技場(園庭)
・屋外遊技場の面積は、現在の面積(約 900 ㎡)をできる限り確保すること。
※ 現在の面積には遊具の設置スペースも含みます。
イ 遊具
・遊具は、砂場、2連鉄棒、滑り台、ブランコ、ジャングルジムを設けること。
ウ 屋外プール
・材質はFRP製とし、シャワー、足洗い場を設けること。
・1回に 20 名程度が利用できる広さを確保すること。
・プールは防護柵で囲うこと。
エ 屋外倉庫
・屋外備品(行事用具、遊具等)の保管庫として、別棟で屋外倉庫を設けること。
オ 保護者駐車場
・保護者送迎用として 10 台程度の駐車場を設けること。
(うち1台は障がい者専用)
・送迎用であることを考慮し、ゆとりのある駐車スペースを確保すること。
・上記のほか、行事等での利用を考慮し詰め込み型で 15 台程度の駐車場を設けること。
カ フェンス・門扉
・園児の安全性を確保するため、敷地内の適切な位置にフェンス及び門扉を設けること。