ILASセミナー :超高齢社会の地域課題・政 医学研究科 教授 今中 雄一 助教 大坪 徹也 医学研究科 特定講師 佐々木 典子 授業科目名 策 −医療・健康から考える− 担当者所属 医学研究科 <英訳> ILAS Seminar :Medical and Health Issues 職名・氏名 & Policies in Super-aged Communities 群 少人数群 単位数 2単位 開講年度・ 2016・ 受講定員 20 (15) 人 開講期 前期集中 (1回生定員) 曜時限 集中 9月上旬∼中旬 教室 時間数 30時間 授業形態 ゼミナール 配当学年 主として1回生 対象学生 全学向 未定 (医・薬・病院構内) 使用言語 日本語 キーワード 地域 / 医療介護 / 健康 / まちづくり / 京都 [授業の概要・目的] 京都府は、府内の地域間の特徴の差が大きな府県の一つである。 医療・健康について、京都府の各地域の実態を把握し、地域の課題や解決策を検討する。 京都府は、我が国で人口当たりの医師が最も多いが、京都市に集中しており北部では多いとは言え ない。医療資源の分布の偏りのみならず、地域それぞれの特徴をもっている。一方で、特徴ある各 地域を擁する京都府は、超少子・超高齢社会が進んでいく我が国全体の縮図のようになっている。 また、京都府では、伝統を持った各地域におけるまちづくりの力(潜在力を含む)が強く、今後の 超少子・超高齢社会における地域づくりの模範となる、高い可能性を有している。 当授業では、各地域における医療、保健、介護の実態や、地域の社会・経済の実態を、データや実 地調査などを通じて把握し、それらの関係性を検討し、まちづくり・まちおこしや諸施策と健康・ 医療との関係を、学び調べ考える。 ※本授業は、文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」 (京都学教育プログラム)における「まなびよし」として開講されるものである。 [到達目標] 地域の社会・経済的な特徴と医療・保健・介護とを調べ、把握し、それらの関係性を検討すること ができるようになる。その過程で、超高齢社会の課題と解決策に関し、洞察力、創造力、問題解決 力を強化する。 □ 医療、保健、介護の地域性を、客観的データから把握できている。 □ 医療、保健、介護や地域の社会・経済などに関する情報・データの収集や分析を開始することが できるようになる。 □ 医療、保健、介護と、地域の社会・経済等諸因子との関係の検討を開始することができるように なる。 [授業計画と内容] ○医療、保健、介護の地域性を、データから学ぶ。 ○医療、保健、介護の地域性を、実地の調査(インタビューや見学を含む)から学ぶ。 ○地域の経済性を学ぶ。 ○医療、保健、介護や地域の社会・経済などに関する情報・データの収集や分析の方法を学ぶ。 ○医療、保健、介護と、地域の社会・経済等諸因子との関係を検討する。 <授業スケジュール> 9月5~7日に、講義1日(5コマ/日)、実習2日を予定。 ILASセミナー :超高齢社会の地域課題・政策 −医療・健康から考える−(2)へ続く↓↓↓ ILASセミナー :超高齢社会の地域課題・政策 −医療・健康から考える−(2) 講義 9月5日(月) 実習 9月6日(火)、7日(火)マイクロバスで山城南、丹後に移動 [履修要件] 興味をもって熱心に受講する者。理系学生でも文系学生でも可。 [成績評価の方法・観点及び達成度] レポート(50点)と調査活動・発表(50点)により評価する。 [教科書] 資料等を適宜配布する。 [参考書等] (参考書) 『医療制度・医療政策・医療経済』(丸善出版) ISBN:978-4621084946 『医療安全のエビデンス』(医 学書院) ISBN:978-4260127318 『病院の教科書』(医学書院) ISBN:978-4260005951 『Handbook of Health Services Research』(Springer Science+Business Media) ISBN:978-1461446583 [授業外学習(予習・復習)等] 実地の調査(インタビューや見学を含む)を行う。 [その他(オフィスアワー等)] 実地の調査で交通機関を利用して学外へ行く予定があるため、「学生教育研究災害障害保険」等に 必ず加入すること。 (科目名) ILAS セミナー:超高齢社会の地域課題・政策-医療・健康から考える- 2016年度 (英 訳) Medical and Health Issues & Policies in Super-aged Communities 知ってる?「出生数ゼロ」の町があるってこと。 京都府は南北に長く、複雑で変化に富む地形により、地域間に異なる魅力がありますが、経済、人 口動態などに格差もあります。その特徴の差が、医療・健康面においても多くの課題となっていま す。本講義・実習ではデータや実地調査などを通じて、府内の医療、保健、介護などの実態を把握 し、各地域の特色との関係性を学び、検討します。 スケジュール 2016.07.08版 9/5(月) 9/6(火) 9/7(水) 「京都府の医療・介護の現状」 [実習] 「京都府における社会経済因 (マイクロバスで山城南に移動) 子」 1限 医療経済学分野 大坪、後藤 ○「山城南保健所圏域の医療・ 健康の特徴と取り組みの実際」 「京都市および社会福祉協議会 山城南保健所 の取り組み」 2限 保健室室長 金辻 治美氏 京都市 伊井氏 企画調整室室長 木下 直子氏 社会福祉協議会 草薙氏 3限 「京都府のまちづくり」 京都府 石川氏 4限 「認知症サポーター講座」 医療経済学分野 佐々木、今中 [実習] (マイクロバスで丹後に移動) ○丹後保健所 取材・インタ ビュー 「丹後保健所圏域の医療・健康 を考える」 丹後保健所 保健室室長 麻角 昌子 氏 ○山城南保健所保健所管内見 学 (西部・東部) ○伊根町保健センター 見学&講演 ○まちづくり見学 「伊根町保健センター及び地域 ・笠置町 包括支援センターの取り組み」 伊根町 保健センター 課長補佐 梅崎氏(仮) 「超高齢社会の地域課題・政策 -医療・健康から考える-」 5限 医療経済学分野 教授 今中 雄一 ※若干の変更の可能性があります 【概要と目的】 京都府は、府内の地域間の特徴の差が大きな府県の一つである。 医療・健康について、京都府の各地域の実態を把握し、地域の課題や解決策を検討する。 京都府は、我が国で人口当たりの医師が最も多いが、京都市に集中しており北部では多いとは言えない。 医療資源の分布の偏りのみならず、地域それぞれの特徴をもっている。一方で、特徴ある各地域を擁する 京都府は、超少子・超高齢社会が進んでいく我が国全体の縮図のようになっている。また、京都府では、 伝統を持った各地域におけるまちづくりの力(潜在力を含む)が強く、今後の超少子・超高齢社会における 地域づくりの模範となる、高い可能性を有している。当授業では、各地域における医療、保健、介護の実態 や、地域の社会・経済の実態を、データや実地調査などを通じて把握し、それらの関係性を検討し、まちづ くり・まちおこしや諸施策と健康・医療との関係を、学び調べ考える。 ★実地の調査で交通機関を利用して学外へ行く予定があるため、「学生教育研究災害障害保険」等に 必ず加入すること。 【担当分野】 医学研究科 医療経済学分野 【定員】 約10名まで。先着順。 【申込み】全学共通科目学生窓口を通じて、期限内に申込み登録をしてください。 申込み開始日:2015年6月22日 申込み締め切り:2015年7月29日
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