練習①(裁事2007)⇒答え②

練習①(裁事2007)⇒答え②
A) IS曲線とLM曲線の交点において財市場と貨幣市場は均衡
しているが、労働(=供給)市場も均衡しているとは限らない
⇒ISLMは需要サイドのみ考慮
B) 貨幣供給が増加すると、LM曲線は左に移動するので、金
利は下落し、国民所得は減少する
⇒M↑・・・LM右・・・Y↑・i↓
C) 金利に変動がない場合、財政支出が増加すると、IS曲線は
左(⇒右移動)に移動するので、国民所得は増加する
D) 物価が上昇したときは、LM曲線は左に移動⇒(M/P↑)↓
E) LM曲線が水平の時、政府支出の増加は、同じだけの民間
投資の減少をもたらして財政政策は無効
⇒LM曲線が垂直の時、財政政策は無効
練習②(国税2009)⇒答え④
① LM曲線の垂直な部分とIS①曲線がE①で交わっている場合、財
政支出の増大は、金利を下げ、国民所得を増加させる
⇒LM曲線が垂直より、金利上昇、所得の増加はない
② LM曲線の右上りの部分とIS②曲線がE②で交わっている場合
に、財政支出の増大は、金利を上げ、国民所得を減少させる
⇒Yの増加幅は小さいが増加する
③ LM曲線の水平部分とIS③がE③で交わっている場合、貨幣供
給の増加は、金利を上昇させ、国民所得を増加させる
⇒金利は一定
④ 経済がE④にある時、IS曲線がいずれの場合であっても、財市
場は需要超過、貨幣市場は供給超過である
⑤ 経済がE⑤にある時、IS曲線がいずれの場合であっても、財市
場は供給超過、貨幣市場は需要超過となっている
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続き 練習②
LM曲線
金
利
IS①曲線
IS②曲線
E①
IS③曲線
E②
E④
E③
E⑤
国民所得
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補足 練習②の選択肢④について
E④の点についての考え方
• LM曲線の左側
– 貨幣市場均衡よりも所得が小さい
– Y↓・・・貨幣(取引)需要↓・・・供給>需要
• IS曲線の左側
– 財市場均衡よりも所得(生産)が小さい
– I(i)>S(Y↓)↓
– 供給→ Y↓<C+I+G ←需要
– 供給<需要
小テスト①
正解:5
A) LMが水平⇒流動性の罠+最低の金利
– これ以上、金利は下がらない
B) 金利↓=債券価格↑で、金利は下限に達し
ているので、債券価格は上限に達している
– 債券の需要↓・・・貨幣需要↑
C) 水平のLM曲線は(利子)弾力性は無限大
D) 金融政策は無効
小テスト②
• 正解:1 (非弾力的⇒垂直、弾力的⇒水平)
A) ○:IS曲線が垂直の時、LMを右移動しても国
民所得は増加しない
B) ×:LM曲線が垂直の時、政府支出の増加で
IS曲線を右移動すると金利が上昇して投資
が減少するクラウディング・アウトが発生
C) ×:LM曲線が垂直の時、国民所得の増加に
は貨幣供給の増加が必要
D) ×:流動性の罠=水平なLM曲線。財政支出
は有効な政策