昭和大学内科研修医制度について 1 まずはじめに・・・所属する部署は? • 昭和大学の内科は大講座制を敷いている。その ため昭和大学内科研修医は医学部内科学講座(大 講座)に所属となるが、卒後4年目以降に在籍す る医局に常駐することとなる。 • 例えば循環器内科の医局を希望していれば扱い は内科学講座の所属だが、循環器内科の医局に常 駐することとなり、アルバイトなどの斡旋も常駐 する医局から紹介してもらえる。 2 昭和大学が目指す理想的な内科医とは・・ • 内科のすべての領域を経験し精通しており、 なおかつ専門分野の知識を有している • 患者さんにまごころを持った対応ができる • チーム医療がスムーズに行える • (どこへ行っても通用する医師:認定内科医 の資格を有する) 3 現在の昭和大学内科システム (H25年度から) • 日本内科学会認定医制度に基づき以 下の要項をクリアーすることが必要 – 卒後4年目で受験可能 – 18症例の病歴要約の作成が必須 内科9分野(計13症例)、救急2症例、 外科2症例、剖検1症例 (救急、外科症例については、主病名 が内科系疾患であること) 4 あなたが良い内科医になれるためには • 初期研修2年間では全内科分野を研修することは不可 能な場合がある • 内科医として経験不足にならないように • 内科認定医取得のための症例経験が得られるように 昭和大学内科がサポートしましょう 5 対 ~平成24年度 初期研修 1年目 策 各内科学部門に配属され研修 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 6年目 7年目 日本内科学会認定医試験 平成25年度~ 1年目 2年目 初期研修 + 3年目 4年目 5年目 内科研修医制度 各内科学部門に配属され研修 6 昭和大学では 『内科研修医制度』の導入を決める ⬇ 平成25年度から昭和大学 全病院で運用開始 3年目に初期研修中に経験していない内 科研修不足分野の診療科をラウンドする ラウンド科受け持ち患者の病歴要約作成 を通じ、より深い考察を行う 7 研修期間 • 研修期間は原則1年間。(但し、原則として1年間の延長を認める。) • 各分野の研修は最低2ヶ月以上とする。 (研修科は昭和大学全病院の内科学部門で可能。) • 研修修了要件は、内科9分野の研修を積み、認定内科受験に必要な18 症例の病歴要約全ての評価をChairmanに受け、受験資格ありと認定さ れ、かつ1年間在籍すること。 • 3年目の研修科決定方法は、2年目12月初旬に提出する病歴要約の評 価を受け、Chairmanと研修不足科を協議し決定する。 なお、研修不足科のラウンド時期は、内科研修医が5月中旬までに各内 科学部門と相談し決定する。(4月、5月はいわゆる入局科で研修して 6月以降に足りない症例の診療科へラウンドする) 8 内科研修医制度と大学院との関係 • 昭和大学に所属し「認定内科医」を受験する場合には、いかな る身分の者も本制度の適用となり、18症例全ての病歴要約の 評価をChairmanに受ける。 • すなわち、大学院生を含め、内科研修不足分野がある場合に は、1分野毎に最低2ヶ月間の研修を行わなければならない。 • 但し、一般枠臨床系大学院生は主たる身分が学生の為、自身 の学業を行う事が優先であり、研修開始時期は所属教室主指 導教授と研修不足分野内科学部門長と相談し了承を得た時期 から開始する。(すなわち、必ずしも4年目に受験する必要は無 い。) • 社会人枠基礎系の大学院生は、主たる身分が内科研修医の 為、4年目での認定内科医を受験を目指し、必ず1年間の研修 を行う。 9 内科系診療科に進むために ・平成25年度より、卒後3年目に内科研修医として1 年間 内科学講座に所属し、研修修了後4年目から内科 学講座に助教(医科)として採用が可能となる。 すなわち、平成25年度より3年目から助教(医科) として採用される事は出来ない。 10 内科研修医の待遇 • • 助教(医科)に準ずる。 住宅補助(最高2万4千円)または入寮希望者(金額未定) が可能(空き状況による) 月 額:約34万円 (住居手当、宿日直手当、時間外診療手当を含む) 年収約430万円(見込み) 研究日:1日(2単位)/1週間+夜当直バイト 研究日に行えるアルバイト先は、いわゆる入局科が斡旋 する。 ※いわゆる入局科とは、内科研修医の主たる所属内科学部門 11 昭和大学全病院 内科研修医スケジュール 対象は平成29年4月研修開始医師 平成28年8月1日 27.4.1 1年目 28.4.1 初期研修医 2年目 内科学講座への配置 (いわゆる入局) 昭和大学内科研修医 給料約34万円 H29.3月末 研修不足内科分野を 通知(昭和大学病院 Chairmanとの 面談により決定) 29.4.1 3年目研 修不足 内科を 研修 30.4.1 4年目以降 助教(医科) 給料 約34万円~ H28.12. 初旬 認定内科医受 験用病歴要約提出 4年目 H30.2末締切 日本内科学会認定内科医願書提出 内科研修医修了書の発行をもって、助教 (医科)として採用が可能となる。 H30.夏 日本内科学会認定内科医試験受験 ※大学院生も認定内科医試験を受験する者は、当該制度の対象 12 現行制度と新制度との相違・移行関係図 平成28年8月1日 2015年以前医師国家試験合格者(現行) 2016年以降の医師国家試験合格者(新規) 初期研修 2年 初期研修 2年 後期研修 1年 認 定 内 科 医 認定内科 医 研修 3年 臨床経験7年 かつ教育施設所属 後期研修 3年 (専攻医) 新・内科専門医 総合内科専門医 臨床経験3年 指導医プログラム修了 ・依頼ではなく「認定資格とする」 ・本会での活動実績も要求 内科指導医(依頼) 新・内科指導医 長期的な一定の段階 で依頼を停止 13 14 15 質疑応答 16
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