研 修 生 募 集 想 う ∼ 手 ∼ 繋 T O K O NA M E T O U N O M O R I とこなめ陶の森 ぐ Cerami cs La b and Training St u dio 陶芸研究所 とこなめ陶の森 陶芸研究所 とこなめ陶の森 陶芸研究所は、伊奈製陶株式会社(現(株)LIXIL)の創業者、故 伊奈 長三郎氏が常滑陶芸の興隆を念 願し、多額の株を市に寄附され、その資 金を基に 昭和36年10月に本 館やアトリエなどが建設されました。 開 所当時から若手 陶芸家の育成に努め、これまでに多くの研 修 生が巣立ち、中に ▲ は世界的に活躍している陶芸家もいます。 30 期 生 生 徒 作 品 また、展示室には、平安末期から鎌 倉時代の古常滑をはじめ現代の作品まで幅広 く展示しています。 とこなめ陶の森は、やきもの文化の創造と発信の地として、陶業・陶芸の研究・研修 想 の拠点として、また常滑焼の振興と伝承の地として、平成24年4月に設立しました。 実施方針 ▼ 31期 生 生 徒 作 品 常 滑 焼 の 伝 統 技 法 及び 表 現を 習 得して、自ら新しい 価 値 観を 生み出し、 社 会で 活 躍する人材を育成 する ▲ 野 焼 きの 様 子 研修カリキュラム 2年間の研修制度では、地元の職人・作家を毎日、日替わりで講師に迎え 1学年5人程度の少人数で個々に合わせた指導を行い、 より多い種類の土とやきものの原料に触れられ、 ガス窯を中心に焼成もしっかり学べるカリキュラムを行っています。 ▲▼ 32期 生 生 徒 作 品 ▼ 1 年次 初心者から経験者までに対応しながら、やきものの基礎技術を生か した観察力と発想力を付ける。 小物ロクロ技 法・手びねり技 法・造 形 技 法・鋳 込み 技 法・装 飾技 法・ 絵付け技法・摸刻技法・常滑の原土から土作り・釉薬原料基礎 2年次 応用技 術・知識を習得しながら、各自で専 攻テーマを設 定して自主 的な制作へ展開する。 大物ロクロ技法・急須ロクロ技法・タタラによる石膏型抜き技法・多 種類の土の扱い・釉薬原料応用・修了制作 共通 陶磁 史・現代陶芸概論・デザイン概論・ガス窯・薪窯 焼成技 術・築窯 技術・楽焼技法・商業マーケッティング・茶道・華道・公募展出品 特別授業 作家・デザイナー等による講演会など ▲ 30 期 生 生 徒 作 品 穴 窯 入れの 様 子 募集内容 人 数 5人程度 研 修 期 間 2年(1年のみの研修不可) 研 毎週火曜日∼土曜日(週5日) 修 日 研 修 時 間 午前8時30分∼午後5時00分 休 日曜日・月曜日、祝日、お盆休み、年末年始(日曜日、祝日、お盆休みは自己研修可) 日 応 募 資 格 満40歳未満の人。大学・高等学校卒業及び卒業見込みの人 又は高等学校卒業と同程度の知識 及び技能があると認められる人。研修期間を通じ熱意を持って研修に専念できる人。研修修了 後、引き続き陶業・陶芸を仕事として継続する意思のある人。 ※外国籍の人の場合は、日本語検定4級以上の資格を有していること 研 修 費 用 受講料:月額2万円。入所金は徴収しない。研修に要する燃料費・材料費等は、常滑市が負担。特別 企画の講習会・見学会等の参加費用、個人所有の道具類・材料費等は研修生負担。 ※詳しくは、別紙・研修生募集要項を参照 設備 研修棟 《 1階 》 研修室A (1年生) 70.40㎡ 作業場(窯場)124.25㎡ 《 2階 》 研修室B (2年生)112.02㎡ 研修室C(釉薬調合室、多目的スペース)7 3 . 4 5 ㎡ 焼成設備 他 楽窯築窯中 ▲ 薪窯(穴窯)、ミニ穴窯 ▲ 12.0kw、7kw) 電気窯(26.5kw、 ▲ ガス窯(1.0㎥、0.7㎥、0.35㎥) 機械設備 他の土練機3台 ライカイ機 フィルタープレス ロクロ15台 等 ▲ バフ ▲ 施釉ブース ▲ ポットミル ▲ ベルダー ▲ 真空土練機 T OKONA M E TOU NOMOR I Cera mi cs La b a n d Tra inin g St u di o 第一線で活躍し続ける講師陣が 二年間の研修を支えます。 杉江 幸治 加藤 真美 谷川 仁 伊藤 雄志 宇賀 和子 造形・絵付他 千葉県出身 1978 年 武蔵野美術大学工芸工業 デザイン学科卒業 1983 年 長三賞陶芸展長三賞受賞 1999 年 インド・ワークショップ参加 2006 年 「出石磁器トリエンナーレ」優秀賞受賞 2008 年 第二回台湾国際陶芸ビエンナーレ 審査員賞受賞 2014 年 スペイン・ワークショップ参加 小物ロクロ 常滑市出身 1978 年 フランス・ヴァロリス国際陶芸 展にて金賞受賞 2000 年 東海伝統工芸展審査委員 現在までに長三賞陶芸展で長三賞 6 回、 奨励賞 3 回など デザイン装飾 常滑市出身 1979 年 金沢美術工芸大学工芸科卒業 今井政之氏(京都)に師事 1986 年 日展入選 1990 年 朝日陶芸展( 90 秀作賞受賞) 2009 年 長三賞現代陶芸展奨励賞 他多数受賞 全国各地で個展、グループ展参加 常滑に半地下式穴窯を築造 小物ロクロ 常滑市出身 水野静仙氏に師事 日展、日本現代工芸美術展 現代工芸賞受賞 現代工芸会員賞受賞 東海展奨励賞受賞 第34回日本現代工芸美術展審査員、朝日陶芸展 知事賞受賞、78展で 78賞受賞、テーブル ウェアー大賞展佳作賞受賞、ニュークラフト 展入選、中日国際陶芸展入選、現 代 陶 芸 めん鉢大賞展入選、日本六古窯現代作家 選抜陶芸展3回出品 など多数受賞 その他、国内や海外に多くの作品を発表、展示 水上 勝夫 造 形 東海市出身 同志社女子大学中退、常滑市立陶芸研究所 にて学ぶ 1987 年 長三賞陶芸展新興部長三新人賞 2013 年 長三賞常滑陶芸展審査員賞 女流陶芸 NHK 京都放送局賞 2014 年 第 21 回庄六賞茶盌展庄六賞 欧州を中心にオリジナル技法の講座・作品 展示などし、交流活動を行う。 造形・絵付他 北海道小 市出身 1970 年 武蔵野美術大学彫刻科卒業 1974 年 常滑市に移る 1992 年 マラ工業大学(マレーシア)にて 国際陶芸交流事業に参加 1999 年 常滑市作品収蔵、常滑市文化会館に 設置 急須ロクロ 常滑市出身 焼締めで急須、茶器を主に制作 (公社)日本工芸会 正会員 経済産業大臣認定 伝統工芸士 常滑市指定無形文化財保持者 瑞宝単光章伝統工芸業務功労受章 絵 付 東京都出身 東京芸術大学工芸科卒業 宮之原謙先生に師事 日本陶芸倶楽部勤務 朝日陶芸展 入選、中日国際陶芸展 入選、 朝日現代クラフト展 入選 長三賞陶芸展 第20回記念大賞受賞 吉川 千香子 清水 源二 造 形 熊本県出身 1992 ∼ 93 年 アジア遊行 1995 年 金沢美術工芸大学彫刻科卒業 1996 年 パキスタン・アフガニスタン遊行 1997 年 金沢美術工芸大学大学院 彫刻 課程修了 1999 年 常滑市立陶芸研究所修了 現在 阿久比町の工房にて制作 杉江 明美 (平成 28年度講師) 大物ロクロ 常滑市出身 (公社)日本工芸会 正会員 ・日本伝統工芸展入選 ・東海伝統工芸展 第15回展 愛知県教育委員会賞 第21回展 東海伝統奨励賞 第29回展 NHK名古屋放送局長賞 ・長三賞常滑陶芸展、朝日陶芸展、日本陶芸展、 中日国際陶芸展 他受賞多数 松村 英治 Lect urer 講師紹介 津坂 和秀 釉薬応用 名古屋市出身 愛知県芸術大学(講師) 京都市技術伝統産業技術者研修 陶磁器コース(講師) 手 V oice 修 了 生・研 修 生 イ ン タ ビ ュ ー 修了生 原 照代 第 10 期生(平成 4 年度) 入所希望者へのメッセージ 海 風 と 土 の 匂 い の す る 常 滑 は 、焼 き 物 を 学 ぶ の に とて も 良 い 場 所 だ と 思 い ま す。 私 が 常 滑に 来 たのは 短 大を出てからでした。常 滑 の風 土とそこに集まる人々に魅 力を感じ な がら、も の づくりにつ いて 学 ぶ 研 修 生 活でした。修 了後 は 市 内 の 製 陶 所で ロクロをさ せ て 頂 き、そ の 後、昔 工場 だった一角を 借りて制 作 をして いました。当 時 は 2 0 時 過 ぎると 店 は 閉 店 する静 かな 町 でした が、誰 か の 家に 集まっては 食べ たり喋ったりと楽しい 時を 過ご しました。常 滑での出会 いと学びは、今 の私にとってとても大 切な 基 礎となっています。 修了生 入所希望者へのメッセージ 角掛 政志 研 究 所 に は 、色 々 な 設 備 が 整 って い ま す 。貪 欲 に 活 用して 下 さ い 。あ と 第 10 期生(平成 4 年度) 同じ目 標 を 持 つ 仲 間 との2年 間 を、有 意 義 な も の にして 下さ い。 焼 き 物 を 職 業 として いこうと 思 い、陶 芸 研 究 所 へ入 所すること が で き ました。今 にして思 えば 本 当に 無 謀 だったと 思 いま す。しかし、研 究 所で の1年 間 は 物 を 夢 中 で 作 る 楽しさ を 体 験 で きた 貴 重 な 時 間と場 所で す。そして、ここ が 自 分 にとって 焼 き 物 屋 のスタート地 点 でもあります。 研修生 布施 武 忙しくも楽しい、充実した日々です。 第 3 3 期生(平成 2 7 年度) 大 学 で 初 めて 出 会 った 陶 芸 、単 純 明 快 、大 学 卒 業 と 同 時 に 別 れてしまうに は 惜し い と 思 い 入 所を 決 め ました 。ここは 自 由 と 制 限 を 教 えてくれ ました 。陶 芸 は 自 由 で す が 、そ の 反 面 土 故 の 不 自 由 さや 決 まり 事 、守 ら な け れ ば なら な い ことも 多 くありま す 。しかし そ の 制 限 こそ 土 の 楽し む べ き 長 所 な の だと自 分 は 思 い ま す 。豊 か な 設 備 と幅 広 い 感 性 を 持 った 講 師 の 方々 、陶 芸 というも の に 対し 真 剣 に 向 き 合 える 環 境 は 忙しくも 楽し い 充 実した日 々で す 。 修了後の進路 繋 製 陶 業 独 立、常 滑市内 製 陶 所(山 源 陶 苑・仁 左 松 製 陶・豆青窯・南山 陶 苑・たちば な焼・千 交 苑・白山 窯 等)、常 滑市 内 陶 芸 教 室(株 式 会 社まるふく等)、常 滑市 内 陶 器 販 売 業、常 滑市 内 印刷 会 社、半 田 市 内エクステリア、県 内 教 育 施 設、県 内 博 物 館、大 阪 府 内 陶 器 製 造 販 売 業、 市内 作 家 弟子入り 等 入所時・修了後の支援 入所時の住居の確保及び修了後の進路について、面談等により本人の希望を 確認した上で、必要な支援を行います。 常滑焼 - 現代までの流れ AICHI 常 滑 は 平 安 時 代 末 期 から 現 在 まで や き も の の 伝 統 が 息 づ い TOKONAME て おり、日 本 六 古 窯( 瀬 戸 、常 滑 、信 楽 、丹 波 、備 前 、越 前 )の 一 つとして知られています。 中 世 の 頃に焼 かれた 常 滑 の や 三 筋 壺 は「 古 常 滑 」と呼 ばれ、 伊 勢 湾 から全 国 へと流 通して い たことが 明らかとなって い ま す 。江 戸 時 代 後 期 には 茶 具 の 生 産 も 盛 んとなり、朱 泥 焼 の 急 須は高 い 評 価を受けています。 近 代 に 入 ると、土 管 や 陶 彫 、衛 生 陶 器 、テラコッタや タイ ル な どの 建 築 陶 器 の 一 大 生 産 地としても知られるようになり、陶 業 陶 芸 の 街として確 固たる地 位を築きました。 上:自然釉三耳壺(平安時代末期) 下:故 三代山田常山作 朱泥横手急須 とこなめ陶の森について N 常滑 I.C 多屋町 5 多屋 陶磁器会館西 JA 原松町 陶磁器会館 文化会館 栄町 7 新瀬木橋東 ピアゴ 栄町 5 常滑東小 研修工房 常滑西小 陶芸研究所 大善院 奥条 6 市場 研修棟1階 / 研修室A・作業場(窯場) 研修棟2階 / 研修室B・研修室C 窯場・窯業機械室 資料館 奥栄町 INAXライブ ミュージアム 247 至 半田 とこなめ陶の森 資料館 陶芸研究所 研修工房 至 名古屋 (セントレアライン) 至 半田 研 修 は、主 に 陶 芸 研 究 所と研 修 工 房 に て 行 わ れ ま す。陶 芸 研 究 所 の 建 物 は 、建 築 家・故 堀 口 捨 己 氏 に より 設 計 さ れ、全 国 から 建 築 ファン が 訪 れ ま す。 至 セントレア 研修工房 名鉄常滑・空港線 常滑駅 陶芸研究所 知多横断道路 至 名古屋 交 通 ・ 名鉄常滑駅からタクシーで約5分、徒 歩約30分 ・ 名鉄常滑駅から知多半田駅行きバス「奥栄町」下車、徒 歩約7分 資料館 陶 芸 研 究 所 に 隣 接 す る 資 料 館 は 、古く か ら の 常 滑 の人々と や き も の と の 係 わ り を 学 ぶ こと が で きる 施 設 で す 。 ・ [自動車] 国道247号、新瀬木橋東 交差 点から3分 お問い合わせ先 とこなめ陶の森 開館時間 9:00∼17:00 陶芸研究所 休館日 月 曜 日(祝日の場合は翌日)・ 年 末 年 始 〒479-0822 愛知県常滑市奥条7丁目22番地 E-mail: TEL/FAX: 0569-35-3970 [email protected] お知らせ・最新情報 http://www.city.tokoname.aichi.jp とこなめ陶の森ホームページ : http://www.tokoname-tounomori.jp 常滑市ホームページ : F a c e b o o k ペ ー ジ : とこなめ陶の森 陶芸研究所 平成 28 年 7 月作成
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