2016 年度 褒章申請書 事業名称 鳥取JCしいたけの森プロジェクト カテゴリー 2.地域経済活性化部門 申請LOM 中国地区 LOM番号 156 理事長名 森原 誠 担当者名 小谷 泰史 担当携帯番号 ブロック ~森へとびこめ!フォレストダイブ~ (公社)鳥取青年会議所 LOM人数 担当 e-Mail 090-3744-6001 [email protected] 事務局 〒680-0031 事務局住所 鳥取県鳥取市本町3丁目201番地 事務局TEL 0857-24-1638 本事業の参加者 120 名 事務局FAX 会員数 120 名 関係者数 10名 一般参加者数 111 名 0857-24-1608 2009年より環境と経済の好循環を目指し、環境研究機関及び大学等の関係機 関と連携しながら、因幡オリジナルの環境保全を因幡市民へ広げるための啓発活 動を行ってきました。さらに近年では、企業のCSR活動や企業と研究機関を繋 げることで経済効果へ繋げようと試みましたが、容易でない事が分かりました。 事業背景 一方、原木しいたけを活用した環境保全の学びやきのこパートナーシップ協定に (400 文字以内) よる活動は、今後も因幡のグリーン政策委員会の土台となる活動であると確信し ています。 これらを踏まえ、環境保全と経済効果をより強く結びつけるためには活発な森林 保全活動が実施されていることが望ましく、その土台として多くの因幡市民が森 林保全に対する高い意識を持つことが重要であると考えています。 因幡地域に環境保全意識の高い地域イメージが確立するための土台作りとして、 次世代を担う小学生及びその保護者を対象に、実際に森林に親しみ楽しんでもら いながら森林環境保全の重要性や山と海の繋がりを学んで頂くことにより、因幡 事業目的 (400 文字以内) 市民の森林保全意識の向上を目的とした。 また、森林を所有する自治会等に対し、森林活動を通じて多くの子供たちが森へ 足を運ぶイベントモデル(フォレストダイブ方式)を提示することにより、森林 所有者の意識を変えるきっかけづくりの試みや、地域に集積する環境研究機関や 行政との意見交換会により、フォレストダイブ方式のブラッシュアップを行い、 森林保全意識の高い市民の輪の拡大を目指すためのステージ整備を目的とした。 (1)森へとびこめ!フォレストダイブ! 事業概要 (400 文字以内) [内容] (1)次世代を担う小学生とその保護者へ「森の大切さ」や「森と海の繋がり」 を楽しい体験要素を取入れながら森林保全の大切さを五感で感じてもらった。各 体験ブースでパネルを活用した説明を行い、それぞれの森林保全の仕組みやその 重要性を学んだ。 (2)継続的に事業に参加できる仕組みとしてJCしいたけの森プロジェクトの 賛同者(しいたけ地球環境防衛隊)を増やした。 1.間伐体験 2.植菌・植林体験 3.チェンソーアート 4.木工体験 5.ジビエきのこスープ 6.手作りブランコ体験 7.紙芝居 (2)事業展開の検証(意見交換会) 森林所有者への聞き取りも行い関係機関(行政、大学、専門分野研究所)との意 見交換会を実施した。フォレストダイブ方式による事業展開がより効果的に森林 保全意識の高い市民を増やしていく活動となるようブラッシュアップを行なう。 開催時間 開催場所 事業区分 公益性の有無 事業総予算 ②2015 年 10 月 10 日(土曜日)鳥取JCしいたけの森プロジェクト ②2015 年 10 月 23 日(金曜日)きのこパートナーシップ意見交換会 ②鳥取JCしいたけの森 ②鳥取市文化センター会議室 該当番号 16(23 項)環境保全を通じ、地域社会の、健全な発展を目的とする事 業 公益性(有り) 予算額:¥1,100,000決算額:¥1,09,378共 催: 協力団体 協 賛: (400 文字以内) 後 援:鳥取県・鳥取市・(公社)鳥取県緑化推進委員会 その他:(主催)(公社)鳥取青年会議所 事業対象者 因幡市民・森林を抱える自治会 因幡のグリーン政策のこれまでの方向性を確認するため過去の協力者や行政、大 学などへ聞き取りした結果、企業と研究機関を繋げ環境保全と経済効果を直結す る事は難しいという見解であった。そこで実際の森の中でのイベントを通して一 般市民の森林保全への意識を高めることが将来的に因幡地域が環境保全の先進 地となると考え本年度はその土台づくりを目指す事とした。その為、土台として 具体的な活動内容 一つのモデルケースを作り、その後地域へ波及させる事とした。モデルケースの 舞台として森林所有者や各地域へアプローチを行ったが、最終的な協力が得られ ず、今年度は JC しいたけの森で行う事とした。次年度以降、他地域へ波及させ る為の手法を検証する必要があり外部協力者の意見を取り入れてブラッシュア ップする事とした。また、新たな場所提供者となる可能性がある森林所有者の事 業視察を促し、森林保全意識の高い市民の輪の拡大を目指した。 2009 年より(公社)鳥取青年会議所では「環光のまち因幡」推進運動をかかげ、環境を 観光資源としてまち創りに活かしていこうと発足した。(公社)鳥取青年会議所の一つであ ステップ (400 文字以内) る因幡のグリーン政策委員会では、因幡(鳥取市)地域の荒廃しつつある里山を観光資 源として活用してきた。またこの地域にしか存在しない(一財)日本きのこセンター菌蕈研 究所のご協力により、これまで、企業や県外の方々に実際荒廃しつつある主に人工林へ 入って頂き、間伐体験・植林体験・しいたけの植菌を行なって頂き、自然のサイクルをよ り多くの方々に学び、環境保全の重要性に気づいていただいた。 そして今後も因幡地域の方々のみならず、県外の小学生の森林学習・企業によるCSR の一環として因幡地域を選んでいただける地域を目指し、環境保全の環の拡大を目指 す。 【事業への動員】動員計画(小学生 60 名とその保護者の計 120 名)に対し、小 学生 60 名とその保護者等の計 111 名の参加があり、ほぼ目標を達成した。 【市民の意識向上】参加者へのアンケートから、「とても楽しかった」及び「楽 しかった」が 100%という結果であり、森林の素晴らしさを十分に体験して頂け た。さらに、森の大切さや森と海の繋がりの学びに関しても、「分かりやすく学 目的の達成度 べた」及び「なんとなく学べた」が全体の 97%という結果であり、因幡市民の (400 文字以内) 森林保全意識の向上に寄与できたと考えられ、十分に目的を達成できたと判断出 来る。 【森林保全意識の高い市民の輪の拡大への準備】環境研究機関や行政との意見交 換会により、有益な意見を頂き、フォレストダイブ方式のブラッシュアップが出 来た。さらに、聞き取り結果から当事業が森林所有者の意識を変えるきっかけづ くりにもなったことから、輪の拡大への準備を概ね整えることが出来た。 当事業は、因幡市民の森林保全意識の向上に寄与しただけでなく、次世代を担う 小学生を主な事業対象としていることから、人材育成としての一面も持ち合わせ ている。実際に、自然の中で五感をフルに感じ楽しみながら学ぶことにより、自 然に感謝し自然を大切にする感性を養うことが出来、人格形成に良い影響を及ぼ すとの外部協力者からのご意見も頂いた。 地域社会への影響 また、事業実施に向けて、鳥取市教育長への事業内容の相談を行ったことやイベ (400 文字以内) ント会場周辺の小学校へ個別に事業説明及び参加募集を行ったことにより、教育 関係者や地元小学校に対して「実際に森林に足を運び自然体験を通じて学ぶこと の大切さ」を改めて再認識して頂けた面もある。 これらのことから、因幡市民の森林保全意識の向上に寄与できただけでなく、屋 外や自然の中で遊んだり学んだりする機会が少ない現在の小学校教育の現状へ 一石を投じることが出来たと考える。 鳥取青年会議所の運動ビジョンである「環光のまち因幡推進運動」の 3 政策の 1 つである「因幡のグリーン政策」では、2012 年より、因幡オリジナルの環境を 企業のCSRやグリーンツーリズムとして提案したり、因幡オリジナルの環境研 究機関と企業との連携等により、直接的な経済効果を模索してきた。 しかし、環境と経済の好循環は、短期的に成せることではなく、中長期的な目線 LOMへの影響 (400 文字以内) で環境保全に対する意識の高い市民の輪が拡大するような事業を地道に継続的 に実施していくことが、将来的に環境と経済の好循環に繋がるとの方向性を導き 出した。 具体的には、次世代を担う小学生に環境保全の大切さを主体的に学んで頂く仕組 みなど取り入れた事業を構築し、因幡地域に環境保全意識の高い地域イメージが 確立する可能性を示すことができた。 その結果、本年度の事業を継続・発展させることで、「因幡のグリーン政策」の 2019 年度の姿を明確に示したと考える。 現在、中国地区内でも、このような森林が荒廃していく現状が多く見られる 地区・ブロックへの 企業・NPO法人など様々な団体が個々に保全活動を行っている。 影響 (公社)鳥取青年会議所 因幡のグリーン政策委員会では、今後の活動でその個々で行 (400 文字以内) なっておられる企業・NPO法人も環境保全の環に入って頂き、環境保全の環を拡大さ せていく。 事業継続性の有無と 参加者へのアンケート結果より、 「また、同様の森林保全活動に是非参加したい」 期間 との回答が77%、「参加しても良い」を加えると97%となり、この事業を継 (400 文字以内) 続的に実施することに対するニーズをはっきりと確認することが出来た。実際 に、今後も同様なイベントへの情報提供を行うために案内した「しいたけ地球防 環境衛隊」についても多くの方に登録頂いた。 また、今後は、意見交換会を通じてブラッシュアップすることが出来た「フォレ ストダイブ方式」について、行政の補助制度を活用したり、森林所有者の意識を 変えることにより賛同者を増やし、森林保全意識の高い市民の輪の拡大を目指す ため、因幡地域の各地で同様なイベントが開催されるようになることが鳥取青年 会議所としての 2019 年のビジョンである。それらを踏まえ、2019 年までの間は、 鳥取青年会議所として、事業を継続する必要があると考える。 その他 添付資料 (事業風景写真、新聞記事、参加者や協賛者から寄せられた感想文など) PDF資料 2MB、5ペ *PDF資料は、必須項目となります。別途作成し、本褒章申請書と一緒に電子メールに ージ以内(プレゼンテ てご提出お願いします。 ーション用資料) 添付資料 ①事業風景 ②新聞記事 ③外部意見交換会議事録 ④プレゼン資料(パワポ) 鳥取JCしいたけの森プロジェクト ~森へとびこめ!フォレストダイブ~ ※森林保全体験や森に親しむ体験として「間伐体験」 「植林・植菌体験」「木工体験」「手作りブランコ体験」を 実際に体感してもらいながら、「森の大切さ」や 「森と海の繋がり」を学んでもらった。 • 各体験ブースにおいて、体験前にパネルを活用した講習を 行い、それぞれにちなんだ森林保全の仕組みやその重要性 を学んでもらった。 • 楽しい体験要素を取入れる事で参加者全員に森林保全の 大切さを五感で感じてもらった。 【当日参加者】 子供(小学生)64名+大人47名 ⇒ 合計111名 各小学校へ配布したチラシの効果で、多くの人にご参加頂いた。 (1)事業当日の状況 【間伐体験】 ①目的 間伐体験を通して、理想的な森林の状態を学習し、間伐作業の必要性を体感してもらう。 ②内容 インストラクターとして外部協力団体「さじ弐拾壱」をお招きし、参加者に指導してもらい、 安全に細心の注意を払いながら間伐体験を実施した。 間伐体験として、実際に予め明示していた立木を伐倒(及び玉切り)を行った。 (2)事業当日の状況 【植林・植菌・もぎとり体験】 ①目的 JCメンバーが指導者となって、植林の意味・大切さを伝えるとともに、間伐材をしいたけ の原木として利用することで森の環境サイクルが早くなることなどを説明し、森林環境全体 のサイクル等を学習してもらう。 ②内容 しいたけの原木となるクヌギの苗木を植えた。 また、実際に、間伐したクヌギの原木にしいたけの菌の植菌作業を体験してもらった。 (3)事業当日の状況 ※事業当日は、多くの人にご参加頂き、本当に大盛況でした! (4)事業当日の状況 ※日本海新聞やぴょんぴょん ネットなどマスコミにも取材 されました!
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