飛騨市広葉樹資源量調査業務委託事業者選定に係る公募型

飛騨市広葉樹資源量調査業務委託事業者選定に係る公募型プロポーザル公募実施要領
第1 主旨・目的
飛騨市は 93%が森林に覆われ、その 7 割は豊かな広葉樹が占める。広葉樹は家具な
ど身近なところに多く利用されながらも、全国どこの地域においても国産広葉樹を有
効に活かすだけの仕組みを作るまでには至っていない。飛騨地域には広葉樹専門の製
材所のほか、工務店、木工メーカー、個人の木工職人など、地域内に整っていること
に加えて、施業事業者と製材事業者が同一地域内にあり、伐採木の所在が明確で高い
トレーサビリティが確立できるなど、他地域にはない優位性を持っている。
こうした背景を踏まえ、飛騨市は地域資源としての森林に再度光を当て、これまで
向き合ってこなかった「広葉樹(雑木林)を活かす」ということにきちんと向き合い、
伐採から商品開発、販売までを一貫して地域内で行う「広葉樹活用プラットホーム」
を構築することで林業の 6 次産業化を推進し、持続可能な地域づくりを目指す取り組
みを実施する。
本事業は、森林の調査・分析などの分野に高い知識と豊富な経験を有する事業者を
活用することで、取り組みのベースとなる市内広葉樹の資源量及び特徴などを調査・
把握することを目的とする。
また、この業務を委託するにあたり、委託業務の内容、プロポーザルにあたっての
参加要件及び選定手続をこの公募要領で定める。
第2 募集内容
1 委託業務名
飛騨市広葉樹資源量調査業務
2 業務内容等
別紙「飛騨市広葉樹資源量調査業務委託基本仕様書」のとおり
3 委託業務期間
契約締結の日から平成29年2月28日まで(予定)
4 委託費の上限
8,996,400円(消費税及び地方消費税込み)
※委託契約の額は、市の予算の範囲内において、業務委託仕様書における業務内容に
基づき契約交渉の相手方が算定した額(見積額)とする。
5 選定方式
公募型プロポーザル方式による。
第3 プロポーザルに係る事項
1 プロポーザル参加の要件
プロポーザルに参加できる者は、委託業務を効果的かつ効率的に実施することができ
る民間企業であって、以下のアからケまでの条件を満たすものとする。
ア
プロポーザル参加希望者は、飛騨市競争入札参加資格における物品に登録のある
企業であること。ただし、プロポーザル参加申請提出日の期限までに登録した企業
も認める。
イ
過去3年間(平成25年度~27年度)において、国内山林における資源量調査
またはそれに類似した業務の実績があること、または実績がなくとも今回業務が履
行可能な明確な根拠が説明できること。
ウ 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当しないも
のであること。
エ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)第 17 条第 1 項または第 2 項に規定による
更生手続開始の申し立て(同法附則第 2 条の規定によりなお従前の例によることと
される更生事件に係るものを含む。
)をした者にあっては、同法第 199 条第 1 項若し
くは第 2 項または第 200 条第 1 項の規定による更生計画許可(同法附則第 2 条の規
定によりなお従前の例によることとされる更生事件に係るものを含む。
)の決定を受
けていること。
オ 民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)第 21 条第 1 項または第 2 項の規定による
民事再生手続き開始の申し立てをした者にあっては、同法第 174 条第 1 項の規定に
よる再生計画許可の決定を受けていること。
カ 暴力団員による不当な行為の防止に関する法律(平成 3 年法律第 77 号)第 2 条第
2 号に規定する暴力団及びその利益となる活動を行う者でないこと。
キ
飛騨市から、指名停止措置を入札参加資格確認申請期限日から当該業務の本契約
締結の日までの期間内に受けていないこと。
ク プロポーザル参加申込時点で、国税及び地方税の滞納がないこと。
ケ その他適正な入札の執行が阻害されないと認められること。
2 提出書類
ア プロポーザル参加申込書(様式第 1 号)
イ
… 1部
受託実績が分かる書類(契約書及び仕様内容が分かる書類)または今回業務が履
行可能な根拠となる書類
… 1部
イ 企画提案書等提出書(様式第 2 号)
… 5部
ウ 同添付書類(様式第 3 号~第 6 号)
… 5部
※
上記の書類に係る様式等は、日本工業規格A4縦型(一部A3版資料折込使用可
能)とします。
3 提出期限
・プロポーザル参加申込書等(上記ア及びイの書類)
… 平成28年7月19日(火)17:00 までに必着
・企画提案書等(様式第 2 号及び第 3 号~第 6 号)
… 平成28年8月1日(月)17:00 までに必着
4 提出方法
持参または簡易書留郵便により提出すること。郵送の場合は提出期限内に必着のこと。
5 提出先
飛騨市役所 企画部企画課
〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町 2 番 22 号
6 プロポーザルの日程等
ア スケジュール
項
目
日
程
平成28年7月8日(金)
①
公募要領等の公表・配布
~平成28年7月19日(火)
平成28年7月8日(金)
②
公募要件等に関する質問受付
~平成28年7月15日(金)
平成28年7月8日(金)
③
プロポーザル参加申込受付期間
~平成28年7月19日(火)
④
プロポーザル参加資格結果通知書 平成28年7月20日(水)発送予定
の送付
(参加申込者全員に資格の有無を通知)
平成28年7月21日(木)
⑤
企画提案書受付期間
~平成28年8月1日(月)
⑥
プロポーザル評価会議
平成28年8月上旬(予定)
⑦
審査結果の通知・公表
平成28年8月上旬(予定)
イ 公募要領等の入手方法
公募要領等については、飛騨市ホームページから入手してください。
(担当課窓口または当市からの郵送による配布は行いませんのでご了承ください)
ウ 公募要領等に係る質問書の受付及び回答の公表
① 質問書提出方法
プロポーザルに参加するに当たって質問事項がある場合は、質問書(様式第7
号)を企画課あてにファクシミリ、電子メール(ファイル形式はマイクロソフト
社ワード文書ファイルとしてください)または郵送にて提出してください。
② 回答
質問に対する回答は、競争上の地位その他正当な利益を害する恐れがあるもの
を除き、随時、ホームページ上で公開します。
エ プロポーザル参加申込書の提出方法
プロポーザル参加希望者は、参加申込書(様式第1号)を企画課まで持参または
郵送にて提出してください。郵送の場合、必ず「特定記録郵便」としてください。
※電子メール、電子ファイルでの受付はいたしませんのでご了承ください。
オ プロポーザル参加に際しての注意事項
① 失格または無効
以下のいずれかの事項に該当する場合は失格または無効となることがあります。
⑴ 入札関係者に対して、直接、間接を問わず故意に接触を求めること。
⑵ 他の提案者と企画提案の内容またはその意思について相談を行うこと。
⑶
事業者選定終了までの間に、他の提案者に対して企画提案内容を意図的に開
示すること。
⑷ 企画提案書類に虚偽の記載を行うこと。
⑸ プロポーザル評価終了後に、参加資格を満たしていない事実が発覚した場合。
⑹ その他選定結果に影響を及ぼす恐れのある不正行為を行うこと。
② 著作権・特許権等
提出書類の内容に含まれる著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その
他日本国の法令に基づいて保護される第三者の権利の対象になっている事業手法、
維持管理手法等を用いた結果生じた事象に係る責任は、すべて提出者が負うもの
とします。
③ 複数提案の禁止
プロポーザル参加者は、複数の企画提案書の提出はできません。
④ 提出書類の変更の禁止
提出期限後の提出書類の変更、差し替え若しくは再提出は認めません。
(ただし、
軽微なものは除きます)
⑤ 返却等
提出書類は、理由の如何を問わず返却いたしません。
⑥ 費用負担
企画提案書の作成、提出等プロポーザル参加に要する経費等は、すべて参加者
の負担とします。
⑦ その他
⑴
プロポーザル参加申込書を提出した場合であっても、企画提案書等提出書類
の提出がなされない場合は辞退したものとみなします。
⑵
参加者は、企画提案書の提出をもって、公募要領等の記載内容に同意したも
のとします。
⑶ 提出された企画提案書等は、飛騨市情報公開条例(平成 16 年条例第 14 号)
に基づく情報公開請求の対象となります。
⑷ 企画提案書の提出後を辞退する場合は、プロポーザル評価前日の午後 5 時 00
分までに、辞退届(様式自由)を企画課に持参または郵送により提出してくだ
さい。なお、郵送の場合は、必ず「特定記録郵便」としてください。
カ 見積書作成に当たっての注意事項
① 提案金額は、委託期間中の本業務に係る費用の見込額とすること。
②
消費税及び地方消費税に係る課税業者であるか免税事業者であるかに関わらず、
見積もった金額に当該金額の100分の8に相当する額を加算した額を見積書に
記載すること。
(二重に消費税を加算しないよう注意してください。)
第4 評価に係る事項
1 審査の評価方法
ア
提案書等を審査するため「飛騨市広葉樹資源量調査業務プロポーザル審査員会」
を設置し、審査員5名によるプロポーザル評価を非公開にて行います。
イ
提案者の選定に当たっては、評価項目に沿って提出書類の内容について評価を行
い、企画提案の内容及び事業の実施能力等を評価、審査します(プレゼンテーショ
ンは行いません。)。
ウ 審査委員会は、企画提案書の締め切り後、速やかに開催します。
(8月上旬予定)
2 評価項目及び評価内容
別表評価基準のとおり
3 契約交渉の相手方の選定
上記の評価基準に基づき、プロポーザル審査委員会において評価を行い、最優秀提
案者を選定します。
4 提案者が1者またはいない場合の取扱い
提案者が1者のみの場合であっても、プロポーザル審査委員会を開催し、評価の結
果において基準点を満たすときは、当該提案者を最優秀提案者とします。基準点に満
たない場合、または提案者がない場合は該当なしとします。
5 選定結果の通知及び公表
選定結果は、選定後、プロポーザル参加者に文書にて通知するとともに、飛騨市ホ
ームページ上で公表します。なお、電話等による問い合わせには応じかねますのでご
了承ください。
公表する内容は以下のとおりです。
ア 最優秀提案者の名称、評価点及び順位点
イ 全プロポーザル参加者の名称(申込順)
ウ 全プロポーザル参加者の評価点及び順位点(得点順で応募者の名称は秘匿)※
エ 最優秀提案者の選定理由
※プロポーザル参加者が2者の場合には、競争上の地位に配慮し、ウは公表しな
いこととします。
第5 契約の締結
1
選定した最優秀提案者と市とが協議し、委託業務に係る仕様を確定させた上で契約
を締結します。仕様書の内容は、提案された内容が基本となりますが、最優秀提案者
と市との協議により必要に応じて内容を変更した上で契約を締結するため、提案され
た内容及び見積額が変わる場合があります。また、委託契約額は、市の予算の範囲内
において、確定した仕様書の内容に基づく最優秀提案者の見積額とします。
なお、選定した最優秀提案者と市との間で行う仕様の詳細事項について協議が整わ
なかった場合には、選定結果において評価の合計点が次に高い提案者(最低基準点に
満たない者を除く)と協議を行うこととします。
第6 業務の適正な実施に関する事項
1 業務の一括再委託の禁止
受託者は、受託者が行う業務を一括して第三者に委託し、または請け負わせること
はできません。ただし、業務を効率的に行う上で必要と思われる業務については、業
務の一部を委託することができます。
2 守秘義務
受託者は、委託業務を行うにあたり、業務上知り得た秘密を他に漏らし、または自
己の利益のために利用することはできません。また、委託業務終了後も同様とします。
3 実施計画書の提出
受託者は、契約締結後、速やかに本委託業務の実施計画書(実施体制・事業内容等)
を作成し、市の承認を得てください。また、業務の実施にあたっては、必ず市と協議
の上で実施してください。
4 実施報告書の提出
受託者は、業務終了後速やかに、仕様書の内容を満たしていることが確認できる報
告書を提出してください。
第7 業務の継続が困難となった場合の措置について
受託者との契約期間中において、受託者による業務の継続が困難になった場合の措置
は、次のとおりとします。
1 受託者の責に帰すべき事由により業務の継続が困難となった場合
受託者の責に帰すべき事由により業務の継続が困難となった場合は、市は契約の取
り消しができます。この場合、市に生じた損害は、受託者が賠償するものとします。
なお、次期受託者が円滑かつ支障なく当業務を遂行できるよう受託者は引き継ぎを
行うものとします。
2 その他の事由により業務の継続が困難となった場合
災害その他の不可抗力等、市及び受託者双方の責に帰すことができない事由により
業務の継続が困難となった場合、業務継続の可否について協議するものとします。一
定期間内に協議が整わない場合、それぞれ事前に書面で通知することにより契約を解
除できるものとします。
なお、委託期間終了若しくは契約の取消しなどにより次期受託者に業務を引き継ぐ
際は、円滑な引継ぎに協力するとともに、必要なデータ等を遅滞なく提供することと
します。
(別紙)
⾶騨市広葉樹資源量調査委託業務プロポーザル評価基準
1 評価の手法について
評価は下記の「評価項目及び評価内容」に基づき、プロポーザル参加者ごとに点数評価を⾏う。
合計点は、企画提案の内容等に関する評価(以下「企画展」という。
)及び価格に関する評価「以下「価格点」という。
」の合計と
する。
【合計点:100点】=【企画点:90点】+【価格点:10点】
2 企画点について
下記評価項目及び評価内容に基づき採点する。
(90点満点)
評価項目
評価内容及び配点
委託業務を実施するにあ
本業務を適正に実施できる会社の特色及
① たっての貴法人の特色及
び優位性があるか【10点】
び優位性
過去に本業務と同様な内容の森林調査
(下請・プロジェクト参画を含む)の実
② 森林調査業務の実績
績があるか【10点】
現地踏査の手法
現地踏査の手法が市内広葉樹資源量調査
に対して適切であるか【5点】
④
現地踏査により把握する
データの精度
調査結果の精度を⾼めるため、プロット
の設置に対する考え方及びプロット数は
現地踏査として適切であるか【10点】
⑤
上空からの調査の手法
上空からの調査の手法が市内広葉樹資源
量調査に対して適切であるか【5点】
⑥
上空データによる現地踏
査データの補正・データの
精度
上空からの調査及び現地踏査データの補
正手法が、調査結果の精度を⾼めるため
に適切であるか【10点】
把握したデータの解析と
各種データの推計⑴
把握したデータから資源量等各種データ
を推計する手法が適切であるか【5点】
⑧
把握したデータの解析と
各種データの推計⑵
森林活⽤を進める上で、データのみなら
ず市内広葉樹の資産価値を把握できるも
のであるか【10点】
⑨
市内広葉樹の活⽤に関す
る提案
③
⑦
⑩
⑪
⑫
評価基準点及び配点
優 秀
普 通
や や
劣 る
劣 る
(10 点) (8 点)
(6 点)
(4 点)
(2 点)
(10 点) (8 点)
(6 点)
(4 点)
(2 点)
(5 点)
(4 点)
(3 点)
(2 点)
(1 点)
非常に
優 秀
優 秀
普 通
劣 る
(10 点) (8 点)
非常に
優 秀
優 秀
(6 点)
や や
劣 る
(4 点)
(2 点)
(5 点)
(4 点)
(3 点)
(2 点)
(1 点)
(10 点) (8 点)
非常に
優 秀
優 秀
非常に
優 秀
優 秀
非常に
優 秀
優 秀
普 通
普 通
普 通
普 通
や や
劣 る
や や
劣 る
や や
劣 る
や や
劣 る
劣 る
劣 る
劣 る
劣 る
(6 点)
(4 点)
(2 点)
優 秀
普 通
劣 る
(4 点)
(3 点)
や や
劣 る
(2 点)
(1 点)
(10 点) (8 点)
(6 点)
(4 点)
(2 点)
(10 点) (8 点)
非常に
優 秀
(5 点)
非常に
優 秀
優 秀
普 通
(6 点)
(4 点)
(2 点)
非常に
優 秀
優 秀
普 通
劣 る
(5 点)
(4 点)
(3 点)
や や
劣 る
(2 点)
(1 点)
(5 点)
(4 点)
(3 点)
(2 点)
(1 点)
(5 点)
(4 点)
(3 点)
(2 点)
(1 点)
実施体制2
本業務に関する専門的知識や経験を有す
る者が当該業務の実施に確保されている
か【5点】
その他提案内容全般で本業務の成果向上
のために有効な業務提案があるか
【5点】
非常に
優 秀
非常に
優 秀
優 秀
優 秀
普 通
普 通
や や
劣 る
劣 る
優 秀
本業務を円滑に遂⾏できる人員及び体制
が確保されているか【5点】
普 通
や や
劣 る
非常に
推計データから、⾶騨市の森林活⽤に関
優 秀
する考え方が提案されているか
【10点】
実施体制1
その他
非常に
優 秀
や や
劣 る
や や
劣 る
劣 る
劣 る
劣 る
3 価格点について
価格点の算出式は次のとおりとする。
(10点満点)
【価格点】=価格点の上限-{
(⾒積⾦額(税込)/委託費の上限)×価格点の上限} ※1点未満の端数は四捨五入する。
4 最優秀提案者の決定
・評価者5人の企画点を合算した値が、250 点(最低基準点)に満たないプロポーザル参加者が選外とする。なお、プロポーザル
参加者が1者のみで、最低基準点に満たず選外となった場合は、再度入札を実施するものとする。
・評価者別にプロポーザル参加者ごとの合計点を比較し、第1位に3点、第2位に2点、第3位に1点の順位点を付与する。ただ
し、同順位のプロポーザル参加者が複数ある場合は、当該順位及びその下位に当たる空位の順位点の合計を当該順位になったプロ
ポーザル参加者の数で除して得られる点数を付与する。
・プロポーザル参加者ごとの順位点の合計を比較し、⾼い点の者から順位を付す。ただし、順位点の合計が同点の場合は⾒積額が
少ない者を⾼い順位とする。なお、同点かつ⾒積額が同額の場合は、くじ引きにより決する。
・最も順位の⾼い者を最優秀提案者として選定する。