教室ですすめる特別支援教育 佐倉市教育委員会 特別支援教育は特別な場所で特別な児童生徒が受ける教育ではなく,「一人ひとりのニーズにこたえ る教育」です。集団指導の場を生かして「個への指導を充実」させていくこと,「一人のために」する配慮 や工夫が「どの子にも」有効になっていくという視点が大切です。生活で,授業で,おさえたいポイントを チェックリストにしましたのでご活用ください。 項 目(生 活) チェック 1 1日のスケジュールを掲示し,朝に確認するようにしている。 2 月予定や週予定を掲示し,子どもたちに知らせている。 3 当番活動の手順や順番をわかりやすく示している。 4 そうじの手順をわかりやすく図や表で示している。 5 子どもの特性に合わせて,集中力が高まる座席やグループ配置を決めている。 6 机の中やロッカーの使い方に関するルールを統一している。 7 子どもたちの注目を集めてから話をするようにしている。 8 子どもに対して丁寧で穏やかに肯定的な話し方を心がけている。 9 子どものできていることや良いところを積極的に見つけ認めるようにしている。 10 お互いの良さを紹介し,認め合う機会を作っている。 11 教室のルールを目に見える形(掲示や板書)で示すようにしている。 12 必要のある子どもには,個別の宿題を出している。 13 結果よりも努力したことを具体的に取り上げて評価するようにしている。 14 ルールを守っている子どもを多様な方法で誉め,賞賛的な雰囲気作りに努めている。 保護者と連絡を取り合い,課題を共通理解している。支援を要する子どもの保護者には 肯定的な対応を心がけている。 項 目(授 業) チェック 16 前面黒板の周りが整理され,板書が強調されるようにしている。 17 授業の開始前に必要な用具が準備されているか確認している。 15 18 1時間の授業や活動の流れを板書や掲示によって示している。 19 1時間の授業や活動のねらいが子どもたちにもわかるように工夫している。 20 ひとつの指示でひとつの課題を出すようにしている。 21 子どもにとってわかりやすい言葉づかいを意識している。 22 全体への指示の後,必要に応じて個別に声をかけたり確認したりしている。 23 子どもの実態に合わせてワークシートを用意するなど,補助的な教材を工夫している。 24 子どもの興味をひきつける発問を工夫している。 25 板書の仕方や量を工夫している。 26 授業の内容が校外の家庭や地域での生活に結び付くことを意識している。 27 考える,書く,発表する等,子どもたちの活動の時間を確保している。 28 授業の中にペア学習やグループ学習等の時間を取り入れている。 29 支援を要する子どもの単元での到達目標が明確になっている。(指導案に明記されている) 30 具体物や視聴覚教材など,視覚的な情報の提供を工夫している。
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