日本語教員養成にもとめられるもの

日本語教員養成にもとめられるもの
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学習者のニ-ズに真にこたえうる教員をめざ して-
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愛知県立大学外国語学部
土屋千尋
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2 学 習 目的 の 多 様化
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17,
296人 とな ・
コて いる J児童生徒 に対す る日本語教育の問題は 90年代 、重要 課題のひとつとな っ
た。愛知 県の例 を 紹介 するO愛知 県立大学か ら車 で 10分ほどいったところに保見 団地 (
皇田市) と
いう団地 があ り、そ こには 、約 1万人の 住民がすんで いて、その うち 3,
300 人が 日系 ブラジル人 と
いう特殊な 状況 にあ る C団地内 にあ る、豊 田市立棄保 見小学校 は、全校生 徒 359人、そ の うち外 国
人児童が 71人 (内 ブラジル 58人)で ある (2000年 7月現在)。クラスの 5分 の 1が外国人児童 と
いうことで 、彼 らに対 する教育が切実な問題 となってお り、先生方の真剣な と L
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学 習 目的の 多 様化 は、 上記 の 場合 だけ にか ぎ らな いO 大学 におけ る日本語 教 育 も、た とえ ば 、
1995年度 か らは じま った 短期留学推進制度 によ る留学生 うけいれ 、2000 年度秋か らは じまった 日
韓プログラム によ る国立 大学工学系留学生 うけいれな ど、 日本語学習を第 一 日的 と しない様々なプ ロ
グラムが実施 され て いる。
学習者の多様化 とは、 いいかえ ると、 日本や 日本語学習が 目的ではな い、つま り、 日本や 日本語 が
すきだか ら、興 味があ る か ら日本 にいるというわ けではない人がた <さん いるとい う,
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とえば、留学生 の場合 、 自分 の国では、 三ゐ勉強 や癖免ができな いが∼ E
3本 に<れ ば、まめ勉強や 由
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できる、だか ら日本 にきた目せ
、という具合で ある。 日本や 日本語がす き、興味があるというこ と
などさしたる問題ではな い。彼らにとって、日本 語を勉強 しなくてよいな ら、それ にこしたことは な
い.日本での労働を目的 に来 日した人も日本や日本語がすきできたわけで はない。ま してや、その 親
といっしょにきた子どもたちは、日本にすむことなど彼 らにとって青天の昏匿の出来事であったで あ
ろう。
1.
3 日本音敦 J
L霊 威 にかかわ る赦鐘
学習者および学習 目的の多様化をうけて、養成課程を修了 した 日本語教員の活躍する場 も現在 多様
化 している。また、日本語教員成課程 ,コ-ス数は、1989年 121機 関、1998年 384機関、受 講
272人、1998年 29,
289人、現在 と 10年前をく らべると、 いずれも 3.
2倍
者数は、 1989年 9,
になっている (『日本語教育のための教員養成について』による)0
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日本舌 救 J
L兼 戒 に粥する捷曹j
2000年 3月 「日本語教育のための教具養成について」という提 言がなされ、そこで、あた らしい
教育内容が しめされた。 これは、1985年 「日本語教員の養成等について」 において しめされた 「日
本語教員養成のため沿標準的な教育内容Jが改訂されたもである02000年 の提言の基本となるもの
日本語教育とは、広い意味で、コミュニケ ーシ ョンそのものであ り、教授者 と学習者 とが固 定
は、 「
的な関係ではな<.
,相互に学び、教え合う」ということである,
、
1985年版のものと 2000年版のものをくらべると、提言に 「
標準的」ということばがな くな った
のがおおきなちがいであ るCこれはひとえに、学 習者及び学習者の目的の 多様化という需要に対応 し
なければな らない現実が あるからであるQ r
標準 的な教育内容」というものが硬直的な指針 とうけ と
められかねなかったと提 言でのべられている。 「標準単位数をしめすことや主専攻 ・副専攻 という区
分よりも日本語教具として実際に教育活動にのぞ むにあたって、基礎的に身につけておくべき内容 、
日本語教授法などの必須 の内容、学習者の属性に応 じて選択的に習得すべき内容を明確にしてお く必
要がある」とのべられて いる。各大学独 自に理念 や 目的をもって、工夫 して、特色ある養成をお こな
うことをもとめ られているわけである。そ して、教育実習がきわめて重要であると、特に実践的な 部
分の教育が強調 されているO
盟.教授者 と学 習者 のずれ- 地域の E
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奉賛教 皇の事例 か ら1の項でのべたよ うに、国内の教育状況がおおきな変化の様相をみせているが 、これ らの教育を に
なう教授者たちは実際に どのような対応をしているのであろうかO近年、学習者のニ-ズにこたえ う
る教授者というものがもとめられているが、はた して、現状はどうであろ うか。具体的な例をみて 考
察する。地域の 日本語教室の現場から、教授者と学習者の意識のずれということで、次の 2つの事 例
が報告されているo地域 の日本語教室では教授者 というよりも支援者よんだほうがふさわ しいか も し
れないnこの項では、統 一のため 「
地域の日本語教室」で外国人の 日本語学習支援をおこな う人を教
授者とよぶ0
2.1 学習者 と教授者 の開保- 札韓市のP査二嵐 喜多村、大井らは 1997年に札幌国におけ る日本語ボランティアについて調査 し、その結 果
について、1997年、1998年に報告をしている。 1999年、これ らの報告に足立が考察をくわえて、
学習者の環境、学習目的 、レベル、学習期間の多様性の存在のために学習者と教授者の間に 「
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対等の大人同士 としてはなしあえる
・鱒締着がとらえた学習書-おしえる対象
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2.
2 学習者 と教授者、それぞれが もとめるもの
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ボランティアによる日本語教室で調査 し、次のような結果をえたo
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や首肯運用をお しえ亀壁
ずれが生 じたまま・教 室が進行 してい<と、学習者は教室からどんどん はなれてい<o教授者はそ
の理由がわからず,学習者の姿勢があまいなど、学習者側にその要因をもとめることで納得 し、そ こ
でとどまって しまう0日本や 日本語をLe
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晋やめて鵬 ことは稀であるうOまた、教室 を
J苛も、学習者露二-京というものは完全に把握で き
開始する前に詳細なこ-ズ調査をおこな ったとL
るものではないのであるO学習者が=戒 を明確 にしめずことができるな らもそれは相当学習がすす
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洩 る。ニ-ズを明確にするため、双方教室ぞ活動 しているとももっても過言ではない。
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(1)学生が興味あるテ-マを決定
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(3)表計算ソフ トをつかって、結果をグラフにし.分析
(4)プレゼンテーションソフ トをつかって口頭発表
3.1.
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(1)コースは 16 コマ′
1過 (1コマ=90分) X15過
(2)プロジェク トワーククラスは 2 コマ /
'1過 (
1コマ/1遇 のコンピュータクラスも適宜、発表準
備にあてる)
3.
1.
3 プロジェク トワークの フ ィー ドバ ック
口頭発表終了後、フィー ドバ ックとして、学生 16名、指導にあたった教具 7名に対してアンケ ー
ト調査をした。フィー ドバ ックとはコースデザイ ンの一環である教育評価 のひとつとしてとらえる も
ので、情報を収集 した後、それをもとに分析 ・判断し、教育現場に還元、そ して教育の改善につな げ
ようとするものである。アンケー ト貸間項目はプロジェク トワーククラスで何を したかというもので、
各項目に対 して、 ト よくした」、 ト すこしした」、 ト あまりしなかった」、 ト 全然 しなかった」
のうちか ら、該当するものを学生および教員がひとつえらんで回答する。
ス-パ-ビギナ-の学生が 4か月程度のみ じかい期間で準備をし、目頭発表をおこなおうとずるわ
けであるから、学生も教員も無我夢中でただひたすら目前のメニューをこなすことにおわれていた.
そこで、アンケー ト調査をおこない、それらを分析考察することで、ふ リかえ りをきちんとおこない、
プロジェク トワークを総托 しようというのが、このアンケ- 卜調査のね らいであった0
3.
2 ア ンケ ー トの結果
表参照)O本稿で
質問項 目の うち、26項 目については,先生との個別活動に関してとうて いる (
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3-
は、この項 目について考案する。
回答の r
-よくした」を 4点、 ㍗
-すこしした」を 3点、 r
あまりしなかった」を 2点、 「
一全 然
しなかった」を1点として計算 し、教具と学生の得点の平均点を比較 したOその結果、差がおおきか っ
た項目は以下のとおりである。
ニ尊皇 旦 互重患鼻 息旦星 旦
-(
先生と) 日本語で自由な会話をたのしんだ
・自分のしらない日本の習慣を日本語で (
先生に)お しえてもらった
-あたらしい文法や文型を (
先生に)おしえてもらった
二農具 の方が轟豊 島 の項 目
-(
学生が)自分のアイディアを日本語以外のことばで先生にったえ、日本語になお してもらった
-(
学生が)先生から日本語でア ドバイスをうけた
これらの結果から、おなじことを授業でやっていても、教具と学生の間で、認識の差があるとい う
ことをがわかったo教員は、最終プロダク トである口頭発表を成功させることに熱心であったばか り
に、学生と 「自由な会話 をたのしんだ」という意識はうすく、ましてや 「日本の習慣をおしえた」 と
いう意識を感 じる余裕 もなかった。しかし、学生からの回答をみて、学生が一体、何をいわんと して
いるかをさぐるために、 いろいろなやりとりがあ ったことがおもいかえされた。発表の準備段階で 、
教員は、学生の出身国の ことや学生自身の日頃、感 じていることなどを大変興味ぶかくきき、一方 、
教員自身が感 じていることをはな したのであった。教員は、教授者である と同時に、-人の日本語 ネ
イティブス ピーカ-として、学生に揺することをもとめられ、無意識のうちに、実行していたのであ っ
た。これらのことを学生 は認識 したが、教員は認識できなかったわけである。このことはおおきな 問
題であるとかんがえる。
また、 「
文法や文型」 をお しえてもらったとい う項 目について、学生の回答の平均点がたかか った
ことは非常に興味ぶかいO実は、教員の間では、プロジェク トワークの比重がおおきいために、文 法
指導をする時間がすくな くなっているという声があがっていた。教員たちはプロジェク トワークの 時
間は文法の時間ではない、つまり、プロジェクトワーク指導と文法指導 とは、まったく、別個のも の
としてかんがえていたのである。結局、教具がお もいえがいていた文法指導は、まさに、教師中心 的
今 日は、教科書の第 X課、X
Xページの この
であり、教師に管理されるものなのであった。それは r『
文型を勉強 しましょう』 といって、授業をするj というようなものである。学生たちがおもいえが い
ていた文法文型指導とは、教科書にかいてあることをおしえてもらうので はなく、自分が発表 した い
ことについての文法文型をおしえてもらうことだったのである0
3.
3 プロジェク トワークをささえる教育パラダイム
31
2でみられたように教員と学生の認識の差をうみだ した、プロジェク トワ-クはあたらしい教 育
パラダイムに基づいてなされている.その特長として、学習者中心のアプローチ (隈本 1998) で あ
るということと、内容重視のクラスであるということがあげられるC
3.
3,
1学習者 中心のアブ E
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u )学習者が学習に責任をもち、教師は援助者
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21いきた日本語の学習活動
(31予測できない状態に教師は乗車
かこ対応
(
4)日本語学習は最終 目標でなく手段
コースの学生の日本語 レベルが初級段階にあるので、クラス内での教師 と学生との情報のや りと U
には.媒介言語.学習者の母語.絵や事軌 筆故 、辞書、コンピュータの画面、身ぶ り手ぶ りな ど、
ありとあらゆる手段が必要となってくる.
,
.従来の指導方法を念頭において、教室にのぞんだら、一体、
何をおしえているのかわからなくな り、とまどいをおぼえることであろう。
3.
3.
2 内容霊視の クラス
プロジェク トワークに必要なスキルは大学院で の専門研究に必須のスキルでL
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4-
ンピュ-タスキル 巾プ レゼ ンテ-シ ョンスキルな どを訓練するO このよ うに、動機づ けのた飢 、
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味のある学習内容があ ∋て こそ、 自律的な右 ′
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るわけであるoそ して、 特 に重要な ことはゝこれ らがたとえたとえ初級段 階の学習者であ っても、 内
容重視の クラスが実施 され るべきとい うことであるC
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の真の 目的 にかな った 日本語のサ ボ- 卜ができる教授者の兼成を可能 にす る。 このよ うな教授者 こ そ
が、現在の、そ して今後 の 日本語教育をにな うべきものである。
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_
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4051
井上孝代 (
1999)『留学生担当者のためのカウンセリング入門』アルク
日本語教具の集成 に関する調査研究協力者会議 (
2000)「日本語教育のための教邑養成について」文化庁文化 部
国語課
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牧野高吉訳 ・監修 (
1997)『第 2言語習得の理論と実践 タペス トリー
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汚1はな しことば とかき ことばのちかいについて、先生 とはな した
B2自分のアイデ ィアを 日本語以外のことばで先生 にったえ、 日本語 になお してもらった
83先生が 日本語 になお した文章 について、意味のわか らな いところを 日本語で質問 した
B4コン ピュータのつか い方 について、日本語で質問 した
ら5文法や文型 (
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iについて、 日本語で質問 した
86自分のアイデ ィアを 日本語ではな した
B7自分 のいいた い単語を 日本語でなんというか質問 した
88漢字のよみ方を貸 間 した
B9先生が い _
)た 日本語を 自分でかいた
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0自分でつ く った E
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本譜の文をなお して もらった
B11コノ ビュータのつかい方 について、 日本語でお しえて もらった
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2先生がか いた文章 をよんだ
B13先生 がかいた文章 を声 にだ してよんだ (
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4原稿 をよんで もらった
B15日本譜の発 音をなお し
ノて もらった
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6自分 のいいたいことばを漢字で どうあ らわすか質問 した
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H7あた らしい文法 や文型をお LJ
克てもらった
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らな い 日本の習 慣 (
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)を日本語でお しえて もらった
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319アンケ一
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-卜の質 問 を日本語 になお してもらった
B20先生 か ら日本語で ア ドバ イスを うけた
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21先生 のア ドバイ スについて、 自分のかんがえをいった
如 2発表の リハ -JJル を した
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23先生 の非言語的 メ ッセー
-ジ (
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与自分の国の ことを 日本語でったえた
B25日本語で 自由な会話 (
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β26日本語で はめ られ た
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