福井市地区障がい相談支援事業委託仕様書 1 目的 本仕様書は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下「法」 という。 )等の関係法令及び福井市地区障がい相談支援事業業務受託法人募集要項に定める もののほか、福井市地区障がい相談支援事業の業務に関して必要な事項を定める。 2 委託期間 平成29年4月1日から30年3月31日までとする。 なお、次年度以降も単年度ごと の契約とするが、良好に業務が遂行されている場合、最長で5年間、平成34年3月31 日までは、随意契約に基づく継続した業務委託を想定している。 3 福井市地区障がい相談支援事業の担当地区 地区障がい相談支援事業の担当地区は以下の区域とする。ただし、当該業務に関連し、 必要に応じ、担当区域を越えて業務を行うことがある。 人口(H28.3.31現在) 担当 地区 地区名 11,300 785 25,340 1,159 河合・西藤島・明新 24,625 1,179 計 61,265 3,123 15,221 1,024 27,653 1,437 27,581 1,741 70,455 4,202 春山・松本・宝永 23,708 1,503 順化・日之出・旭 16,801 950 啓蒙・岡保・東藤島 14,518 872 和田・円山 19,414 1,035 74,441 4,360 24,546 1,329 18,783 1,428 16,031 889 59,360 3,646 鶉・棗・鷹巣・本郷・宮ノ下・国見・大安寺 ほくせい 中藤島・森田 足羽・湊 なんせい 社南・社北・社西 日新・東安居・安居・一光・殿下 清水東・清水西・清水南・清水北・越廼 計 ほくとう 地区内人口 手帳所持者数※ 計 豊・木田 なんとう 酒生・一乗・上文殊・文殊・六条・東郷・美山 清明・麻生津 計 《地区》仕様 - 1 - 4 事業の利用対象者 原則として各担当地区に居住する障がい児者(発達障がい除く)もしくはその疑いがある 児者とその家族、関係者等とする。 5 事業所設置場所 (1)場所 3で希望する担当区域内に1箇所、障がい者の利便性に配慮した場所に設置すること。 また、応募にあたっては、他法令での手続きの必要性などを確認すること。(例:都市 計画法、農地法等) (2)名称 「福井市地区障がい相談支援事業所○○○○」として業務運営を行うこと。○の中に は担当地区名が入ることとする。 6 業務内容 (1)法第77条第1項第3号に規定する相談支援事業及び地域生活支援事業実施要綱に 定める障害者相談支援事業を行うものとし、具体的には以下の業務を実施すること。 ① 身体・知的・精神の障がいや年齢を問わない一次的な相談支援 ア 福祉サービスの利用援助 イ 社会資源を活用するための支援 ウ 社会生活力を高めるための支援 エ ピアカウンセリング オ 権利の擁護のために必要な援助 カ 専門機関の紹介 等 ② 地域の相談機関との連携 ア 地域包括支援センター及び民生児童委員、障がい者相談員等地域の相談機関との 連携により、担当地区の潜在的要支援者を把握し、早期支援につなげる。 イ 担当地区内の個別事例において、特定相談支援事業所や一般相談支援事業所等へ の指導、助言、支援を行う。 ウ 担当地区内の地域の相談機関(相談支援事業者、身体障害者相談員、知的障害者 相談員、民生児童委員、高齢者、児童、保健・医療、教育・就労等に関する各種の 相談機関等)との連携強化の取組(連携会議の開催等) ③ 地域移行・地域定着者の相談支援、見守り 基幹相談支援センターと連携し、担当地区内の障がい者の地域移行・定着を進める ため、訪問等による見守りや相談支援を行う。 《地区》仕様 - 2 - ④ 虐待を受けた(疑い含む)障がい者への相談支援、見守り 基幹相談支援センターと連携し、担当地区内で発生した虐待(疑い含む)を受けた 当事者等に対し、訪問等による見守りや相談支援を行う。 ⑤ 自立支援協議会の運営への参画 (2)障害支援区分認定調査事業(別途契約) 7 人員配置 (1)次に掲げる資格を有する職員を常勤かつ専従※1 として配置すること。 「社会福祉士」 、 「精神保健福祉士」 、 「保健師」 、 「相談支援専門員」のいずれかの資格 を有するもの 1人以上 ※1 特定(障害児含む)相談支援・一般相談支援業務等他の業務については兼務を認め ない。 8 運営時間等 1日8時間以上かつ週5日以上(祝日・年末年始(12月29日から1月3日まで)を 除く。 )開所するものとします。 なお、市及び関係機関からの緊急時又は突発的な事項が生じた場合に、連絡がとれるよ うにしておくこと。 9 施設の設備 (1)施設に関して、面積要件は規定しないが「6 業務内容」を遂行するために必要な「7 人員配置」の人員が執務できるスペース及び相談に対応できるプライバシーに配慮したス ペース等を確保すること。 (2)入口周辺も含め、障がい者に配慮した建物、設備であること。 (バリアフリー) (3)併設のサービス提供事業部門がある場合は福井市地区障がい相談支援事業の事務室、 窓口相談室等のスペースとは分離すること。 (4)事務室内には事務机・椅子一式、施錠可能な書類保管庫を整備し、福井市地区障がい 相談支援事業業務として専用で利用できるパーソナルコンピューター、電話、プリンター、 ファクシミリ等を設置すること。 (5)福井市地区障がい相談支援事業業務において、専用で利用できる電話番号、電子メー ルアドレスを取得すること。 (6)福井市地区障がい相談支援事業の業務を行っていることを表示した看板を1つ以上設 置し、地域住民へ周知すること。 (7)来訪者専用の駐車スペースを確保すること。 (8) (1)から(7)の設備類及びその他の設備に関する経費は、受託者が負担すること。 《地区》仕様 - 3 - (9)自動車配備に関する費用や自動車運用に係る交通事故等の損害金、その他自動車整備 に関する一切の責任は受託者が負うものとし、その他の設備類等に係る契約についても 市は一切関与しないものとする。 10 留意事項 (1)苦情対応 ① 苦情対応の責任者及び担当者、その連絡先を掲示するなど明らかにし、利用者等か ら苦情の申立てがある場合は、迅速かつ誠実に対応すること。 ② 苦情及び対応の内容について記録すること。 ③ 利用者等が苦情申立て等を行ったことを理由に不利益な取扱いをしないこと。 (2)掲示 地区障がい相談支援の業務に関する運営規定、従事する相談員の氏名、顔写真、有 する資格等について、事務所窓口等周知することができる場所へ掲示すること。なお、 前項(1)①の責任者、窓口担当者の連絡先と合わせて設置すること。 (3)事故発生時の対応 利用者等に対し、業務の提供により事故が発生した場合、市、当該利用者の家族等 に連絡を行うとともに、必要な措置を講じること。また、事故の状況、処置について 記録しなければならない。 (4)損害賠償 本契約の各条項に違反し、又は法及び民法その他の関係法令に違反し、利用者又は その家族の生命、身体、財産に損害を与えた場合には、その損害賠償の義務を負う。 ただし、受託者に過失がない場合は、市との協議により解決する。 (5)秘密保持 委託業務の履行に際して知り得た個人情報その他の事項について、福井市個人情報 保護条例を遵守するとともに、別記「個人情報取扱特記事項」に従うこと。 (6)中立義務 委託業務の実施にあたっては、利用者を特定のサービス事業者等による障がい福祉 サービスを利用するよう誘導し、若しくは指示すること等により、特定の障がい福祉 サービス事業者等を有利に扱うことがないよう公正中立を確保すること。 (7)障がい者差別解消 障害者差別解消法に基づき、合理的配慮等に留意し、差別解消に努めること。 (8)契約の解除 受託者の著しい不信行為により契約を継続することが困難となった場合又はその 他の理由により契約解除が妥当であると市長が認めた場合には、90日以上の予告期 間をもって、この契約を解除することができる。 なお、受託者の都合により契約を解除する場合も、90日以上の予告期間を要する ものとする。 《地区》仕様 - 4 - (9)業務引継ぎ 受託先が決定した後すみやかに、平成28年度の受託法人、市と協議し、書類の引 継ぎやケースの引継ぎ等を行い、平成29年4月1日開始に向け、準備を進めること。 11 協議事項 この仕様書に定めのない事項については、法等の関係法令に従い、協議により定める。 《地区》仕様 - 5 -
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