第 2 章 こどもの発達 5∼6歳の子ども こどもの発達 5∼6歳児(就学前の子ども) しっかり食べよう 朝ごはん 早寝早起き朝ごはん 子どもの生活リズムを整え、寝る時間、起きる時間、食事の時間が毎日だいたい同じ 時間になるように心がけ、早寝早起きができるように家族で実践していきましょう。 朝ごはんを食べると脳と体に必要な栄養がいきわたり、寝ている間に下がった体温も 上がって元気に動く事ができます。 自分で考え 行動できるように 2歳すぎから自己主張がはじまり、自分でやりたい意志を持ち始めます。一生懸命考える真剣さや緊張感、工夫して やりきることを通し達成感をもち、繰り返しながら子どもは主体的な思考力が育ちます。 家族は時間がかかっても励まし、できたらほめて、子ども自身にものを考える時間をあたえましょう。 安心感をもたせよう 子どもにとって、親から「あなたは大切な存在なんだよ」と認められ、守ってもらうことは、大きな安心です。安心感の ある子どもは、のびのびと行動し成長できます。また人を信じる気持ちが育ち、思いやりのある子に成長していきます。 大切にすることは、子どもの要求をなんでも聞く事とは違います。 スキンシップや会話を十分にし、子どもの安心感を育てましょう。 ことばや想像力が発達します 5歳になると発音がはっきりし、きれいになってきます。 タ行とサ行が混乱したり、ことばがつまったりする時は、大人は無理に なおそうとせずに、ゆっくり話をきいてあげましょう。絵本を一緒に読 ことばのことや発達のことで 心配なときは 医療機関または、健康センターに ご相談ください。TEL 32−7062 んだり、話の続きを一緒に考えたりするなど、子どもの想像力につき あってあげましょう。 約束やルールを大切に 仲良しの友達ができて、一緒に遊ぶことも増えてきます。友達とのやりとりの経験を通して社会性を身につけていき ます。約束やルールを守ることにより、自分の好き嫌いだけで行動することが少なくなっていくので、見守りましょう。 94 4歳∼5歳児 5歳∼6歳児 同年代の友達と役割を決め協力して遊ぶ は∼い ルールのある遊びを楽しむ ジャンケンの勝ち負けがわかる お水いれて きてね 7か月の赤ちゃん ダルマさん が… 0〜2か月の赤ちゃん 4〜5か月の赤ちゃん どんな遊びができるようになるの? 基本編 また友達との遊びは、人間関係を学ぶ上で重要です。子どもの遊べる機会を積極的につくってあげましょう。 第2章 こどもの発達 します。汗をたっぷりかくような運動は、汗腺の働きを活発にし、体温のコントロール能力をよくしてくれます。 第1章 体を動かして遊ぶことは、成長・発達に必要な刺激を与え、身体的能力の基礎を養い、病気から体を守る体力を強化 子育て支援サービス 遊びで育つ体とこころ か月の赤ちゃん 10 片足とびができる なわとびができる 曲線をハサミで切る 三角を書く、自分の名前を書く ファスナーやボタンのある服の着脱ができる 簡単な料理の手伝いをする 2歳の子ども 5歳∼6歳児 1歳6か月の子ども 4歳∼5歳児 1歳の子ども 全 身 や手先の運動 3歳の子ども 4歳の子ども 5〜6歳の子ども 予防接種について 歯について 95 こどもの発達 ことば・理解する力・話す力 4歳∼5歳児 5歳∼6歳児 6までの数字がわかる ひらがなを読んで意味がわかる 同じ文字がわかる テーマにそって会話する わたしも ブランコ のったよ 経験したことを説明できる きのう おかいもの してね… どうしてと聞くと理由を答える どうして? それはね… 子どもの発達で心配なときは、 市役所こども課 TEL 33−1111(378・379)又は、 健康センター TEL 32−7062 に相談ください。 96
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