橋梁点検業務特記仕様書

橋梁点検業務特記仕様書
第1条 〔適用〕
本特記仕様書は、東みよし町(以下「甲」という。
)が実施する「社会資本整備総合交付金橋梁定期
点検委託業務」(以下「本業務」という)について適用する。
第 2 条〔業務目的〕
本業務は、東みよし町が管理する橋梁を適切に管理するために、既設橋梁の健全度把握を目的に橋
梁点検を行うものである。
第 3 条〔業務対象橋梁〕
本業務の対象橋梁は、別途「対象橋梁一覧表」
「橋梁位置図」のとおりとする。
第 4 条〔技術基準等〕
本業務は、下記資料等に基づき実施するものとする。
仕様書及び基準書
徳島県橋梁定期点検マニュアル
Ver4
発行元
平成 27 年 7 月
徳島県県土整備部
道路橋定期点検要領
平成 26 年 6 月
国土交通省
道路局
総点検実施要領(案)[橋梁編]
平成 25 年 2 月
国土交通省
道路局
橋梁定期点検要領(案)
平成 26 年 6 月
国土交通省
道路局
道路橋に関する基礎データ収集要領(案)
平成 19 年 5 月
国土交通省国土技術政策総合研究所
2013 年版
国土交通省国土技術政策総合研究所
橋梁損傷事例写真集
道路橋点検必携
平成 27 年 4 月
日本道路協会
コンクリート標準示方書[維持管理編]
(2013 年制定)
土木学会
道路整備課
国道・防災課
第 5 条〔資料の貸与〕
本業務実施にあたり、貸与する資料は以下のものとする。
1.道路台帳
2.橋梁台帳
3.町が保有する対象橋梁の設計図書(現存するもののみ)
4.前回点検業務成果品
5.その他関連資料
第 6 条〔実施体制及び作業計画〕
乙は、本業務実施にあたっては、橋梁検査員及び橋梁点検員、点検補助員、その他人員からなる適
切な点検作業班を編成し、定めるものとする。
また、契約後速やかに、次の書類を甲に提出し、承認を得るものとする。
1.業務計画書
2.業務着手届
3.管理技術者届兼経歴書
4.照査技術者届兼経歴書
5.業務工程表
6.その他甲が指示するもの
第 7 条〔管理技術者及び照査技術者)
管理技術者及び照査技術者は下記に定める要件を満たす者とする。
1.技術士(総合技術監理部門(道路、鋼構造及びコンクリート))
2.技術士(建設部門(道路、鋼構造及びコンクリート))
3.RCCM(道路、鋼構造及びコンクリート)
第 8 条〔業務概要・数量〕
業務概要・数量は、以下のとおりとする。
①設計協議
1 業務
②業務計画書作成
60 橋
③現地踏査
60 橋
④関係機関協議
2 機関
⑤定期点検
60 橋
⑥定期点検調書作成
60 橋
⑦健全性の診断
60 橋
⑧報告書作成
60 橋
⑨打合せ
1 業務
第 9 条〔設計協議〕
乙は、本業務を確実に遂行するため、業務着手時、中間、及び成果品納入時に、甲と業務内容全般
について協議を行うものとする。このうち、業務着手時及び成果品納入時には、原則として管理技術
者が立ち会うものとする。
なお、甲または乙が必要と判断した場合には、別途に適宜協議するものとする。
第 10 条〔業務計画書作成〕
乙は、業務着手時点で、業務全体の実施方針や実施手順、実施体制等を示した計画書を作成するも
のとする。また、現地踏査後、各橋梁ごとの詳細な点検方法及び安全管理計画等を記載した現場作業
に対する計画書を作成するものとする。
第 11 条〔現地踏査〕
乙は、橋梁点検に先立ち現地踏査を行い、橋梁の変状(劣化・損傷等)程度を把握するほか、現地
の交通量、路下等の状況を調査記録するものとする。なお、橋梁の状況(排水枡あるいは支承周辺の
土砂詰まり等)により点検作業に支障がある場合は、監督員と協議するものとする。
なお、現地踏査終了後、速やかに橋梁点検実施計画書を作成し、監督員に提出するものとする。実
施計画書に記載する事項は以下の通りとする。
①業務内容
②対象橋梁位置図
③現地踏査の調査記録
④業務実施方針
⑤実施体制
⑥作業実施工程表
⑦安全管理計画
⑧連絡体制(緊急時含む)
⑨その他監督員が必要と認めたもの
第 12 条〔定期点検〕
対象橋梁の点検は、「徳島県橋梁定期点検マニュアル Ver4」に基づいて実施するものとする。第三
者予防措置の対象橋梁は、
「総点検実施要領(案)[橋梁編]」に基づいて実施するものとする。
第 13 条〔調書作成〕
現地点検で得られた結果を「徳島県橋梁定期点検マニュアル Ver4」および「総点検実施要領(案)
[橋梁編]」で指定された様式を用いて、「第三者被害予防措置」「定期点検」「健全性の診断」につ
いての調書を作成するものとする。
第 14 条〔報告書作成〕
業務中に作成した資料や点検調書を報告書の体裁に取りまとめる。また、損傷の概要をまとめた概
要板を作成するものとする。
第 15 条〔成果品の提出〕
本業務の成果品として、以下の成果品を提出するものとする。
・橋梁点検結果報告書(A4 版)
2部
・電子データ(CDROM)
1式
第 16 条〔その他〕
・本業務に関する事項については機密を厳守し、無断で第三者に漏らしたり利用してはならない。
・受託者は、業務を遂行する上で疑義が生じた場合は、監督員と協議を行うものとする。