徳島大学は ど の よ う に 発展するの か THEによる g n i k n a R では、徳 価指標が使用されているかについ 島 大 学 は 6 0 1 -8 0 0 位 で す 。 ては、THEの例を表1に示して の強みとする分野では、教育・研 究の成果をさらに高め、世界や全 世界1位は e t u t i t s n I a i n r o f i l y a g C o l o n h c e T f o 位で で、日本のトップ は東京大学ですが、世界 位、大阪大学は ② 大学院により博士号取得者数 の増加を! ① 教育・研究を評価する指標 一つの評価であり、実際はさらに 意味します。もちろん、これらは 研究が国際的に評価されることを 上げることは、徳島大学の教育・ 283位です。この国際ランクを 100に入るために必要なスコア 徳島大学が、世界ランクでトップ に入る国内大学のスコアをもとに、 THEのスコアとトップ100 隆弘教授が、徳島大学の現在の 室の大家 h c r a e s e R l a n o i t u t i t s n I (KPI)について 多面的な評価が必要であると思わ 向上比を試算すると、教育力、研 す。京都大学は います。 国の大学をリードしていくことが 重要だと考えています。 徳 島 大 学の教 育・研 究 を 改 善 し、 文部科学省の補助金申請や概算 要求などにおいて、徳島大学は教 れます。例えば、大学の役割とし 究力、研究の影響力でそれぞれ ターンシップ契約数や共同研究数 県内就職率、地域企業等とのイン 含まれるKPIについて、大学や した。また、これらのカテゴリに の向上比が必要との結果となりま e c n a m r o f r e P y e K : K P I )と そ の 目 標 値 などが想定されます。しかし、現 教員の努力により直接的にスコア s r o t a c i d n I トし、 第3期(平成 年度から6年間) 徳島大学は、国立大学の改革加 速期間において、大改革をスター とともに、専門分野の特性に配慮 などを通じて地域に貢献する取組 材育成や地域課題を解決する取組 いて、重点支援①「主として、人 検討しています。例えば、 等の評価指標を使用することを 評価に用いられている教育・研究 え、 s g n i k n a R y t i s r e v i n U d l r o W の中期目標・中期計画の方向性が しつつ、強み・特色のある分野で の (のじ すみはれ) 育・研究において、どのような大 て、社会貢献も重要なので、それ 2.5倍、2.9倍、4.1倍と を設定することが求められていま 時点の指標でランキングされるの 向上のつながるものは、教育にお 確立されました。第3期は、大改 世界ないし全国的な教育研究を推 は、大学を教育、研究、国際化 野地澄晴 学を目指すのか? を具体的な数 を評価するための明確なKPIを す。そこで、どのようにKPIを であれば、それにはそれで対応す 革を成功に導くことが第一の目標 進する取組」を選択しました。地 等について 学長 値で示すことが要求されていま 倍 設定すればよいかを検討していま いては博士号取得者数、研究で り、それは世界的な評価に耐えう るKPIであることが必要と考 になります。第3期の方向性とし 域貢献を通じて、本学の存在価値 の て、 徳島大学は、 文部科学省の「重 s e m i T n o i t a c u d E r e h g i H (THE) s g n i k n a R y t i s r e v i n U d l r o W で の指標で定量的に せればよいのでしょうか? 進学 にして、博士号取得者数を増加さ %です。ではどのよう %、先端技術科学教育部博士後 現在、医科学教育部博士課程では し、現在の博士後期課程の充足率 加することが期待されます。しか 増加し、被引用数の高い論文も増 数を増加させると、当然論文数も であると考えます。博士号取得者 ンクを上げるための効果的な対策 取得者数を増加させることが、ラ コア向上を達成するには、博士号 点支援の枠組み」による類型にお す。一方で、教職員におかれまし う必要があり、現在検討していま 合同で使用できる宿舎の確保を行 利用して、日本人学生と留学生が て は、 大 学 本 部 が PFI な ど を の設備の充実です。この点につい 国際ランクもありますが、寮など コースを立ち上げることを検討し 化のために、新規に学際的な国際 を更に高めていくと同時に、本学 んので、現在の窮地を脱する方法 金が増加することは期待できませ 状況から判断して、国からの交付 います。国の財政状況や少子化の り、海外からの留学生だけでなく、 削 減 に 向 か う し か な い 状 況 で す。 ています。このコースでは講義が は、外部資金を自助努力により増 生にも必要であると考えています。 な財産であることから、人員の削 総て英語でおこなわれることにな 加させるしかありません。 一般的に留学生が重視する条件は、 減だけは何とか避けたいと思って グローバルに活躍したい日本人学 それでは、どのような自助努力 が あ る の で し ょ う か? も ち ろ ん、 このままだと、徳島大学も人件費 分 を 補 え る ほ ど で は あ り ま せ ん。 多少は補完されていますが、減少 ち ろ ん、 様 々 な 外 部 資 金 に よ り、 評価して、順位を決めています。 的に減額されることから、収益事 けでしたが、運営費交付金が継続 まで、収益事業は付加的な位置付 できることになっています。これ ことであれば、収益を伴う事業が 大学法人しての本来業務に関する 研究、大学の設置・運営など国立 業は規定されていませんが、教育・ は、国立大学の業務として収益事 要があります。国立大学法人法に 現在よりも収益事業を拡大する必 努力といっても、様々な規制によ には、まだ時間が必要です。自助 が、大学の継続的な収入増になる 各理事は、それぞれ役割を分担し 部 に 参 画 し て い た だ く こ と で す。 の現役の教授に副理事として執行 します。この体制の特徴は、多く 以 上 の こ と を 実 現 す る た め に、 図のような体制により大学を運営 せる方法は少ないのも事実ですが、 実施する組織を設置して、財政の り、効果的に大学の収入を増加さ ていますが、役員会チームとして て、そのような収益事業を専門に に至ることは、自明の理です。従っ 人員削減などによる大学の縮小化 業をむしろ積極的に実施しないと、 期課程は ばなりません。 徳島大学の収益事業を拡大し、 あることも事実です。次に期待し 択率を高くするのは非常に困難で は同じなので、競争率は高く、採 財政基盤を改善 かに増加させるかが、博士号取得 ないので、海外からの留学生をい 一方、日本の少子化により、今 後国内の学生数が増加することは てきています。徳島大学において の 1% 〜 1.3% 程度削減され 年度により削減率に差はあるも で、 法 人 化 以 降、 基 幹 的 経 費 は 国立大学法人を運営するための 運営費交付金が、総ての国立大学 術 移 転 す る 法 人 で、 大 学 が 出 資 し て い 研 究 成 果 を 特 許 化 し、 そ れ を 企 業 へ 技 術 移 転 機 関 ) の 略 称、 大 学 の 研 究 者 の 実 際、 四 国 TLO ( 四 国 の 大 学 の による収入を増加させることです。 たいのが、徳島大学に帰属する特 者数のための重要な対策になると 年間で交付金は実質的に約 ③ 海外からの留学生数の増加を! 考えられます。海外からの学部留 は、 る)が中心となって、活動してお り、徐々に成果は上がっています 年度は約 (技 n o i t a z i n a g r O g n i s n e c i L y g o l o n h c e T 億 円 減 少 し、 平 成 許などをライセンスして、特許料 学生数を増加させることができれ ば、大学院留学生数も増加すると 125 億 円 に な っ て い ま す。 も 28 12 お願い申し上げます。 御協力のほどよろしく きますように、御支援・ 島大学がさらに発展で います。皆様には、徳 を開催したいと考えて とも定期的に情報交換 ります。また、部局長 ムページに紹介してお きましては、大学ホー す。理事、副理事につ を進めていく予定で と議論しながら、改革 れぞれの課題を副理事 ま す。 各 理 事 は、 そ 機能するようにしてい 第3期の大学執行部の体制について 安定化をめざします。 究の両方でス 率を高くするには、修了後の就職 ては、留学生数を増加させること 科学研究費補助金をはじめ、様々 4 大学の教職員は、大学の最も貴重 を良くすることが重要です。その が教育・研究の国際評価を向上さ な 公 募 型 の 外 部 資 金 に 応 募 し て、 月 ためには、他大学や企業等と大学 せるための一つの効果的な方法で 資 金 を 獲 得 す る 方 法 が 王 道 で す。 28 に留意した大学院改革をしなけれ 年度 院コースを共同設置し、学生の就 あることを認識していただくこと しかし、どの大学の研究者も状況 は低下しており、平成 職を保証できるシステムが必要で が重要です。 ん。教育と研 とはできませ ラスに入るこ いとトップク 倍以上にしな を現在の約3 くともこれら 用数で、少な 性および被引 は論文の生産 る必要があります。どのような評 4 す。そのKPIを設定するにあた る定量的な指標 ( 設定する必要があります。例えば、 なり、教育・研究で2.5〜 国際ランクを上昇 43 す。特に、教育・研究活動を測 88 はないかと考えています。この点 13 28 予想されます。大学のグローバル 31 1 徳島大学の新体制 特集 2 47 68 「学生の夢を叶える プラットホーム徳島大学」の さらなる充実を目指し て 副学長・理事 (教育担当) ためにこの授 業 を 受 けるのかを 理 トは 学 生が大 学で学ぶとき、 何の る」としました。この目標のポイン 気 風 を 身に 着 け た 人 材 を 育 成 す ングの導 入 等 数々あ り ま すが、 私 化、ナンバリング、アクティブラーニ りま す。成績評価の透明化と厳格 に進める 必 要があると認 識してお 本 学の「 教 育の質 保 証 」はさら 進める必要があります。グローバル イノベーション (創新)教育を早急に いては、グローバル化 (国際)教 育、 んであるのですが、第3期期間にお 中期計画の中に具体的に書き 込 グローバル化教育、 解し、 志 を 持って授 業 を 受 け、そ はこれまでの「教育者中心の教育」 化教育の一例ですが、教養教育院に 教育の質保証 、学生 の学 問の意 義を 知 り (感じ ) か ら「 学 修 者 中 心の 教 育 」、「 何 設 置した 語 学 教 育センターを 中 心 社 会の諸 問 題に立ち 向かう 進 取の が自 らこの学 問 を 自 分の将 来に生 を 学んだ 」かよ り「 何ができ るよ にマイレージプログラムを 平 成 成)への変換 (教育のパラダイムシフト) 単 位 (必修科目、改組、新学部は平成 度入学生から卒業要件に含まれる イノベーション教育 かし (考え)てもらうことを意味し うになったのか」( 自 律 的 学 修 者の養 の目 標の意 味 することを ご 理 解い を さらに推し進める 必 要があると 年 ていま す。 先 生 方、 学 生さんもこ ただき、講義などを実施または受 考 えていま す。 さ らに学 生 支 援で 教育内容および教育の成果に 支援」を 実施 すると記載しており すが、「 学 生 目 線 を 重 視した 学 生 学部で実施しておりま す創生学習 た、イノベーション教 育は現 在 理工 年度から)として実施しま す。ま 講していただきたいと思います。 関する目標 研究活動・国際交流活動の 新たな展開 副学長・理事 (研究・国際担当) (ながた としひこ) 年度から研究・国際担当 永田 俊彦 平成 究クラスターを複数形成し、大学 ( 「強み」)を活かして学部横断的研 世界に誇れるハイレベルな研究力 戦略として、これまで培ってきた そこで、今後の徳島大学での研究 行 だ け で は 限 界 が あ る よ う で す。 は、従来の部局単位での研究の遂 優れた専門知識と、自律して未来 践にわ た る 体 系 的 な 教 育 を 行い、 生 涯にわ たって学 び 続 ける 知と実 生が志を持って学び、感じ、考え、 す学生の多様な個性を尊重し、学 基本的な 目標として「明日を 目指 第3期 中 期 目 標の教 育に関 する 教育に関する第3期中期目標計画 関係の事項を示します。 第3期 中 期 目 標 期 間に進める教 育 全力でこの実現に努めま す。以下、 必要があると教育担当理事を4年 立ち、 学 生のための教 育 を 進める めに私たち教 職 員は、 学 生 目 線に る 場 所 だ と 思っていま す。 そのた 大 学は志のある学生の夢を 叶え ステップに進みたいと考えており 力の再確認作業を行った上で次の ては早速着手し、徳島大学の研究 た研究についての情報発信につい れます。徳島大学の特色ある優れ スター重点支援研究」などが含ま プロジェクト研究」や「研究クラ ています。これには「課題解決型 を進めたいと思っています。 ための 教 育 改 革 ( 教 育 内 容 を 含 む ) 標に沿 う学生を世の中に送 り 出 す と話し 合いし ながら進め、 右 記 目 島大学の教養教育を各学部・学科 育 院は 責 任 部 局として、 新しい徳 本年4月より発足しました教養教 りまして教養教育は極めて重要で、 実 施 する」としました。 大 学にと 方針 (DP)に基づいた教養教育を 市民」を育成するため、学位授与 世紀型 い倫理性に裏打ちされた 的確な 判 を持ち、俯瞰的に物事を捉え、高 知の基 盤が身に付 き、 幅 広い視 野 しい変 化に対 応でき る 統 合された し、国際化や科学技術等社会の激 数 を 350 人 以 上 と す る ( 現 在、 の 促 進 」、「 外 国 人 留 学 生 の 受 入 と し て、「 日 本 人 学 生 の 海 外 留 学 開されてきました。第 期の目標 研究の両面から全学的な活動が展 まで国際センターを中心に、教育 国際交流に関しましては、これ ります。 ピールして頂きたいと希望してお 試改革の対応を進めます。 がら、 各 学 部と相 談して新しい入 でおり ま す。この入 試 を 検 証しな 産 業 学 部が新しい入 試に取 り 組ん は本年4月発足しました 生物資源 める 必 要があ り ま す。 幸い本 学で 新しい入 試 制 度に対 応し早 急に進 入 試 改 革 も2020年に始 ま る 入試改革 は早々に進めます。 を 示 すのかが 必 要で す。このこと り、どのよ うに改 革し、その成 果 として、どのよ う な 方 法で受 け 取 会、各学部教務委員会・学生委員会など) を 組 織 ( 大 学 教 育 委 員 会、 学 生 委 員 ステークホルダー (社会、学生)の声 ろしくお願い致します。 よび学生の皆さんの厚い支援をよ 図らなければなりません。教員お らなるグローバル化と質の向上を らの基盤を拡大させ徳島大学のさ でき上がりました。今後は、これ 派遣など、国際交流活動の基盤が 給、日本人学生のアジア諸国への 薦留学生の授業料免除や奨学金支 徳島大学への留学支援、同窓会推 理事としては考えております。皆 ムシフト」を進めたいと教育担当 本学のさらなる「教育のパラダイ 願いしております。この4人の先 ン ( 創 新 )教 育 は 藤 澤 副 理 事 に お 教育は勢井副理事、イノベーショ 赤池副理事、グローバル化 (国際) 育は荒木副理事、教育の質保証は 配置していただきました。教養教 め、教育関係では4人の副理事を いと考えています。 し、企業化できる人材を輩出した せ、学生をイノベーターとして育成 教育研究分野での強みや特色を伸 て 地 域 貢 献 を 推 進 す る と と も に、 択し、徳島県に立地する大学とし その中で本学は重点支援①を選 3つの類型を設定しました。 として、機能強化の方向性に応じ 運営費交付金による支援の在り方 文部科学省は、第3期における 確保が必要なことは当然のことで ためには、然るべき財源と人材の さて、研究を継続し発展させる ダー (社会、学生)の声に耳を傾け、 存です。 生方の助けを借り、ステークホル ばし機能強化を図ってまいります。 リーダーシップを発揮していく所 よう、研究および国際化の面から 飛躍する徳島大学」を実現できる 学長が主導する「チーム力により て働くことに身を引き締め、野地 大学の歴史的な改変期に理事とし くして成長なし」と言われる国立 務 め て 以 来 の こ と で す。 「改革な 年・ 評 議 員 ( 年 間 ) 、平成 大学の運営に関わるのは、平成 (たかいし よしひさ) 全体のチーム力によって飛躍する ます。折しも、徳島大学では、生 200 余名) 」、「海外の留学生同窓 理事に就任致しました。私自身が ことが求められます。 物資源産業学部が新設され、工学 会との連携強化」などが提示され ま す。これらを 実 施 するためには、 開 発センターを 全 学 組 織と発 展 さ 図は、このようなチーム力誘導 部 (理工学部) 、総合科学部が改組 ています。グローバル化はもはや 一方、実際の研究現場では、研 要な課題であると思われます。新 交流の形をつくりあげることが重 年・ 14 、 国際関係担当学長補佐 ( 年間) 平成 年・ 歯 学 部 長 ( 年 間 )を 第3期の財政見通し 言うまでもなく、機能強化に向 けた取組を確実に実施していくた めには、安定的で十分な財政基盤 が不可欠ですが、本学の第3期の 財政見通しは極めて厳しい状況に 年度の法人化以降、運営 あります。 平成 費交付金は一定のルールにより毎 年 度 予 算 は、 研究の「みえる化」を行い、徳島 徳島大学における特色ある優れた ベーションの創出にチャレンジし 画して徳島大学らしい新たなイノ 握し、学際的なプロジェクトを企 私の重要なミッションの一つは、 を克服し、大学全体の研究力を把 とともに、このような厳しい状況 部局から選出された有能な先生方 室長を務める研究戦略室では、各 の研究戦略が求められます。私が イラルに陥らないよう、先手先手 ないという現実の中で、負のスパ 国、モンゴル、インドネシア、マ 皮 切 り に、2015 年 ま で に 韓 2008 年 の 中 国 同 窓 会 設 立 を 学 生 に よ る 現 地 設 立 の 組 織 で す。 会」は、徳島大学で学んだ帰国留 「徳島大学卒業留学生同窓 配置ができるようになりました。 部からもわかりやすい名称と人員 海 外 留 学 推 進 部 門 )に 改 変 さ れ、 外 援部門、日本語教育部門、国際協力部門、 国際交流部門)が どの教育研究組織の改革を基軸と 業学部の新設や既存学部の改組な 徳島大学にとっても、生物資源産 中 期 計 画 の ス タ ー ト の 年 で あ り、 的には約1億円の減少です。 ることのできる基幹経費は、実質 裁量で日常的な教育研究等に充て などの義務的経費であり、大学の 年 削 減 さ れ、 平 成 大学の研究者全員が他分野の研究 ていきたいと考えております。そ レーシア、ベトナムの か国の同 した、機能強化に向けた新たなス 阿部 幸輔 (あべ こうすけ) 年 度 は 第 3 期 中 期 目 標・ 第3期のスタート 平成 年度と比べ国立大学法人全 課題にも視野を広げることができ のためには、教員一人一人が自ら 窓会が設立されました。これによ 16 億円の減少となってい 31 年度の運営費交付 成において、配賦ルールの大幅な このため、本年度の学内予算編 使途が限定された経費や退職手当 加しているものの、増加分は主に 金は前年度に比べれば約9億円増 本学の平成 ます。(図表参照) いても約 体で約1,470億円、本学にお 平成 る環境づくりをした上で、学部横 の研究基盤を弁えた上で、広い視 28 副学長・理事 (総務・財務担当) 断的な研究プロジェクトを立ち上 第3期の財政展望 様方のご協力をお願いいたします。 すが、大型予算を獲得するために 以上述べました事柄を進めるた 型研究組織の構築イメージを示し されたばかりです。まさに今、蔵 大学にとって必要不可欠なキー 究費を自ら確保できなければ研究 装なった国際センターでは、従来 ミングであろうと考えております。 活 か し た 他 大 学 に で き な い 国 際 を進めることができず、研究業績 からの 16 3 2 テージの始まりです。 部門 (交流部門、教育部門、 を積まなければ研究費を獲得でき 2 り、同窓会を通じた優秀な人材の 28 部門 (国際交流支 19 野からの研究展開像を積極的にア 28 間勤め強く思っています。そのため、 断 を 下 すことのでき る「 たものです。 本地区の研究と常三島の研究が融 ワードです。徳島大学の地域性を 高石 喜久 31 合する機運を高めるのに良いタイ 目標として「教養教育院を設置 28 32 げ実現させることであると認識し 6 4 3 徳島大学の新体制 特集 4 3 16 3 21 見直しを行いましたが、平成 年 分に取り組むとともに、一方では、 「社会貢献」が教育・研究と並ぶ「大 年足 育研究の推進を機能強化の中核と する」ことを選択しました。 積極的に取り組む必要があります。 い経済状況の中で、今や各大学は らずでありますが、少子化や厳し 「徳島大学宣言」を誠実に履行し 本学の存在価値を高め、また先の 学の第三の使命」とされて の 削 減 は 継 続 さ れ る 予 定 で あ り、 運営費交付金の削減分を補完す 「いかに社会や地域に貢献してい ていくためにも、明確なビジョン 自己収入や研究資金等の獲得にも 一方で消費税増税や諸経費の高騰、 るとともに、機能強化のための取 るか」を競い合う時代となってい 度以降も運営費交付金の基幹経費 人事院勧告への対応などによる大 組を支えるには、使いみちに縛ら こうしたことから、第3期では、 学運営経費の増加が見込まれるた ます。 年8月「地域と共に未来へ ○本学のCOCプラス事業「とく よる「人材育成」と「地元就職率 成プログラム」等の着実な推進に で連携協定を締結したことを機に、 しま元気印イノベーション人材育 平成 歩 む 徳 島 大 学 宣 言 」 を 行 い、「 徳 決意」を学長から内外に表明する 「全学挙げて地域貢献に取り組む しの推進」 座等を活用した「社会人の学び直 ○生涯学習や地域産業人材育成講 島県にある国立総合大学」として、 の向上や雇用の創出」 など、様々な取組みを行って参り 付に伴う使用料など の下で、副学長・理事(地域連携 月までの2年間、香川(前)学長 献度ランキング」では、本学は調 経グローカルの「2015地域貢 こうした中、先般発表された日 発ベンチャーの拡充 ○産学連携による技術移転や本学 成及び地域課題対応 事ですが、それよりも知識を知恵 「知識を付けることはもちろん大 イスしながら導いていきます。 成果を発表できるように、アドバ れば知識も経験も自ずと付いてき 課題解決力なんですね。それがあ のは、コミュニケーション能力や をしています。社会や企業が望む 「今でも、当時の同僚と情報交換 本学発展のため、全 大学は就職のための予備校では ありませんが、社会や企業で必要 とされる人材を育てています。 5 徳島大学の新体制 特集 の下、 れず、大学の裁量で運用できる財 (よしだ かずふみ) 本学でも、県内全自治体との間 め、現状のままではさらに厳しい 現在、国立大学法人は、国立大 源が必要です。 地域と共に未来へ歩もう 吉田 和文 副学長・理事 (地域・産官学連携担当) ~徳島の地(知)の拠点として~ 財政状況、言い換えれば「財源不 足の危機」が予想されます。 学 法 人 法 に 定 め る 業 務 の 範 囲 内、 つ ま り、 教 育 研 究 活 動 の 活 性 化、 新たな財源の確保 このような状況を踏まえ、人員 成果の普及・活用、広報や福利厚 伴う事業ができることとなってい 生等を目的とする場合は、収益を 配置や経費の見直し等により人件 費 及 び 物 件 費 の 適 正 管 理 に 努 め、 限りある資源の効率的・重点的配 ます。 ○サテライトオフィスやフュー の自己収入はありま 担当)として務めさせていただき 査 対 象 と な っ た 全 国 751 大 学 などに戦略的に取り組み、地域 ました。 すが、今後は新たな ましたが、本年4月1日付けで野 中、 「第6位」と大変高い評価を 皆さん、こんにちは。 私は、平成 年4月から本年3 手法・仕組みによる 地(新)学長から、副学長・理事(地 チャーセンターを活用した人材育 寄附金の増加や新た や産業界・行政等との連携を深め、 徳 島 の 地 ( 知 )の 拠 点 と し て、 地 受けたところであり、今後、皆様 方のご協力を頂きながら、この位 方創生に貢献し、県民の皆様の期 域・産官学連携担当)を拝命いた 置づけをキープあるいは更にラン な財源発掘に向けて 期中期目標期間(平成 年 待に応えていく必要が めて重要なこの時期に、歴史と伝 力で取り組んで参りた クアップして参りたいと考えてお 究等を支えるための 統ある徳島大学の執行部役員の一 ける国立大学の機能強化の方向性 いと考えておりますの あります。 安定的な財務運営に 人として、大学運営の一端を担わ として、文部科学省が提示する3 で、どうか、皆様方に ります。 努めてまいりますの せていただくことは、身に余る光 つの重点支援の枠組みの中からⅠ は、 こ れ ま で 以 上 の、 期にお で、大学構成員及び 栄でありますと同時に、その責任 型、即ち「主として人材育成や課 ご理解とご協力をよろ 折 し も、 本 学 は、 第 関係の方々のご理解 の重さに改めて身の引き締まる思 題解決で地域に貢献し、強み、特 しくお願いします。 大学院生物資源産業学研究部 (ゆあさ けいぞう) 生体分子機能学分野 准教授 湯浅 恵造 につけることを大事に考えていま す」 に就職されていた経験からきてい 大学を卒業して、大手の製薬会社 合 物 )が ど の タ ン パ ク 質 を タ ー ます。 」では、薬 (化 ゲットとして作用するかというこ 「生物工学演習 とについて、自ら課題を選び、資 どという言葉があるように、社会 料を集め、論文を読み、結論を導 いていきます。 慣れると同時に、様々な悩みも出 に出た徳大の先輩たちも、職場に 授業では、約 名の学生をラン ダムに3名ずつのグループにしま ある調査によると、新入社員が 望むのは、給料や休暇などの条件 てくる時期。 と意見を交わす力を身につけてほ 以上に「良好な人間関係」「自分 す。 しい、しかし4人以上になると、 の能力が発揮できる」が、ここ 人でもいいのですが、他の人 ちょっと人に頼ったり、任せてし 年ほど変わらない傾向だそうです。 「 まう学生も出てきます。3人は最 に変えていくことや、与えられた ます。会社に入れば自分で上司は 10 課題をどうクリアしていくかを身 でもあります。 が、実はこれ、逆に会社側の希望 回の講義で、最後にそれぞれが 小限のグループと考えています」 60 選べないわけですから」 色のある分野で世界・全国的な教 3 湯浅先生を取材させていただい たのは5月も終盤。「五月病」な 3 習・実習なども担当されています。 という先生の考え方は、ご自身が 湯浅先生は、「生化学」「遺伝 子工学」などの講義に始まり、演 明日のための授業 課題解決力を身につける さて、教育基本法の改正により とご協力をお願いい 度から 年間)がスタートした極 第 28 いであります。 今後とも、教育研 ます。 しました。 今でも一時的な貸 26 検討を進めてまいり 26 たします。 6 3 1 8 平成 27年度地域産業人材育成講座 修了式 6 10 29
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