(第1回、6月6日開催)における主な意見(PDF形式:13KB)

資料5
第1回検討会における主な意見(未定稿)
1.集団生活の経験年数が異なる園児に配慮した0歳から小学校就学前まで
の一貫した教育及び保育について
○3歳未満から以上への移行について
園の型(タイプ)によって状況が違うことを考慮するとともに、家庭的保
育・小規模保育また、地域事業や家庭など、様々な状況から移行することを
考え、さらに、生活の連続性や発達の連続性を考慮して、上手に接続してい
かなければいけない。特に、3歳においては基本的には一つの学級を構成し
ているため、その様々な背景の子どもたちが同じ学級にいる、ということの
書き方の検討が必要。
○保育所保育指針との整合性について
保育所保育指針の改定の検討において、0∼2歳の教育的な要素(幼児期
の終わりまでに育ってほしい姿についても見通し)との整合性を図り、認定
こども園ならではの部分をどのようにしていくかの議論が必要。0歳からの
子どもが育つ学びの連続性が保障できるような施設であることを書き表す
ことが重要。
2.一日の生活の連続性及びリズムの多様性に配慮した教育及び保育の内容
の工夫について
乳児期からの発達の連続性を押さえ、さらに、個々の発達の特性等に応じ
た環境と、家庭と園生活のバランスについて具体的に示した方が良い。
3.環境を通して行う教育及び保育について
○ 「環境を通して行う教育」の環境とはどういう環境なのか、また、「学び
を保障するため」の環境とは何かについての議論が必要。
○ 教育及び保育の「質を上げる」ためには園全体の環境を見直すことが重要。
また、そのことについて書き込む必要がある。
4.保護者に対する子育ての支援・地域との連携について
○保護者支援(子育て支援)について
状況が様々な保護者に対する子育ての支援をどのように充実させるか。
時間設定や内容の工夫だけではなく、カウンセラーやソーシャルワーカ
ーなどの人材の活用や、保護者同士の気付き合いが重要であるという視点も
検討すべき。
子育てについて不安や悩みを抱えている保護者に対し、正しい愛情と知識
と技術がどのようなものであるか、寄り添い、共感しながら伝えていくこと
の重要性を意識させることが必要。
○子育て支援の在り方について
地域の社会的資源との連携を図り人材活用等を進め、また、未就園児だけ
ではなく、小・中学生などが遊びに来る環境を整備することで、いろいろな
子どもたちがつながっていくことができる地域の中のハブ的な役割や機能
を有していくように、具体的に示した方が良い。
5.教育及び保育の機能を両方持っている固有の施設としての特色(問題・課
題、よさなど)について
○
○子どもにとって
0歳児から就学前までの多様な子どもたちがいるから面白い。認定こども
園ならではの協同性、交流、つながりを具体的に示した方が良い。
○保護者や地域にとって
教育及び保育の機能を両方持っている固有の施設としての認定こども園
だからこそできる保護者支援、子育て支援、次世代育成の視点も含めた支援
について具体的に示した方が良い。
○保育教諭にとって
違う文化を背負った保育教諭同士の協同性が高まっていくような研修の
充実を考えられると良い。
6.教育及び保育の内容に関する全体的な計画について
○全体的な計画の作成について
作成に際し、様々な配慮が必要である。教育及び保育時間が異なる子ども
たちがいること、年限が異なる子どもたちがいること、などを前提に、自園
のあらゆる子どもたちの育ちをよく見るということを、書き込む。また、修
了までに育てたいことに視点を置きながら、教育及び保育の全体的な計画を
見直すということが重要。
○全体的な計画の理解
「全体的な計画」についての理解が、一定したものとなっていない。1日
の子どもの生活を包むということや、午後の時間の保育、子育て支援のこと
など、いろいろなものが関連づけられて計画として書かれているが、分かり
にくい。そのため、具体的に分かりやすく示した方が良い。
7.その他
○ 現行の教育・保育要領では、第2章の第2項「保育の実施上の配慮事項」
の中だけに、0∼2歳のことが出てくる。それだけで言い表せるのか。内容、
構成ともに検討が必要。
○ 子育て支援は法律では義務事項なのに、教育・保育要領では配慮事項にな
っている。重要度が低くなってしまうため、検討が必要。