ま き におよぶ聴講者を会場に迎えて、郷土研究に対する沖縄の方々一般の関心の高さと、研究者層の裾野 対象とした専門分野別セミナーであったため、特別な人員制限があったにもかかわらず、連日二百名 問を、参集した多くの聴衆に問うことができたのは大きな喜びであった。また、市民講座は研究者を 講演会および市民講座には、客員所員、所員、研究員のおおかたが参加して、沖縄研究の第一線の学 て、昭和五三年九月三O 日から一 O月四日まで五日間にわたり那覇市において開催することができた。 この記念行事は、 さいわいに、沖縄タイムス社をはじめとする多くの方々の支持を得ることができ の人々と確認しあうために、当研究所では、記念講演と沖縄学市民講座を企画した。 員・研究員を中心とする関係者の学問的成果を公開し、各分野における沖縄研究の水準をさらに多く 法政大学沖縄文化研究所は、昭和五三年七月一日に創設六周年を迎えた。このくぎりを機会に、所 カ 三 の広がりを実感することができた。 皿 え この経験は、 目にみえぬ大きな力となって、私共研究所関係者の今後の研究活動を支えてくれるこ とであろう。おおかたのご協力に深く感謝するとともに、このような多くの方々の期待に応えるべく、 今後の研究所の発展に微力を尽したいとの新たな思いをかみしめている。 研究所紀要﹃沖縄文化研究 6﹄︵本書︶は、第一部を講演、第二部をセミナーとして、この時の内容 守 善 を収録したものである 。各論文は、当日の講演もしくは講義内容をもとにして、各講師がそれぞれ補 間 筆修筆し、あるいは新たに書き直したものである。 昭和五四年四月 法政大学沖縄文化研究所所長 外 v ’
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