エグゼクティブサマリー コアアプリケーションのパフォー マンスを向上させ、競争力を強化 最新化したインフラストラクチャによるスピードの向上 エンタープライズグレードのビジネス 継続性ソリューションは、最高レベル の可用性、システム全体にわたるセキ ュリティ、卓越した拡張性、そして最 も低いレベルのTCOが求められる業界 に適した、他にはない設計となってい ます。 1 『ただ幸運を祈るのか、それとも避けられな い事態に備えてビジネス継続性計画を整備す るのか』、Gravic 社、2015 年 2 『x86 の高価値アプリケーション : 真のフォール トトレラントシステムの必要性』、Peter Rutten 著、IDC Analyst Report、2015 年 5 月 インテル® Xeon® プロセッサー搭載 HPE ProLiantサーバーGen9。 Intel Inside® 飛躍的な生産性を IT への要求が高まる一方で予算は増えるどこ • 高 頻 度 取 引 イ ン フ ラ ス ト ラ ク チ ャ と グ ラ ろか減らされかねないという状況の中、IT リー フィックスを多用するトレーダーワークス ダーは IT 投資収益率を向上させるための重要 テーションを最新化し、金融サービス業界で な機会に絶えず注力するよう迫られています。 競合他社との差別化を図る 一般的に、アプリケーションのパフォーマン • データアーカイブインフラストラクチャを最 スを向上させるための取り組みは、データセン 新化し、コンプライアンス関連のコストを削 ターインフラストラクチャを最新化してス 減する ピードの向上によるメリットを活用するとと もに、TCO を削減し、先進的なソフトウェア どの業界においても、限られた IT リソースで の機能強化に備えることから始まります。 高い成果を得たいと考えている企業幹部は、 以下のような今日の機会に着目すべきです。 データセンターの最新化は「おこなった方が 良い」という程度のものではなく、今日のビ ジネスに不可欠となっています。IT リソース コアアプリケーションのビジネス の最新化は、もはやテクノロジーの問題を解 継続性の確保 消するためだけでなく、コアアプリケーション のスムーズな稼働、顧客のニーズへの的確な 顧客対応システムが使用できなくなると、ビジ 対応、そして継続的なビジネスの成長を支え るために行うものとなりました。最新化のた ネスにおいてどれだけのコストが必要になるで めの予算を確保して、次のような具体的なビ しょうか。過去 24 か月で、データセンター全体 ジネス成果の実現に注力すれば、ROI を飛躍 にわたる計画外のダウンタイムを 1 回以上経験 した企業は 95% に達しており 1、ダウンタイムに 的に向上させることができます。 伴う 1 時間あたりコストは、さまざまな業界の • 耐障害性と拡張性に優れたインフラストラク 平均で 170 万米ドルに上ります 2。しかし、実際 チャにより、ミッションクリティカルなビジ にはダウンタイムが発生すると、評判が低下し ネスアプリケーションの可用性を維持する たり、顧客の信頼やロイヤルティが失われたり、 • 高額な独自仕様のプラットフォームから、 法令遵守の問題に発展したりなど、これよりは 効率的でコスト効果の高い x86 アーキテク るかに大きな損失が生じます。こうしたダウンタ チャーへと Oracle データベースを移行し、 イムのリスクは、耐障害性を維持できるよう設計 ライセンスとインフラストラクチャのコスト されたビジネス継続性ソリューションを活用すれ ば、最小限に抑えることが可能です。ミッション を削減する クリティカルなアプリケーションに適した可用性 • IP ベースのユニファイドコミュニケーション と耐障害性のレベルを評価するうえでのベストプ & コラボレーション (UCC) ツールを導入す ラクティスについては、『コアアプリケーション ることで、従業員の生産性を向上させ、コス のビジネス継続性を維持』をご覧ください。 トを削減する エグゼクティブサマリー Oracle の コ ス ト の 削 減 : Oracle データベースを UNIX、または Oracle Exadata から HPE Superdome X に移 行すれば、Oracle 環境のサポートに 必要なプロセッサーコアの数が減り、 Oracle RAC や Oracle VM Manager などの高額なアドオンライセンスが 不要になるため、Oracle のコストを 削減できます。 Microsoft Skype for Business は、30 年にわたる HP(現 HPE)と Microsoft 社の Frontline Partnership に基づいて、信頼性が証明されたハ イパフォーマンスリファレンスアーキテ クチャーで Skype for Business の各 種サービスを完全に補完する、テスト 済みのソリューションです。 HPE が Risk Compliant Archive で今日の金融取引の課題への対応 をサポート : 数ペタバイトまで拡 張可能なコスト効果の高いデー タアーカイブソリューションによ り、組織全体をサポートします。 Trade and Match Server Solution: きめ細かいチューニングによって ハードウェアのパフォーマンスを最大 限まで高め、取引処理のレイテンシ を低減します。 Trader Workstation: 専 用 設 計 により、 コスト意 識 の 高 い IT 部 門 の 予算 の 制 約 にも対 応 で きる TCO で、膨大な数の取引を行うト レーダーが必要とする卓越したコン ピューティング / グラフィックスパ フォーマンスを提供します。 メールニュース配信登録 Oracle データベースインフラ 新しい金融取引インフラスト ストラクチャの最新化 ラクチャの検討 データに関するビジネスニーズの増大に対応 させなければならない Oracle データベース は必要ではあるものの、コストがかかり、管 理も容易ではありません。また、多くの企業 が高額な独自仕様のハードウェアプラット フォームで Oracle を実行しており、Oracle の ライセンスに必要以上の IT 予算を投入してい るケースも少なくありません。Oracle のライ センス / メンテナンスコストを削減する方法に ついては、『Oracle データベース環境でコス ト削減を実現するには』ベストプラクティス ガイドの実例をご覧ください。 今日の金融サービス業界の取引環境において、 ハイパフォーマンスコンピューティングイン フラストラクチャは選択肢の 1 つではなく、 生き残るための前提条件となっています。こ の業界の特色でもある、データの急増、熾烈 な競争、そして数多くの規制の課題のすべて に直面している業界は、他にほとんどありま せん。リアルタイムの分析と取引の高速化が 常に求められる中、これら 3 つの戦略的に重 要な領域でインフラストラクチャを最新化す れば、次のような点でメリットが得られます。 • データの保持と報告に関する要件への対応 Oracle データベースは、データに関するビジ • 高頻度取引 ネスニーズの増大に対応させる必要がありま • コンピューティングおよびグラフィックスの すが、独自仕様のレガシープラットフォーム パフォーマンス を使用していると多額のコストがかかってし まう可能性があるため、可用性に優れた大容 取引環境の競争力を強化する方法については、 量の x86 スケールアッププラットフォームに 『革新的な取引ソリューションによる収益と利 移行し、ライセンスおよびサポートコストを 益の拡大』ベストプラクティスガイドをご覧 削減することが重要です。 ください。 Skype for Business の活用 今日では、多くのワークグループが世界中の 拠点からネットワークを活用して、24 時間 365 日体制でビジネスを行っています。こう した環境では、利便性の高いコラボレーション が必要とされますが、直接会って会議を行う ために移動するとなると、必要なコストは膨 大なものになりかねません。しかし、依然と してチームメンバーの多くは、「直接的な」コ ミュニケーションが最も効果的であることを 求めており、それが企業にとっての課題となっ ています。Skype for Business は、地理的に分 散したワークグループ間の隔たりを縮め、従 来のコミュニケーションサービスの数分の 1 の コストで Voice over IP (VoIP)、ビデオ /Web 会議、インスタントメッセージ、およびアプ リケーション共有機能を提供する、強力なユ ニファイドコミュニケーション & コラボレー ション (UCC) ツールで、複数のサイトに分散 する数千人の企業ユーザーをサポートできる 設計となっています。電話や移動に必要なコ ストを削減すると同時に、従業員の生産性を 向上させる方法については、hpe.com/info/ betterproductivity(英語)にあるベストプ ラクティスをご覧ください。 HPE がアプリケーションの パフォーマンスの向上をサポート HPE が、豊富な専門知識と Intel や Microsoft 社をはじめとするベンダーとのパートナー シップを通じて、適切なコンピューティング の実現をタイムリーにサポートし、データセン ターの最新化に関するお客様のニーズに対応 します。HPE のハードウェア、ソフトウェア、 コンサルティング、配備サービス、トレーニン グ、およびサポートをコアアプリケーション の運用の維持にお役立てください。 詳細情報 hpe.com/info/dcm(英語) © Copyright 2016 Hewlett Packard Enterprise Development LP. 本書の内容は、将来予告なく変更されることが あります。 ヒューレット・パッカード エンタープライズ製品およびサービスに対する保証については、当該製品および サービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本 書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対しては責任を 負いかねますのでご了承ください。 Intel、インテル、Intelロゴ、Xeon、およびXeon Insideは、米国およびその他の国におけるIntel Corporation の商標または登録商標です。Microsoftは、Microsoftグループの商標です。UNIXは、The Open Groupの登録 商標です。Oracleは、Oracleおよびその関連会社の登録商標です。 4AA6-5483JPN、2016年6月
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