「あむーる」第10号

た。迷惑だったと思うけど、みんなしっかり教えてくれました。自分のことだけでも大変なのに僕に教え
島根県立松江北高等学校
てくれて本当に感謝しています。それに勉強面だけでなく、勉強のストレスを癒してくれたのも友達だっ
第3学年
たと思います。試験では自分一人で戦わなくてはなりませんが、それまでの過程はみんなで頑張って欲し
八幡英語通信
2016年6月20日発行
第10号
いと思います。
今僕は「自分」についてレポートを書いています。やってみたいことはたくさんあるけど、将来の夢
や職業は定まっていません。自分について考えるといろいろな可能性や将来像が見えてきました。勉強を
始める前に何のために勉強をするのか考えてみて欲しいです。はっきりとした目標があれば自分に妥協せ
ず勉強に打ち込めると思います。目標が見つからなくても焦らず広い視野や好奇心を持って日々の生活を
送って欲しいです。
勉強法は他の先輩や先生の意見を参考にしてもらいたいと思います。受験は長丁場なので途中でスラン
プに陥ると思いますが、先生を信じてついて行って下さい。きっといい結果になると思います。僕も皆さ
んを応援しています。頑張ってね。
受験を通して
東北大学経済学部
若
槻
幸
雄
高校を卒業して2ケ月がたちます。もうおっさんの仲間入りをしたかと思うと切ないです。
僕は1、2年を寮で、3年を下宿で過ごしました。親元を離れるということで不安を感じましたが、友
(下線は八幡)
●若槻君は3年生で担任した生徒ですが、北高出身の総理大臣と同じ姓(若槻礼次郎)ということか
らか「目標は総理大臣」と言っていた生徒です。親元を離れての生活は辛いことも多かったでしょう
が、見事に目標を達成して合格してくれました。今は都庁に勤めていると聞いています。ppp
達や先生方がとても良くしてくれたので、充実した高校生活を送れたように思います。また、親の有難み
も感じました。今まで洗濯など日常のことは親に頼り切りだったので、最初のうちは苦労しました。だん
だん慣れていきましたが、テスト前や忙しい時には面倒くさかったです。親からガミガミ言われることは
部活動はバレーをしていました。中学からやっていましたが、高校での部活動は中学よりはるかにきつ
かったです。特に1年生の時は先生が熱心な方だったので、毎日毎日しごかれまくりました。そして帰っ
てから勉強するとなると、本当に大変でした。授業中しょっちゅう意識不明になっていました。「若槻選
手」と何回も呼ばれたものでした。
部活動が終わると時間的にも体力的にも余裕がでてきます。
僕は朝早くから学級に行って勉強をしたり、
井上和子さんの『”自分を磨く”一日24時間』(知的生き方文庫、2016年2月)の中に、こんな
くだりがあります。意味が分かりますか?
休暇でアメリカに行っていたとき、市長や町長、大学教授や地方議員のグループの通訳をしたことが
あります。そのとき、アメリカ側の人たちとのパーティーでそれぞれ自己紹介をしましたが、日本側の婦
人たちのほとんどが、
「私の趣味は、おいしいものを食べることです」といいました。アメリカ人の一人
が「食べることが趣味ってどういうことでしょう」と私にたずねました。私には答えられませんでした。
食べることが、遊び、食べることが趣味というのは、私にはどうも理解できません。
友達のやっていることを参考にしたりして、部活動から勉強へ早く切り替えようと思いました。最初は新
鮮でやる気もあり、頑張ってやっていましたが、途中から疲れたのか、なかなか勉強がはかどらなくなっ
てしまいました。テストは良くならないし、担任からのプレッシャーも感じ、勉強するのがつらくなりま
した。そこでいろいろと勉強する時間帯を変えてみたり、本当に勉強が嫌なときは帰ってから勉強せずに
8時くらいに寝てやりました。そうすると2時くらいに目が覚めちゃいます。でもそこから勉強がすいす
いできちゃったんです。疲れたときに寝るのはいいことだと思いました。
11月や12月になるとマーク演習で夜遅くまでテストをしなくてはなりません。そうするとテスト中
にお腹が鳴ってしまいます。テスト中なのでテストに集中しなくてはいけませんが、気になっちゃうもの
です。だからテストとテストの合間に何か食べ物を用意しておいて下さいね。
二次試験前にはインフルエンザにかかりました。毎日うがいを保健室で行い、そして予防接種を2回し
ました。それなのにかかってしまったのでびっくりしました。しかもインフルエンザが治ったと思ったら
今度は普通の風邪になりました。とことん僕はいじめられました。またかかるといけないので、うがい、
手洗い、マスクをして予防をしました。試験当日は絶好調で臨めたので良かったです。1年間一生懸命勉
強したのに、病気で自分の力が発揮できないのはつらいので予防はしっかりして下さい。
受験を乗り越えるには、やっぱり友達は大切だと思います。僕は本当によく友達に勉強を聞いていまし
A
A
なかったので楽でしたが、親の大切さを知った3年間でした。
「趣味」=hobby という間違った理解が、上のようなトンチンカンな会話を生みます。自己紹介で、
”My
hobby is reading a book.”といった発言をよく高校生がしますが、読書や音楽鑑賞は、そもそもhobby
ではありません。実は「趣味」の概念は、日本人と英語ネイティブ・スピーカーの間では大きく異なって
いるのです。そもそも「趣味」というのは欧米では、「何かしらの勉強、スキル、長い時間をかけて努力
を要するもの」を指します。
「時間がある時にやるもの」
「暇つぶし」
「楽しむもの」といった日本人が「趣
味」と呼ぶモノは、欧米人にとっては「趣味」とは呼ばないモノなのです。テレビを見ることも、寝るこ
とも、買い物に行くことも、食べることも「趣味」とは呼びません。
hobbyの類は、<人が長年にわたって時間をかけ、また費用もかけて楽しみながら励んだ結果習得した
ものごと>なのです。だから、お茶、お花、園芸、陶芸、ものの体系的蒐集、写真、絵画、彫刻、舞踊、
史蹟研究巡り、模型製作、天体観測、ある種のスポーツ(テニス、ゴルフなど)
、ハンティングなどとい
ったものが典型的な例です。だからhobbyをもっていない人も大勢いて不思議はないのです。一方、
interest(s)なり pastimeの類いは、ほとんどの人が持っていると言えましょう。私が長年大金をはたい
て蒐集している世界中の「カードマジック」は、まさにhobbyと言えるでしょうね。sss
★八幡のサイト「チーム八ちゃん」はコチラ→ https://teamhacchan.wordpress.com/
話題満載です。
まゆゆ、残念…! 「めっちゃ悔しい。やっぱり、あの壁は高い。誰も越えられない。
」