流通論 A 課題3 学番 氏名 7/1, 7/8, 7/15, いずれかの授業時のみ

流通論 A 課題3
学番
氏名
7/1, 7/8, 7/15, いずれかの授業時のみ EB1 のみで提出。(この用紙は南川 HP にも有り。
)
問 以下の文章中の空欄に当てはまる最適な語句を、下の語群のなか
て、小売店 A の販売量は テ し、サービスを提供する費用が補填で
1)を記入しなさい。
○
から選んで、解答欄に数字番号(①~3
きなくなる。こうして、当該サービスは提供されなくなってしまい、
メーカーは小売段階において自社製品について販売促進を確保でき
メーカーと流通業者の間の取引様式にはさまざまなものがある。メ
なくなることになる。このような状況で小売段階の販売促進活動を促
ーカーの流通業者に対するコントロールという観点からみれば、一方
進させる方法として、再販売価格維持がある。メーカーが再販を導入
の極には ア があり、他方の極にはメーカーによる直接的かつ完全
すれば、 ト ので、販売促進を確保できるようになるのである。
なコントロールを意味する イ がある。そしてその中間には、間接
効率的な販売促進のために、メーカーが小売業者に対しておこなう
的かつ部分的なコントロールを目的とした多様な取引様式が存在す
援助(例えば、広告、アフターサービスのための技術情報、部品供給、
る。この背景には、 イ には多大な費用がかかるし、また ア の
店舗開設費用の分担、需要情報、経営指導など)を考えよう。しかし、
もとでは、自己の利潤最大化を行動目的とする流通業者が、メーカー
小売業者がこれらの資源を適切に用いるという保証はない。あるメー
またはチャネル全体にとって最も望ましい行動をとるとは限らない
カーが自社製品の販売促進のために小売業者に援助した資源を、小売
という事情がある。流通業者の行動が水平的または垂直的な外部性を
業者自身にとって有利となるような、他のメーカーの製品を販売する
持つ場合、この傾向は著しいものとなる。それゆえ、メーカーは、チ
ために用いられてしまう。他のメーカーによる「ただ乗り」
(ナナ な
ャネルを効率的に運営し、自己の利潤を最大にするために、小売業者
外部性)である。このような状況では、メーカーは小売業者への援助
の行動に対して様々な制限を加えるのである。このような ウ には、
を積極的におこなおうとはしなくなり、チャネル全体の効率性は低下
流通業者の取扱い商品を制限するものとして エ 、取引の相手を制
してしまう。これに対処するためにメーカーは、小売業者に対して自
限する オ 、価格設定を制限する カ など、様々なものがある。
社製品と他社製品の両方を品揃えする(併売する)ことを禁止する
メーカーが、自社製品の再販売価格( キ が小売業者へ販売する
オニ を導入ことによって、自己の販売促進投資を自己の製品だけに
ときの価格、あるいは小売業者が ク へ販売する価格)を指示する
向けさせることができるので、有効な販売促進の量を確保できる。
とともに、それを守らせようとすることを「再販売価格維持」という。
メーカーは、販売価格(出荷価格)を提示するだけでなく、なぜ再販
語群
売価格(小売価格)をコントロールしようとするのだろうか。メーカ
①小売業者, ②広告, ③卸売業者, ④消費者, ⑤垂直的取引制限,
ーと小売業者が共に価格支配力を持つ(独占的な立場にある)状況に
⑥垂直統合, ⑦マージン, ⑧流通系列化, ⑨買回り品, ⑩再販,
おいて、メーカーが利潤を得るために、製造原価を上回る出荷価格を
⑪テリトリー制,
⑫専売店制, ⑬メーカー希望小売価格, ⑭小
設定すると、それに応じて小売業者が設定する小売価格もまた ケ
売店 A, ⑮不完全競争, ⑯関係的契約, ⑰高く, ⑱垂直的, ⑲
する。そうして、小売価格は、流通チャネル全体の利潤を最大にする
21低下, ○
22ブランド, ○
24併売店,
23 延期化, ○
低く, ⑳上昇, ○
最適価格よりも コ なってしまう。これはメーカーと小売業者の二
25投機化, ○
26上限価格規制, ○
27市場取引, ○
28水平的, ○
29フラン
○
者がそれぞれ サ を確保しようとするからである。こうした状況に
30下限価格規制, ○
31小売店 B
チャイズ制, ○
おいて、メーカーがチャネル全体の利潤を最大にする水準に再販売価
格を設定すると、それが小売業者に対する シ として働き、二重マ
【ア】
【イ】
【ウ】
【エ】
【オ】
【カ】
【キ】
【ク】
【ケ】
【コ】
【サ】
【シ】
【ス】
【セ】
【ソ】
【タ】
【チ】
【ツ】
【テ】
【ト】 下に記述
【ナ】
【ニ】
ージンの問題を回避することができる。このとき、再販の導入は、メ
ーカーと小売業者の利益を高めることになるだけではなく、小売価格
の ス をつうじて セ の利益にもなるのである。
小売業者による商品の展示や説明などのサービス活動が、その商品
の販売促進につながるという状況を考えよう。いま、2 つの小売店が
存在し、小売店 A は小売サービスを提供するが、小売店 B はこの種の
サービスを提供しないかわりに低い小売価格を設定しているとする。
【ト】
このとき、消費者は ソ からサービスを受けて、 タ から商品を
購入することになる。すなわち、 チ によるサービスが ツ
に
よってタダ乗りされること(水平的な外部性)になる。その結果とし