犯罪の起きにくい社会づくりの継続推進について(一般甲) 平成28年6月28日 兵警生安企一般甲第81号 本県警察においては、犯罪の起きにくい社会を構築するため、対号に基づき各種施策を 推進しているところであるが、引き続き、下記のとおり推進していくこととしたので、各 所属長は、所属職員に周知徹底の上、真に実効のある取組をされたい。 記 1 目的 重層的な防犯ネットワークの整備等犯罪の抑止機能の強化を図るための各種取組を推 進することにより、犯罪の起きにくい社会を実現することを目的とする。 2 体制 (1) 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進委員会 ア 設置 警察本部に、兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進委員会(以下「推進委 員会」という。)を置く。 イ 任務 推進委員会は、犯罪の起きにくい社会づくりを総合的かつ効果的に推進すること を任務とする。 ウ 組織 推進委員会は、委員長、副委員長及び委員をもって組織し、その構成は、兵庫県 警察犯罪の起きにくい社会づくり推進委員会体制表(別表第1)のとおりとする。 エ 会議 (ア) 委員長は、必要に応じて推進委員会を招集し、議事を主宰する。 (イ) 委員長は、必要があると認めるときは、委員以外の者に対し、推進委員会への 出席を求めることができる。 (2) 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進幹事会 ア 設置 推進委員会に、推進委員会の事務を補佐させるため、兵庫県警察犯罪の起きにく い社会づくり推進幹事会(以下「幹事会」という。)を置く。 イ 任務 (ア) 犯罪の起きにくい社会づくりの推進に係る施策の検討及び調整並びに実施結果 の集約 (イ) その他委員長が命ずる事項 ウ 組織 幹事会は、幹事長、副幹事長及び幹事をもって組織し、その構成は兵庫県警察犯 罪の起きにくい社会づくり推進幹事会体制表(別表第2)のとおりとする。 エ 会議 (ア) 幹事長は、必要に応じて幹事会を招集し、議事を主宰する。 (イ) 幹事長は、必要があると認めるときは、幹事以外の者に対し、幹事会への出席 を求めることができる。 (3) 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進ワーキンググループ ア 設置 幹事会に、幹事会の事務を補佐させるため、兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づ くり推進ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」という。)を置く。 イ 任務 (ア) 関係所属との連絡及び調整 (イ) 関係機関・団体との連絡及び調整 (ウ) その他幹事長が命ずる事項 ウ 組織 ワーキンググループは、リーダー、サブリーダー、プロジェクトリーダー及びメ ンバーをもって組織し、その構成は兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進ワ ーキンググループ体制表(別表第3)のとおりとする。ただし、メンバーにあって は、検討課題に応じて適宜ワーキンググループ会議に出席するものとする。 エ 会議 (ア) リーダーは、必要に応じてワーキンググループを招集し、議事を主宰する。 (イ) リーダーは、必要があると認めるときは、メンバー以外の者に対し、ワーキン ググループ会議への出席を求めることができる。 (4) 庶務 推進委員会、幹事会及びワーキンググループの庶務は、生活安全部生活安全企画課 犯罪抑止対策室において行うものとする。 3 推進事項 (1) 重層的な防犯ネットワークの整備・活用 ア 地域における防犯ネットワークの充実 地方公共団体、地域住民、事業者等との連携による防犯ネットワークが、対策を 講ずる必要性の高い罪種及び被害者類型に応じて整備され、効果的に機能している かを検証し、防犯ネットワークの充実を図るとともに積極的に活用すること。 イ ネットワークの相互活用の推進 各部門において構築されているネットワークについては、防犯情報、交通安全情 報等の提供、特異事案を発見した場合における警察への通報等に、必要に応じて各 部門が相互に活用できるよう調整すること。 (2) 取締り活動等を通じた規範意識の向上 ア 軽い気持ちで手を染めやすい犯罪やマナー違反に係る抑止対策の推進 万引き、公共の場所における落書き、ごみのポイ捨て等軽い気持ちで手を染めや すい犯罪やマナー違反を看過してしまう風潮は、県民の規範意識の低下を助長する とともに、行為者がより悪質な犯罪を引き起こす結果を招くことも懸念されること から、積極的な指導・警告又は検挙、地方公共団体等と連携した効果的な広報啓発 活動を実施するなど各種抑止対策を推進すること。 イ 交通街頭活動等の積極的な推進 交通違反に対しては、積極的な指導・警告を行うことが交通事故防止のみならず 規範意識の向上に資するものであることを念頭におき、厳正かつ毅然とした指導取 締りを実施すること。 また、交通安全教室や各種講習等は、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実 践を身近で重要な問題として実感できる内容とすること。 ウ サイバー空間におけるマナー向上のための広報啓発活動の推進 インターネットの利用者に対し、サイバー空間におけるマナー向上のための広報 啓発活動を推進し、規範意識の向上を図ること。 エ 少年の規範意識の向上等 非行防止教育、声かけ活動等を通じて、少年の規範意識の向上を図るとともに、 非行少年の立ち直りを支援するなどの取組を推進すること。 (3) 防犯カメラの普及促進 地方公共団体、地域住民、事業者等と連携し、防犯カメラの普及促進のための働き 掛けを行うこと。その際、助成金制度の活用方法、防犯カメラの設置方法及び運用方 法に関する助言・指導等を積極的に行うこと。 (4) 防犯ボランティア活動の活性化 防犯ボランティア団体や地域における安全安心なまちづくりに向けた活動を持続可 能なものとしていくことに留意し、防犯ボランティア活動に対する幅広い世代の参加 の促進、防犯ボランティア団体の結成方法や運営方法、活動方法等に関する説明会等 の開催による活動内容の充実、情報交換の促進による活動のノウハウの共有、地方公 共団体等と連携することによる財政基盤の充実等を図る各種施策を講ずることにより、 地域の実態に応じたボランティア活動の活性化を図ること。 4 その他 本通達の細部事項については、関係部長が別途示達する。 別表第1 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進委員会体制表 委 副 委 員 委 長 警察本部長 員 長 生活安全部長 員 総務部長 警務部長 刑事部長 地域部長 交通部長 警備部長 神戸市警察部長兼首席監察官兼第一方面本部長 警察学校長 近畿管区警察局兵庫県情報通信部長 警務部参事官兼第二方面本部長 警務部参事官兼第三方面本部長 警務部参事官兼警務課長 刑事部参事官兼生活安全部参事官 刑事部参事官兼組織犯罪対策局長 交通部参事官 別表第2 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進幹事会体制表 幹 副 幹 事 幹 長 生活安全部長 事 長 刑事部参事官兼生活安全部参事官 事 総務部参事官兼総務課長 総務部参事官兼県民広報課長 総務部会計課長 警務部参事官兼警察学校付 警務部監察官室長 刑事部参事官兼刑事企画課長 刑事部参事官兼組織犯罪対策局組織犯罪対策課長 生活安全部参事官兼生活安全企画課長 地域部参事官兼地域企画課長 交通部参事官兼交通企画課長 警備部参事官兼公安第一課長 近畿管区警察局兵庫県情報通信部通信庶務課長 警務部警務課管理官兼次席 警務部警務課管理官 別表第3 兵庫県警察犯罪の起きにくい社会づくり推進ワーキンググループ体制表 リ ー ダ ー 生活安全部参事官兼生活安全企画課長 サ ブ リ ー ダ ー 警務部監察官兼生活安全部付 生活安全部生活安全企画課管理官兼次席 プロジェクトリーダー 生活安全部生活安全企画課管理官(生活安全指導室・人身安全関連 事案指導室担当) 生活安全部生活安全企画課調査官(犯罪抑止対策室担当) メ ン バ ー 総務部総務課課長補佐(企画担当) 総務部県民広報課課長補佐(広報担当) 総務部会計課課長補佐(予算担当) 警務部警務課課長補佐(企画第一担当) 警務部監察官室室長補佐(特命監察担当) 刑事部刑事企画課課長補佐(企画担当、指導第一担当) 刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策課課長補佐(企画担当) 生活安全部生活安全企画課課長補佐(企画担当、対策第二担当、対 策第三担当) 生活安全部生活経済課課長補佐(情報担当) 生活安全部生活環境課課長補佐(情報担当) 生活安全部少年育成課課長補佐(環境対策担当) 生活安全部少年捜査課課長補佐(捜査第一担当) 生活安全部サイバー犯罪対策課課長補佐(対策担当) 生活安全部生活安全特別捜査隊隊長補佐(運用担当) 地域部地域企画課課長補佐(地域安全担当) 地域部地域指導課課長補佐(指導第一担当) 交通部交通企画課課長補佐(企画指導担当) 交通部交通指導課課長補佐(取締企画担当) 警備部公安第一課課長補佐(企画担当) 近畿管区警察局兵庫県情報通信部機動通信課機動通信指導専門官
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