Slide 1

ABM(Analog Behavioral Modeling)
による減算回路の表現
PSpiceのABM2
LTspiceの等価回路モデル
2015年1月9日
ビー・テクノロジー
堀米 毅
http://www.beetech.info/
1
回路解析シミュレーションをする場合、必要なデバイスのSPICEモデルを準備する
必要があります。
その際にモデリングをする必要があります。このモデリングは、モデルベース開発
には必須の技術であり、必要なデバイスについて等価回路化を行い、SPICEに実
装します。
モデリングは、素子レベルから回路レベルまで様々であり、デバイスモデリングの
手法で応用性があるのは、ABMを採用したモデリングです。これは、システムレベ
ルからブロックレベルまで再現でき、自由度の高いモデリングです。
ABMを理解することでモデルベース開発に必要なデバイスモデリング技術が
飛躍的に向上します。
今回のABMは減算回路の素子であるABM2を学習します。
2
回路図
OUT=IN1-IN2=3.3-1.1=2.2
IN1
V1
OUT
3.3
IN2
( V(%IN1)
-V(%IN2) )
OUTPUT
R1
100MEG
V
V2
1.1
0
PSpice
0
0
3
シミュレーション結果
IN1
IN2
OUT
PSpice
4
ネットリスト
* source ADD
E_ABM1
OUTPUT 0 VALUE { ( V(N00150)
+ -V(N00156) ) }
V_V1
N00150 0 3.3
V_V2
N00156 0 1.1
R_R1
0 OUTPUT 100MEG
PSpice
5
PSpiceのモデルをLTspiceに移植
* source ADD
E_ABM1
OUTPUT 0 VALUE { ( V(N00150)
+ -V(N00156) ) }
V_V1
N00150 0 3.3
V_V2
N00156 0 1.1
R_R1
0 OUTPUT 100MEG
LTspiceの等価回路モデルを作成
LTspice
6
PSpiceのモデルをLTspiceに移植
LTspiceの等価回路図
LTspice
7
PSpiceのモデルをLTspiceに移植
LTspiceのシミュレーション結果
In1=1
In1=2
Out1=3
LTspice
8
PSpiceのモデルをLTspiceに移植
LTspiceのネットリスト
LTspice
9