1512_hokkaido_education_in_society

社会教育は、
社会の変化に対応しているか?
社会のより良い変化を導けるか?
- 総働と小規模多機能自治で
地域の持続可能性を高める IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovations since 1994.
冒頭に、お詫びとお願い
・本来なら、数時間・数日かかるお話の要点を、
いただいた時間内でお話しするため、
かなり駆け足です。。
・著作権の関係で、配布できない資料がございます。
出典をお伝えしますので、のちほど検索を。
・聞くだけ・記憶するのではなく、
伝えて一緒に動くために、手帳・予定表にメモを。
・東日本震災で保護者の生命・仕事が失われた
子どもたちの「放課後」の支援に、ご協力を
お願いいたします。同額を私も寄付します。
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
「社会に挑む5つの原則、組織を育てる12の力」
(「ソシオ・マネジメント」創刊号)
・ニーズの代理人として、
収益を再投資し続ける
・最大ではなく、最適をめざす
・一歩先の視野を持ち、
半歩先の事業を提供し続ける
・顧客を分類し、最適な価値を
提供して、ビジネスモデルを
確立する
・消費者ではなく「市民」を育て
活動ではなく「しくみ」をつくる
・目的・目標をしぼる力
・しらべる力
・ニーズを確かめる力
・会議で決める力
・対策を決める前に、
原因を確認する力
・事業をふりかえり、
申し送る力
・事実に基づいて見通す力
・計画する力
・協力者を募る力
・体制を整える力
・自主財源率を高める力
・協働し、しくみを組み立てる力
社会が変われば、
社会教育も変わる(はず)
20世紀の社会
較差・公害・犯罪など、
経済成長のひずみから
個人をどう守るか?
↓
21世紀の社会
厳しい国際競争下での
超少子高齢で、個人も
地域も力が相対的に低下
↓
20世紀の社会教育
21世紀の社会教育
知る・学ぶ意欲を支援する 生活品質(QOL)を高め、
「場所とコンテンツ」の提供 地域の力を「育てる場」の
提供
社会教育を求める対象(客体)も
求められる機能も変化している
・個人から地域(コミュニティ)へ
 個人に知識・技能があっても、
地域生活圏(コミュニティ)の運営力が落ちている
・提供から育成へ
 場所(施設)とコンテンツ(指導)の提供だけでなく、
地域の担い手となる団体の運営力を育てる必要性
 「教える」<「育てる」(潜在力を生かしたか?)
→ 専門性・継続性のある団体との連携は不可欠
ウォンツを待って満たすのか、
ニーズに備え、応えるのか?
要望に対応する→必要に備える・育てる
・「求められたコンテンツ(講師)を探して配給」から
「課題解決に必要となる力を育てる」へ
・「次に求められる力は何か?」を示すのは、誰?
・「何をするのも行政の指示・配分を待つ体質」から
「自発的に工夫し、挑み続ける体質」へ
→ 自立的・自律的に活動継続する主体が不可欠
自治の基礎は「自主決定・自主実施」←判断の訓練
まちの力は、関係の密度がつくる!
人口密度より人「交」密度!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
2020年の世界・日本は?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

延長線上で考えるな!
(IMF WEO@1504)

日本のGDPが世界に占める割合が最高だったのは?

2014年に日本のGDPが世界に占める割合は?

では、2020年には?

同年、中国のGDPは日本の何倍?

同年、ASEAN5の1人当たりは、日本のいつと同じ?

同年、中国+インド+ASEAN5の世界シェアは?
介護ニーズは80歳代で急増する→高齢化「第2幕」へ
2010年国勢
人数(千人)
介護+予防
計
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-
85-
29,484 8,272
7,018
5,992
4,376
2,454
1,029
342
3,825
318
620
969
1,004
620
268
1,892
3,968
170
人口比
13.5%
2.1%
4.5% 10.3%85歳以上の4人に1人が要介護3以上
22.1% 40.9% 60.2% 78.2% 49.4%
総数比
(100)
4.3%
8.0% 15.6%要介護3以上の2人に1人が85歳以上
24.4% 25.3% 15.6%
6.7% 47.7%
要介護3-
1,661
68
121
226
人口比
5.6%
0.8%
1.7%
3.8%
総数比
(100)
4.1%
7.3% 13.6% 21.1% 24.5% 18.7% 10.6% 53.9%
’15 +予防
4,865
200
352
655
1,110
1,309
860
378
2,547
要介護3-
2,068
80
135
239
402
531
432
249
1,212
10→15
+406
+12
+13
+13
+51
+124
+121
+73
+317
’20 +予防
5,742
168
415
731
1,186
1,531
1,151
559
3,241
要介護3-
2,489
67
159
267
430
621
578
368
1,567
15→20
+422
-13
+24
+28
+28
+90
+146
+119
+355
’25 +予防
6,529
146
349
869
1,334
1,660
1,384
788
3,832
要介護3-
2,879
58
133
317
483
673
695
518
1,887
20→25
+390
-9
-25
+50
+54
+52
+117
+150
+320
351
407
331
176
895
8.0% 16.8% 30.3% 51.5% 23.4%
これまで20年と、これから20年は違う!
日本の人口
1995年
2005年
2015年
計(万人)
12557
12776
12659
0~14歳
2001
15~64歳(A)
8716
2025年
12065
2035年
11212
▲11%
+0%
1752
1582
1324
1128
▲20%
8409
▲28%
7681
7084
89%▲11% 82%
(生産人口)
6342
73%
▲17%
1826
2567
3395
3653
3740
高齢者率
14.5%
20.1%
26.8%
+85%
30.3%
33.4%
+10%
A÷B
4.7人
716
3.2人
1160
2.2人
1645
2.0人
2178
1.7人
2245
後期高齢者率
5.7%
9.1%
13.0%
+41%
18.1%
+32%
20.0%
+3%
85歳~
157
292
65歳~(B)
75歳~
228%
511
329%
736 454%1014
日本の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
127,767
25,760
11,639
128,057
29,245
14,072
126,597
33,951
16,458
124,099
36,123
18,790
120,658
36,573
21,785
9.1%
11.0%
13.0%
15.1%
18.1%
49,566
3,864
51,950
4,790
52,560
5,719
52,133
6,193
50,988
6,325
1051+2813 1385+3405
1698+4021
1861+4331
1912+4412
1,966
2,592
3,114
3,617
4,229
435+1531
573+2019
688+2425
799+2818
934+3295
16.9%
3,583
944
15.0%
5.9%
18.4%
4,339
1,358
16.9%
7.6%
18.9%
5,125
1,692
20.6%
9.1%
19.3%
5,522
1,998
22.5%
10.8%
19.4%
5,625
2,356
22.1%
12.9%
室蘭市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(人)
2000年
2010年
2020年 2030年
117855 103278 94535 85047 74452
▲21%
▲19%
0~14歳
19767
15~64歳(A)
82259
12183 10485
8332
▲37%
▲47%
68873 56335 46516 42054
(生産人口)
81%▲31% 67%
65歳~(B)
高齢者率
15591
A÷B
5.2人
13.2%
6539
▲37%
61%
22099 27716 30199 25859
21.4%
29.3%
+77%
35.5%
34.7%
▲14%
75歳~
3.1人 2.0人 1.5人 1.6人
8781 13087 16247 17349
85歳~
1903
+25%
+24%
+6%
3355
5232
6602
176%+76% 274%
+55% 346%
+26%
2020年の室蘭市は?

高齢者率は?→35.5%(全国より20年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.5人!
75歳以上は?→1.6万人(5人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?

 健康増進活動の可視化を急ぐ!

生産人口は?→17%減(00年比32%減) !


市税収入は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
 消費税は、いくら必要?

室蘭市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
2000年 2005年
103,278
98,372
22,088
25,272
8,781
10,910
2010年 2015年 2020年
94,535
89,827
85,047
27,716
29.924
30,199
13,087
14,723
16,247
8.5%
11.1%
13.8%
17.0%
20.0%
45,759
4,588
45,266
5,494
45,029
6,326
43,552
6,992
41.606
7,138
1003+3585 1290+4204
1529+4797 1712+5280 1759+5379
2,130
2,783
3,509
4.044
4,515
402+1728
537+2246
651+2858
736+3307
815+3701
高齢者夫婦
24.3%
4,070
25.5%
4,840
26.8%
5,407
27.8%
5,891
28.0%
5,972
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
862
18.9%
6.5%
1,242
22.8%
8.9%
1,684
26.1%
11.5%
2,004
30.5%
13.9%
2,271
32.9%
16.3%
後期単身率
室蘭市の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
地方債
438
144(32%)
29( 6%)
23( 5%)
71(16%)
38( 8%)
歳出
職員給与
433
50
10年度(05比)
464
144(31%)
40( 8%)
15( 3%)
70(15%)
46(10%)
455
37(-25%)
745
職員数
594(-20%)
43
45
公債
52
55
公営事業繰入
(国民健康保険)
(10)
( 8)
(病院)
(10)
(12)
(下水道)
(11)
( 9)
(市場)
( 0.7)
( 0.7)
(他(介護保険等))
(19)
(24)
扶助費(対 歳出)
88(20%)
108(23%)
将来負担(対 税収・年) 462(3.2倍)
460
地方債残高
57
支出予定
55
積立金
469(3.2倍)
475(+ 3%)
44(-23%)
49(-10%)
12年度(同)
431
142(33%)
40( 9%)
12( 3%)
71(16%)
37( 8%)
15年度?
10年 個人住民税
43,174円/人
生産人口
10年比 -10%
05年比 -18%
422
人件費・扶助費・
32(-35%)
公債費を除く
542(-27%) 歳出額(≒調達額)
45
200億円(47%)
58
後期高齢者
( 7)
10年比 +12%
(14)
(10)
05年比 +34%
( 0.7)
(25)
114(27%)
447(3.1倍) 10年 496,780円/人
467(+ 1%)
36(-35%)
57(+ 4%)
厚真町も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
計(人)
6,183
0~14歳
1,065
15~64歳(A)
4,056
2000年
5,438
806
3,214
(生産人口)
2010年
2020年 2030年
4,890
4,259 3,630
▲20%
▲25%
554
451
351
▲48%
▲36%
2,751
2,163 1,790
▲34%
55%
85%▲32% 67%
65歳~(B)
高齢者率
1,062
1,418
1,585
1,645 1,489
17.2%
26.1%
32.4%
+49%
38.6%
41.0%
▲6%
A÷B
3.8人
75歳~
2.2人
603
1.7人
866
1.3人
914
1.2人
949
+43%
+5%
+3%
85歳~
162
244
352
363
150%+50% 217%
+44% 224%+3%
2020年の厚真町は?

高齢者率は?→38.6%(全国より30年早い)!


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.3人!
75歳以上は?→914人(町民5人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康 = 地域の資源 + 資産!


生産人口は?→21%減(00年比32%減) !


市税収入は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
町債残高は?
 消費税は、いくら必要?

厚真町の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
2000年 2005年
5,438
5,240
1,418
1,541
603
751
2010年 2015年 2020年
4,890
4,568
4,529
1,585
1,641
1,645
866
901
914
11.1%
14.3%
17.7%
19.7%
21.5%
1,980
136
2,002
170
1,972
200
1,895
220
1,792
227
45+91
52+118
50+150
50+170
49+178
65
92
123
137
143
18+47
28+64
29+94
28+108
28+115
高齢者夫婦
10.8%
209
12.3%
253
14.2%
294
15.2%
322
15.7%
331
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
47
17.4%
5.7%
70
21.2%
8.1%
101
25.1%
11.4%
116
28.6%
13.3%
123
31.2%
14.8%
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
厚真町の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
10年度(05比)
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
地方債
68.1
24.1(35%)
1.3( 2%)
1.3( 1%)
20.9(30%)
6.9(10%)
71.4
17.6(24%)
1.7( 2%)
0.4( 0.6%)
15.0(21%)
9.4(13%)
歳出
職員給与
67.0
7.2
職員数
公債
公営事業繰入
(国民健康保険)
(下水道)
(簡易水道)
(介護サービス)
(他(介護保険等))
扶助費(対 歳出)
15.9
3.0
(0.4)
(0.4)
(0.6)
( --- )
(1.5)
1.9(
69.2
5.5(-22%)
111
91(-18%)
10.7
3.5
(0.3)
(1.0)
(0.5)
(0.1)
(1.5)
3%)
2.5( 3%)
将来負担(対 税収・年) 66.6(2.8倍) 57.1(3.2倍)
100.6
地方債残高
85.7( - 14%)
1.2
4.4(+272%)
支出予定
35.2
積立金
33.1( - 5%)
12年度(同)
63.6
17.4(27%)
1.9( 3%)
0.9( 1%)
14.1(22%)
9.4(13%)
15年度?
10年 個人住民税
36,144円/人
生産人口
10年比 -11%
05年比 -20%
59.7
人件費・扶助費・
5.5(-23%)
公債費を除く
92(-17%) 歳出額(≒調達額)
9.8
38.4億円(64%)
3.9
後期高齢者
(0.8)
10年比 + 4%
(1.0)
(0.3)
05年比 +20%
(0.1)
(1.6)
2.7( 4%)
45.3(2.6倍) 10年1,167,901円/人
78.6( - 21%)
3.3(+173%)
36.6( + 4%)
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
NPO
協
働
?
当事者
専門家
行政
学校
公共サービスを担う
(教員+生徒)
意欲とスキル
総
働
事業者
金融機関
行政
NPO
「1対1の業務・責任分担」から「多様な主体による協働」へ
「団体の支援」から「(小規模多機能)自治の確立・維持」へ
すべての部署・業務が、調達も含め、よりよい成果へ
→定義・ねらいも、進め方も抜本的に見直す「協働2.0」へ!
雲南市の地域自主組織のすごさ
・「公民館」から「地域交流センター」へ
・共益的な生涯学習施設から、住民自治の拠点へ
・多様な主体の「総働」による「小規模多機能自治」
・行政機能縮減を補う「適地適作(策)」の地域づくり
・幼稚園放課後に住民主導で預かり保育(海潮)
・旧・農協で産直市&100円喫茶(中野・笑んがわ市)
・水道検針を受託し毎月全戸訪問(鍋山)
・共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心をどう維持するか?
・文化・伝統をどう残すか?
・経済的な循環・競争力をどう維持するか?
→年2回の「自慢大会」と課題別「円卓会議」で事例共有
もう一歩踏み込んで考えるために
 当たり前ですが、5年経つと、周囲も、自分も
5歳ずつ年を取る
 できない・難しい・時間がかかることが増える
 時間は同じな(減る)のに、優先順位が違う
 対応力が落ちるのに、突発事項は増える
「残す・減らす・増やす・始める」は冷静に!
 予防・緩和できることは、始めておく!
 「団体ごとに行事」ではなく、「地域のための
機能・役割」
 「自主防災組織」より「合同災害対応訓練」
人口減・85歳以上増に備えるには、
時間の使い方を変えるしかない
・行事の棚卸し
→ますます行事<事業=福祉+経済!
・組織の棚卸し
→会・団体・自主組織の部会は毎年白紙に
(会の数だけ役がある!)
・会議の棚卸し
→時間を最大限に活用するために、
話す・調整するより、現場で動く時間を!
その困りごとは、
課題か、与件か?
 課題は、
目標と現実との差。
その差をどう埋めるか?
例:少子化←「産みたいけど産めない」
 与件は、まぁ、個性として、
あきらめつつ、付き合い続ける。
例:多老化→元気に活躍してもらう!
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離
→ 目標が抽象的だから、課題が不明確
目標・理想
↑
課題 ① ・・・・・
課題 ② ・・・・・
残されたお題は何か?
なぜできなかったのか?
↓
成果・現実
原因と結果との間に、因果関係はあるか?
その「原因」が解消したら、
困った「現象」は再発しないか?
本当に足りないものは、何か?
それは細分化すると、
何と何と何か?
→プロジェクトマネジメントの基礎は、
目標の細分化!!
目標はSMARTに!
Specific(具体的に)
→ いつまでに、なにが、どれだけ?
Measurable(測定可能で)
→ 量的に把握できる
Attainable(がんばれば実現可能で)
→ 今のチカラの115%ぐらいで
Reasonable(合理的で)
→ 組織の理念・設立趣旨に合致しているか?
Traceable(検証可能な)
→ 進捗も成果も課題も確認できるか?
「ニーズ」とは?
「社会的に必要なこと」
「ほしい」ではなく「足りない」
←
大
不
足
の
深
刻
さ
「深刻さと普遍性」を
事実に基づき合理的に!
(何人がどんな状況で、
解決をどう拡げるか?)
本当に必要?
(趣味でいいんじゃない?)
とってもわかりやすい
社会事業のテーマ
(例:水、交通、教育・・・)
普通の商品
必要とする(足りない)人の数 → 多
→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか?
このまま放置すると、どんな損失が生じるのか?
ニーズをどう「しらべる」か?
しらべる(research)
= かぞえる(count)
+ くらべる(compare)
+ たずねる(ask)
+ さがす(search)
→ 仮説を検証し続ける!
詳しくは、ぜひ「ソシオ・マネジメント」創刊号
「社会に挑む5つの原則、組織を育てる12のチカラ」参照
計画とは、
誰かに手伝ってもらうために、
9つの質問(6W3H)に、
具体的に答えること
 ニーズの2W1H
 Why(ニーズと、その原因)、for
Whom、How far
 プロセスの3W1H
 What & How、When、Where
 資源の1W1H
 Who、How much
プレゼンテーションとは
相手が良い判断をできるよう、
協力・貢献すること (#57、#56)
大切なのは、知ってもらう・押し倒すことではなく、
相手が本気になって動くよう支援すること。
 相手が本気になれないのは、なぜか?

相手が本気でも、動き出せないのは、なぜか?
 足りないもの・足りないことは、何か?


相手が、プレゼンテーションする相手は誰か?
その人の価値・判断基準は?
 その人の懸念点・制約条件は?

よいプレゼンテーションのために

提案先は誰?


相手によって、関心は違うはず
要点は簡潔に、でも深く刺さるように

相手にとって、刺さるポイントは?
 なきゃダメな理由?
期待される成果?
 独自の工夫


伝わる=理解・納得される+記憶される+伝えてもらえる
質問にしっかり答える

まず、簡潔に答える!
 イエスかノーか?

「なぜその質問をしたのか?」という意図も考える
自分たちの活動をニーズから説明する
テーマ
(取り組むことを20-30文字で)
理想・目標
(対象はどんな状況だといいか)
動機
(なぜ取り組もうと決意した?)
現実
(対象は現在どういう状況か)
課題
(理想と現実の差を埋めるには
何が必要か?)
主な対象群?
①
②
③
④
⑤
対策案
(どんなことを、どんな工夫して
実施するか)
原因
(課題はなぜ・どういう経緯で
生まれたか?)
想定される影響
(放置するとどうなってしまうか)
先行事例
(他地域・国ではどうしてるか)
期待効果
(実施するとどう良く変わるか)
上司・議員になったつもりで、質問・助言を
~14:55
■
■
相手に貢献する
助言・提案
質問(10枚)
(5枚)
×「感想」 ×「一刀両断」
×「励まし・ねぎらい」
必ず15枚すべて書いてから着席!
「加茂地域づくり調査」(2012・H24年)での
「満足度・重要度」を再確認すると
地域の付き合い
不安・悩みの相談
草刈り・河川清掃
子どもの安全
美化・保全(植栽・側溝清掃)
子育て相談ができる人・場
消防・防災
保護者同士の交流
防犯
農地・山林の維持管理
広場の維持管理
農林業・特産物の振興
まつり・イベント
地域での収益事業
広報
生涯学習
敬老会・子ども会など行事
スポーツ
健康体操・講座
加茂町全域スポーツ大会
高齢者支援
歴史・文化の保全管理・活用
障碍者支援
伝統文化・芸能の継承
結婚対策
「満足度-重要度」=「これ大切!」ギャップはどこに?
10- 30- 60 老若
丸数字 青「若高老低」 黄「若低老高」
20 50 +
差 結婚対策
-25 -39 -45 ①+21
地域の付き合い
-35 -40 -18 ③-17不安・悩みの相談
-33 -42 -32 ④-1
草刈り・河川清掃
-43 -48 -32
-11子どもの安全
-28 -50 -26 ⑤-2
美化・保全・清掃
-36 -37 -22 ⑤-14相談できる人・場
-37 -49 -28
-9
消防・防災
-45 -55 -38
-7保護者同士の交流 -26 -35 -22
-4
防犯
-57 -73 -45
-12農地・山林維持管理 -28 -46 -39 ②+12
広場の維持管理
-38 -45 -31
-7農林業・特産物振興 -27 -39 -29 ③+2
まつり・イベント
-16 -13 +3 ②-19地域での収益事業 -26 -26 -22
-4
広報
-9 -8 -1
-8生涯学習
-23 -21 -19
-4
敬老・子ども等行事 -20 -18 +6 ①-25スポーツ
-15 -10 -7
-7
健康体操・講座
-17 -16 -7
-10全町スポーツ大会
-9 -5 -2
-7
高齢者支援
-40 -50 -23 ④-16歴史・文化 保全活用 -22 -25 -15
-7
障碍者支援
-43 -55 -34
-9伝統文化・芸能継承 -20 -30 -12
-8
「満足度-重要度」の差の大きい項目
10-20代 ①防犯(-57) ②消防・防災(-45) ③清掃、障碍者(-43) ⑤高齢者(-40)
②消防・防災、
④子どもの安全
⑤相談相手・場
30-50代 ①防犯(-73)
障碍者(-55)
(-50)
(-49)
①結婚、
③農地・山林管理 ④消防・防災
60代以上
⑤障碍者(-34)
防犯(-45) (-39)
(-38)
もらった付箋をもとに、提案を磨く(~16:15)
■■■
■■■
■■■
■■
■■■■
■■
■■
■■
■■■
■■
→そのとおり!そこで、・・・・します!
→現在は・・・な制度ですが、修正提案します!
→すぐに調べます!
→その視点を忘れてたので、・・・・・と加えます
→少し状況が違うので、こうアレンジします!
→そのとおり!なので、そうします。
→そのアイディア、いただき!!
→当方では・・・・しています。
・より良い成果をすぐに出す
→・・・・
・しくみをつくる
・人を育てる
→・・・・
という観点を織り込んで!
3枚のシートにも、改善のポイントを
別の色のマジックで加筆してください。
互いに発表し、質疑応答する(16:50まで)
・各自発表(付箋返信2分+加筆3分=計5分)
・各自の「計画案」を、机上に並べて見せながら
特に大切なポイントに絞って説明する。
聞いている人は、必ず聞いている間に、付箋に
質問と助言(各1つずつ以上)を書いておく。
・その後、質疑応答(5分程度)
・質問の付箋には、発表者の回答も記入して、
付箋を発表者に渡す。
・グループで質問を1つ、つくってください。
・16:50から「討論中印象に残ったポイント 3つ」
「質問」を、各グループ1分ずつでご発表ください。
(A3用紙に「印象的な3点」「質問」を書いておいてください)
【討論中で印象に残ったポイント3つ】
・なぜ若い人は来ない(壁がある。。)?
・若者がまちを盛り上げる?(具体的に?)
・若者がまちに愛着を持つには?
・学校との連携:ギャップ埋めるには
・文化系担い手減:既存活用か新規促進か
・小-高生職業体験:主催側が知らない。。
・子どもの発表を織り込み参加者増に
・多団体の連携:若い世代の団体との交流
・副読本への織り込み
・教委・団体間の交流
・生活課題:社会教育(だけ)の限界
・わがままにも対応必要。。
【質問】
近隣との合同・連携活動への補助?
教委と団体との交流事例?
他団体の支援に達成感を?
頭が固い・古い上司にどう説明する?
ご発表から@151208
「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!