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動物たちの嘆き
動物們的嘆息
〈第三部分〉
4A0E0069 郭怡君
その一方では、これは必要悪だという意見も、当
然ある。動物を殺して食用にしているのではない
か。人間という種を存続させんがためにはどうし
ても目をつぶらざるを得ないことなのだ。
另一方面,這是必要之惡這樣的意見
當然也有。也有把動物殺了食用的不
是嗎?為了讓人類這樣的物種繼續存在
無論如何不得不視而不見。
必要悪【ひつようあく】:出於社會上的某種
需要不得已而為的壞事。
食用【しょくよう】:食用。
存続【そんぞく】:繼續存在,永存,長存。
目をつぶる:閉眼,無視,忽視。
んがため:為了想要~
﹝動ーない﹞+んがため
「する」は「せんがため」となる
試験に合格せんがため、この一年間努力を続けてきた。
為了通過考試,這一年持續努力過來了。
同様に、医療技術や、医薬品を新しく開発しても、
動物実験を経ないことには、人間に用いるわけに
はいかない。好むと好まざるとにかかわらず、人
間が病を克服し、少しでも長生きするためには、
仕方のないことだ。
同樣地,即使要新開發醫療技術和醫
藥品,但如果不經過動物實驗是不能
讓人類使用的。不管喜不喜歡,人類
為了克服疾病、盡可能長壽,這也是
沒辦法的事。
同様【どうよう】:同樣。
用いる【もちいる】:用,使用。
好む【このむ】:喜歡,稱心如意,熱愛。
ざる:不…否定助動詞ざり的連體形。
病【やまい】:病。
好むと好まざるとにかかわらず:不拘好惡。 【慣】
ないことには:不~就不~
﹝動ーない﹞﹝い形ーく﹞
﹝な形ーで﹞﹝名ーで﹞ +ないことには
体が丈夫でないことには、この仕事は無理だ。
如果不是身強體壯就做不了這項工作。
動物が虐待されるのは見るに忍びないから、新し
い医療技術も薬もいらない。病気になったらなっ
たで、あえて運命には逆らわないというのであれ
ば話は別だが、そうでなければ、いくら残酷だか
らといって動物実験をやめることはできないとす
る論理である。軽々しくは、反論できない。
因為不忍心看見動物被虐待而不要新
的醫療技術和藥品,生病就生病,不
要特意去違背命運的話那就另當別論,
如果不是的話,雖說很殘酷,但還是
無法停止動物實驗。就是這樣的邏輯,
我們無法輕易的做出反論。
あえて:敢;硬;勉强。
逆らう【さからう】:違背,違反,違抗。
残酷【ざんこく】:殘酷,殘忍,冷酷,凶狠。
論理【ろんり】:邏輯,論理。
軽々しい【かるがるしい】:輕率,考慮不周詳。
~たら~たで:(如果)…就…吧
使用時重複使用同一個詞語,列舉出對照性的
事項,表示任何事情都有兩面性,無論從哪一
方面說都一樣。
金というのはあったらあったで使うし、
なかったらないでなんとかなるものだ。
錢這東西,有了要花,沒有也過得去。
かつてヒトは、日々の糧として聖なる命を奪う
とき、労働力として生を終えた命を葬るとき、
敬けんな祈りをささげた。
從前人們奪走作為每天糧食的神聖生
命時、埋葬做為勞動力而結束的生命
時,會虔誠的祈禱。
糧【かて】:乾糧,糧食。
聖なる【せいなる】:神聖。
葬る【ほうむる】:(1)埋葬。(2)葬送。
敬けん【けいけん】:虔誠,虔敬。
ささげる:(1)雙手捧舉。(2)獻上。
人間も動物も自然の一部を形成する対等の存在で
あり、それぞれにかけがえのない命であることを
知り、全ての命をいつくしみ、いとおしんだ。
不管是人類還是動物,都是形成自然
的一部分,是對等的存在的,知道各
自都是不可替代的生命,可憐、憐愛
所有的生命。
形成【けいせい】:形成。
かけがえのない:無可替代的。【慣】
いつくしむ:憐愛,疼愛,慈愛。
いとおしむ【しょくよう】:珍惜,愛惜。
これからも、食料として、労働力として、娯楽
の目的で、さらには、ペットに、実験用にと、
多くの尊い命を犠牲にして生きていくことは間
違いない。
今後也會做為食物、勞動力、娛樂目
的甚至當成寵物和用在實驗上,一定
會犧牲許多寶貴生命。
尊い【とうとい】:珍貴的,寶貴的,
尊貴的,高貴的。
そうすることなく自らの命を守れない存在であ
るという原点に立ち返り、ヒトは、動物と真に
「共存.共生」するとはどういうことかという
問題を、今一度考えてみる必要がある。
若不這樣做的話人們就會回到那個無
法保護自己的生命存在的原點了,人
們是有必要再一次思考看看所謂和動
物真正地「共存、共生」這個問題。
原点【げんてん】:原點,基準點。
立ち返る【たちかえる】:返回,回來。
真【しん】:真正。真實。
今一度【いまいちど】:再一次。