第7章 チェン どらみ アニー 組織の文化 文化を戦略に合致させる 組織メンバーが共有し、新メンバーに正しいものとして教えられる価値観 服装 行動 シンボル ストーリー 儀式 従業員を目標達成に向かわせる日常活動を導く 価値観 前提 信条 思考プロセス 我々は互いを 心から思いやる 一つの家族である ①メンバーを統合し、互いに通じ合えるようにする ②外部環境に対して組織が適合しやすくなること 文化をいかに解釈するか 人為的産物を解読するには探偵的作業、内部者としての経験 文化の目に見える側面 儀式と式典 通過 高揚 刷新 統合化 ストーリー 文化的な規模や価値観に奉仕する際のモデルや理想像となる会社の ヒーローとしたてあげている。 歴史的事実を脚色したり、組織に合わせているが事実根拠がないもの シンボル 式典もストーリーもある意味シンボル。 組織のより根源的な価値観を象徴している。 言語→スローガン 環境及び戦略と企業文化と の関係 環境のニーズ 外部志向 戦 略 的 中 心 内部志向 柔軟性 安定性 適応能力 起業家的文化 ミッション重視 仲間的文化 官僚主義的文化 適応能力 起業家的文化 環境 顧客ニーズに 素早くこたえる 柔軟性や反応 からの シグナル 新たな 感知 行動 反応 イノベーション、創造性、 リスクテーキングを評価 する積極的変化 解釈 顧客満足 ミッション重視 アメリカ合衆国に本社を置くペプシコーラで知られる食品・飲料会社 ペプシが好きな顧客 ペプシに変化は不必要 ビジョン 世界一の消費者製品企業になる 売り上げ増 収益 目に見える評価 市場シェア 仲間的文化 株式会社EC studio・・中小企業の IT経営支援業 組織メンバーの 関与・参加 外部環境からの期待 の急速な変化 高いパフォーマンスには従業員の満足が必要 Iphone支給制度 ゴーホーム制度 有給休暇100％消化 ブルーべリアイ制度 バースデー制度etc 社員が仕事に集中できる環境を 作り出す 官僚主義的文化 海上自衛隊 安定した環境との 整合性 秩序だった仕事 メンバー間の一貫性と一致協力 傘等の見苦しいものの 装着は不可 被服はプレスせよ サングラス・カラーコ ンタクトは許可制 業務に個人の私用PC を使ってはいけない 教育の学校にいるうち は外出も制服で 国を守っているという屈強さと 信頼感と適する 文化の強さと下位文化 強さとは・・・ 特定の価値の重要性についてメンバー間に 合意があるかないか 仕事を楽しむカルチャー 例）サウスウエスト社・・・会長のことば： 「恐れ（つまり権力）ではなく、愛によって結束するとき会社は強くなる」 下位文化とは・・・ 各部門がもついくつかのサブカルチャー 例）強いミッション重視文化であるが各事業部は適応能力・企業的文化 組織における倫理的価値観 倫理 何が正しく何が間違っている かに関して個人や集団の行 動を規定する道徳的な原則 や価値の規範 ※法とは明確に区別 成文化されている 法的 義務 倫理 基準 多くの行動は成文 化されていない!! マネジメント上の倫理が必要 マネジメント上の倫理 • マネジャーの決定や行動が道徳的な意味で正しいか誤ってい るかを導く原則 従業員・自分 何が正しく何が間違って 顧客 いるかを明確にするのは 月100件以上 できるだけ値 ジレンマ 不可能 段が安いほう の予約で高額 がいい の報奨金 企業 文化 倫理上 の 価値観 組織における倫理的価値観の源 組織文化 個人の倫理観 その決定、行動は 倫理的で 社会的に 責任あるものか 組織システム 外部の ステークホルダー 個人の倫理観 ①信条と価値観 ②道徳的発達 高 低 自ら選択した倫理原則がある。外部の期待より重要 例：多くのマネジャー 仲間、社会の期待する良い行動の在り方に応える 例：子供 ご褒美のため、お仕置きを避けるために決断・行動 ③倫理上のフレームワーク ◎功利主義理論 ◎個人的自由 ◎分配の正当性 組織文化 企業慣行 反映 組織文化が持つ 価値観 姿勢、行動パターン 価値観の全体的な フレームワーク 組織文化 倫理 組織システム 公式の取り組み ・倫理上の価値観が方針やルールに組み込まれているか ・明確な倫理規約が存在し、メンバーに公表されているか ・組織的報酬が倫理的行動と結び付けられているか ・従業員の選定やトレーニングに際し、倫理が考慮されて いるか 強化 非公式の文化の中に存在する 倫理上の価値観 外部のステークホルダー 政府による一定の規制の範囲内で 事業を運営しなければならない 政府 マネジメント上の 倫理と社会的責任 環境保護団体 企業の環境に対する 責任に関心を持つ 人々が増えている グローバル 市場 海外進出による低コスト生産 ⇔国内の失業者 ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 18 “倫理的な意思決定において最も重要な要因とは、 コミットメントや、リーダーシップ、倫理上の価 値観の模範を示すトップ・マネジメントの 役割” ーービジネス円卓会議より ◎トップ・リーダーには、全従業員が 日常的に倫理的な行動をとること の大切さを強調する文化を創出し、 維持する責任がある！ ◎CEOの行動は下方まで浸透性がある！ ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 19 ーー倫理上の価値観に対する責任を、特定の役職に割り当て ることで、倫理の重要性を皆に象徴的に示せる！ ▾組織構造を活用する方法 ①［倫理委員会］ 企業倫理の管理を任じられた幹部グループであり、疑惑の ある倫理問題に判定を下したり、不正者の懲戒責任を負う。 ＊カウンセリング・センターとしての機能もあり ▾倫理委員会の例：雪印メグミルク 20 ㈱ 雪印のコーポレート・ガバナンス 体制 社内組織の外に 設けられてい る！ ▾倫理委員会の例：雪印メグミルク 21 ㈱ 品質部会 ＊企業倫理委員会の周辺のCSR体制 ＊ 企業倫理委員会 消費者部会 表示部会 ▾倫理委員会の例：雪印メグミルク 22 ㈱ 品質部会 • 工場の品質管理、衛生管理の徹底およびレベルアップを目的 消費者部会 • 消費者団体の代表、消費者関連の有識者と対話通じて、自社への 社会や消費者の意見や評価を経営施策への反映を図る。 表示部会 • 商品表示について、消費者に誤認・誤解を与えない見やすい商品の パッケージやチラシなどの表示についてチェックを行なう。 ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 23 ▾組織構造を活用する方法 ②［倫理苦情処理調査官］ 従業員に関する倫理関連の苦情を調査、トップ・ マネジメントに指摘する ＊この役職の人物は会長やCEOに直接アクセスで きる必要がある！ ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 24 ▾ディスクローズのメカニズムを活用する方法 倫理委員会、倫理苦情処理調査官は、 “従 業 員 に 倫 理 的 慣 行 へ の 強 い 意 識 を 表 明 す る ためのメカニズムを与えるもの” ◎告発を支援する方針や手続きの確立◎ マスト事項：告発者を左遷や解雇されるリスクか ら保護する！！ ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 25 ▾倫理規範を活用する方法 倫理規範とは… 企業が従業員に対して、彼らに求める・ない行動や 価値観を明確にし、倫理的側面の認識をさせるもの →組織の価値観を理解するうえで重要な手段 Ex.三洋電機グループ（Panasonic）行動倫理規範 抜粋＊ ＊ A.事業活動において―A-4. 販売先との公正な取引 私たちは、販売先との取引を誠実かつ公正に行います。 B.会社・職場と個人との関わりにおいて―B-2. 安全で快適な職 場環境の確保 私たちは、安全衛生に配慮し、相互信頼が図られた健全で快適 ▶組織構造とシステムを通じて文化と倫理を形作 る 26 ▾トレーニング・プログラム（従業員研修）を活用す る方法 ◎日々、倫理的問題が意思決定において、きちんと考慮 されるようにする ◎自律的に行動しながら、困難な意思決定に向かって 自分で道を切り開くよう促す →戦略的競争力、倫理的行動や完全さを確立する！ Ex.ニトリの従業員研修制度の充実さは有名 ◎年間で社員一人当たり20万円の教育投資（国内トップクラス！） 特に、3ヶ月研修（入社3か月後） 計画立案の手法、業務への取り組み方などを学ぶと同時に、グ ループディスカッションを通じてニトリの一員としての共通認 識を形成し、相互理解を深める。 27 おわり
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