日本製紙グループ

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商社・メーカー
製紙②
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目次
前回までのおさらい
各地域・商社ごとの動き
新ビジネスのまとめ
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前回までのおさらい
 紙のでき方
木材⇒チップ⇒パルプ⇒紙
 日本の中心となる製紙関係
フォーカスを当てていきたい商社
①王子製紙 ②日本製紙グループ ③丸紅
 日本の立ち位置
①人口1人あたりの消費量大
②パルプ材の輸入に依存? ※豪州・アメリカ・チリ・ベトナム
③古紙回収、利用率が 高
 新ビジネス
①ケナフ
②トウモロコシ
③再生紙ビジネス
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アジア①
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アジア②<日本の紙パルプ業界の動き>
・王子製紙
→20億ドルを投資し中国の南通に巨大な工場を建設する
「南通プロジェクト」を完成させた。またインドでは大手製
紙会社と合弁会社を設立、段ボール事業を展開している。
・日本製紙グループ
→M&A(合併・買収)を視野に入れながら海外展開を強化、
アジア・オセアニア市場を新たな柱として位置付け、豪州の
オーストラリアン・ペーパーの全株式取得や、中国で段ボー
ル原紙生産量2位の理文造紙(L&M)との資本業務提携など
積極的に動いている。
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北米①
 日本製紙グループ
・北米では新聞、電話帳がメイン
・ノーバック 北米最大の製紙工場。米国最大の林産会社
ウェアハウザー社との合弁でワシントン州に設立。
・日本製紙ワシントンUSAアンジェルス工場 北米向けの電
話帳用紙の工場
・現在はアジア、オセアニア地域に注目している。オース
トラリアンペーパー社を所有。台湾、タイの最大手製紙会
社と業務提携。
・ブラジル植林会社アムセルを完全子会社化(以前は丸紅と
合資)(紙媒体の減少に伴い最近の植林の目的はバイオマス燃
料向けの木材)
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北米②
 丸紅
・日本製紙が実質丸紅の製紙部門となっているため、丸紅自体は
紙に関してほとんど海外との繋がりはない(ブラジルに植林地を
所有しているが・・・
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王子製紙

「アジア」
20億ドルを投資し中国の南通に巨大な工場を建設する「南通
プロジェクト」を完成させた。またインドでは大手製紙会社と
合弁会社を設立、段ボール事業を展開している。
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新ビジネスのまとめ
ーケナフ①ー
■概要
成長が極めて速い一年草。
皮の部分(靱皮)、芯の部分、全て紙の原料として利
用できる非木材資源。非木材資源は、日本の製紙業界
では開拓の余地が大いにある。
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新ビジネスのまとめ
ーケナフ②ー
■環境保全
ケナフが環境保全に現実的に役立つかどうかについては賛
否両論である。
≪賛成≫
・ケナフはCO2をよく吸収する。
・全ての部位が使用でき無駄が少ない。
≪反対≫
・生産、管理の過程でCO2が排出される。
・CO2を吸収したケナフは、そのまま放置したり焼却し
たりした場合温暖化対策の意味をなさない。