平成24年度 事 社会福祉法人すずらんの会 業 報 告 平成25年5月 社会福祉法人すずらんの会 書 社会福祉法人すずらんの会 平成24年度事業報告 法人の理念 私達の願いは、地域社会の中で誰もがバリヤフリーな暮らしを営むことが出来るよう になることです。障害児者福祉の一翼を担う私達は、人の持つ無限の能力を信じ、それ が十分に発揮されるような環境作りを目指します。 Ⅰ.事業目的 社会福祉法人すずらんの会は、利用者の夢や希望を大切にし、個人の尊厳を守り、 地域社会でその人らしい生活が営め、社会の一員としてその役割を担うことが出来る よう、利用者が必要とするサービスを総合的に提供する。 Ⅱ.実施事業 1.第二種社会福祉事業 (1)障害福祉サービス事業 ①ワークショップ・フレンド ・就労移行支援 〔定員40名〕 ・・平成19年 4月1日 ・自立訓練(生活訓練)〔定員20名〕 ②ワークショップ・SUN ・就労継続支援B型 〔定員35名〕 ・・平成24年 4月1日 →〔定員20名〕 ・・平成25年 3月1日 ③ワークショップ・SUN横山・就労継続支援B型 〔定員20名〕 ・・平成25年 3月1日 ④グリーンハウス ・就労移行支援 〔定員 6名〕 ・・平成20年 4月1日 ・生活介護 〔定員 6名〕 ・就労継続支援B型 〔定員48名〕 ・・平成23年 4月1日 ⑤ワークセンターやまと ・就労移行支援 〔定員 6名〕 ・・平成20年 4月1日 ・就労継続支援B型 〔定員14名〕 ・・平成23年 4月1日 ⑥すずらんの家 ・就労移行支援 〔定員17名〕 ・・平成21年 4月1日 ・生活介護 〔定員17名〕 ・・平成20年 1月1日 ⑦ホームすずらん ・共同生活介護 (ケアホーム) 〔定員56名〕 ・・平成24年10月1日 ・共同生活援助 【内 訳】 (指定更新) (グループホーム) ①リリーハイム (定員6名) ②ワイビレッジ (定員7名) ③ワイビレッジ2(定員6名) ④パークハウス (定員6名) ⑤なるみハイツ (定員6名) ⑥さんとらっぷ (定員5名) ⑦まーぶる (定員7名) ⑧マリージュ (定員6名) ⑨ローズハイム 〔定員7名〕 ⑧あいあいS ・居宅介護 ・・平成24年10月1日 ・重度訪問介護 (指定更新) ・同行援護 ・・平成23年10月1日 ⑨ぱれっと ・生活介護 〔定員10名〕 ・・平成21年 4月1日 ⑩大和市障害者自立支援センター ・就労移行支援 〔定員20名〕 ・・平成19年 4月1日 -1- Ⅱ.実施事業 (2)相談支援事業 ①相談支援センター・フレンド ②グリーン・コスセンター ③大和市障害者自立支援センター ・特定相談支援 ・児童相談支援 ・特定相談支援 ・一般相談支援 ・特定相談支援 ・児童相談支援 ・・平成24年 4月1日 ・・平成24年 4月1日 ・・平成24年 4月1日 (3)移動支援事業 あいあいS ・・平成18年10月1日 (4)老人居宅介護等事業(介護保険制度:ホームヘルパー派遣事業) あいあいS ・・平成15年 3月1日 (5)障害児通所支援事業の経営 (児童福祉法) ①ワークショップ・フレンド・児童発達支援 単位1〔定員10名〕・・平成24年 4月1日 ・放課後等デイサービス (みなし指定) ②ぱれっと ・児童発達支援 単位1〔定員10名〕・・平成24年 4月1日 ・放課後等デイサービス (みなし指定) ③ぱれっとやまと ・児童発達支援 単位1〔定員10名〕・・平成24年 4月1日 ・放課後等デイサービス (みなし指定) 2.公益事業 (1)在宅障害児者家庭内作業指導事業の運営 フレンドリーサービス (定員15名) (2)大和市障害者自立支援センターの運営(大和市指定管理者受託) (3)居宅介護支援事業(介護保険制度:ケアプラン作成等事業) あいあいS (4)地域生活支援事業(自立支援法制度)の運営 ・日中一時支援事業(障害児お預かり) 〔H18.12.1〕 ヘルピングハンズやまと -2- Ⅲ.活動状況 1.支援サービス委員会 [ 活 動 状 況 ] ①リスクマネージメント委員会 :・情報漏えい防止に向けた情報管理のシステム整備を行い、H24.4より運用 を開始。引き続き情報共有化に向けた業務支援システム導入を検討(プロジ ェクトチームによる検討)。 ・各事業所の運営状況を月次で確認。個別に9件の課題案件を検討。改 善の方向を指示。 ②苦情解決委員会 :・クレーム要望件数は20件で、ワーキンググループを12回開催し解決案等 を検討。重要なものについては連絡会等で報告し情報共有の徹底を図 った。 ・苦情解決システムの制度上の課題を解決するため、25年度の改善を目 指して検討を開始した。 ③就労支援委員会 :・就労系事業所の利用者による県の事業を活用した職場見学会の実施。 ・工賃アップにむけた具体的方策や職員意識改革のための取組みとして、 研修会を実施。また、受注および販売の拡大に向けたHPを作成した。 ④研修委員会 :・新入職員に対するフォローアップ研修を実施(都合5回)し、5回目として 全体職員会議で成果を発表。 ・研修対象者別研修の検討及び“地域との連携”を念頭に置いた、保護 者・地域住民なども対象にした研修の検討に基づく各種研修や他支援 委員会と連携しての研修を開催し、内部研修の充実を図った。 ⑤サービス向上委員会 :・利用者聞き取り調査を23年度に引続き継続実施。 ・ホーム支援に関し、ホーム世話人と日中活動支援員の情報共有を推進。 ・父母会との交流会に余暇活動委員会委員長を交えて意見交換し、保護 者の希望等を伺えたことで活動の広がりにつなげられた。 ・利用目的確認書の改定、アセスメントイシート記入マニュアルの見直し等統一書式の整 備を実施。 ⑥余暇支援委員会 :・余暇活動への参加手続きについて、指示書や活動マニュアルの不備が ないかなど円滑に対応できるように見直しを行った。 ・ボランティアセンターから多数の方々が活動に参加。固定化されてきた。また、 ボランティア交流会を開催し、利用者が充実した時間を過ごせる工夫等出さ れた意見等については委員会で検討を行ない今後につなげる。 ⑦広報委員会 :・広報誌すずらんを発行(44号~47号)。また、リニューアルした法人パンフレット の維持管理を実施。 ・各事業所レターに対する基本事項(発行日、ルビ使用)の再周知を実施し、 委員会メンバーが確認作業を継続実施。 ⑧安全衛生委員会 :・安全衛生意識の周知徹底(安全点検、流行病注意喚起、事故速報等) ・非常災害管理規程及び非常災害時行動マニュアルを制定。そのマニュアルの検証 を兼ねて防災週間に合わせ法人全体の総合防災演習を実施。 ・車両事故の撲滅を目指し、安全運転講習、運転シミュレーションによる運転診 断をセットした講習会を都合3回実施。 ⑨イベント委員会 :・恒例のフェスタすずらん2012を開催。また、2012サロンコンサート、利用者作品展 (ピュアハート作品展)及びクリスマスコンサートを相模原市都市整備公社の共催を得 て市民健康文化センターで開催。 -3- 2.事業活動 (1)法人活動状況 ①理事会・評議員会の開催 1)第83回理事会、第50回評議員会 :平成24年 5月22日(火) 〔決議事項〕 ・平成23年度事業報告・決算(案)について ・平成24年度実施事業に関わる指定申請等について 他 2)第84回理事会 :平成24年 6月22日(火) 〔決議事項〕 ・平成23年度決算の修正について 2)第85回理事会、第51回評議員会 :平成24年10月23日(火) 〔決議事項〕 ・平成24年度上半期運営状況について ・平成26年度新規事業所開設の計画について 他 3)第86回理事会、第52回評議員会 :平成25年 3月19日(火) 〔決議事項〕 ・平成25年度すずらんの会事業計画・予算(案)について ・平成26年度新事業所開設の計画について 他 ②法人事業計画策定、予算編成。事業実施報告取りまとめ、年度決算作業。 ③各種規程等整備 1) 法令遵守規定の制定 2) 就業規則、給与規程の改定 ④申請作業等支援 1) 福祉・介護職員処遇改善実績報告(23年度分) 2)福祉・介護職員処遇改善加算の届出(25年度分) 3) 指定事業所申請、変更届 等 ⑤人員措置 ・25年度新規採用対応(25年度新卒等採用者3名) ・業務対応稼働の確保(非常勤等職員採用対応) ⑥指導監査等対応 (理事会報告) ・法人監査 ・実地指導 H25.1.22 H25.1.23 文書指摘 文書指摘 無し、口頭指摘 無し、口頭指摘 3件 無し (2)事業所別利用状況(相談事業を除く) 法 内 事 日中活動系 業 ワークショップ ワークショップ グリーン ワークセンター すずら ぱれっと ・フレンド ・SUN ハウス やまと んの家 (生活介護) ワークショップ ・SUN横山 定 員 60名 最大延利 用受入数 16,560 (人年) 発達支援部門 大和市障 害者自立 ぱれっとぱれっとぱれっと支援センター きたざと フレンド やまと 35名 60名 20名 34名 10名 10名 10名 10名 20名 16,560 5,520 9,384 2,760 2,790 2,790 (3月40名) 9,660 公益 居住系 訪問系 事業 2,790 4,980 フレンド ホームすず あい リー あいS サービス らん 10名 56名 20,440 4,400 594 計画延利 用受入数 (人年) 12,766 7,560 15,732 5,520 8,448 1,932 2,510 2,510 2,467 3,635 19,004 4,270 522 延 利用者数 (人年) 13,805 8,494 15,944 5,516 7,232 1,579 1,736 1,969 1,728 3,604 18,869 4,196 441 対計画 利用率 108% 112% 101% 100% 86% 82% 69% 86% 70% 99% 99% 98% 84% 前年度 81% 107% 102% 98% 102% 61% 85% 84% 41% 92% 99% 75% 89% ○定員数の多い就労系事業所の利用率が好調(特にワークショップ・フレンド、ワークショップ・ SUN)だったことで、法人全体の利用率は計画に対し105%の伸びとなった。(前年度96%) -4- Ⅲ.活動状況 2.事業活動 (3)就労支援関連事業 ①授産作業実施状況 1/3 活動方針(共通要旨) 利用者の方々に、地域における社会生活及び就労に向けての 基礎となる規律ある生活及び作業習慣を身に付けるため、計画 的な生活指導及び作業指導を実施した。 ワークショップ・フレンド ワークショップ・SUN 就労移行支援 自立訓練(生活訓練) 作業実績 【単位:千円】 就労継続支援B 32,452 作業収入計 7,892 施設外 63,834 71,726 <148%> 〔-26,337(内部取引:スリーエム受注窓口)〕 <前年比> <146%> 目標達成率 139% 施設内 <企業からの受注作業> 授産科目等 ・スリーエムヘルスケア㈱ :マスク検品・梱包 ・住友スリーエム :リール再生 施設外 <作業実施企業等> ・トーカイパッケージシステム㈱ ・ピップ物流 ・スリーエムヘルスケア㈱ ・相模原公園、よしの病院、スクール パートナーズ(以上24年度新規) 利 用 者 給 料 支 払 い 状 況 施設内 年間総支給額 支給目標 月平均支給額 〔45,389〕 <237%> 126% 施設内<企業からの受注作業> ・㈱ソディック :イオン樹脂計量・梱包 ・スリーエムヘルスケア㈱ :耳栓検査 等 ・㈱SO‐UP :自動車関連部品の梱包 ・自主製品 :デコパージュ石鹸製作販売 施設外<作業実施企業等> ・スリーエムヘルスケア㈱ ・住友スリーエム 23,320千円 20,635千円 30,000円 51,000円 34,543円 <前年度比> < 123%> 目標達成率 115% 利用者の高利用率を背景に、マ スク作業、リール作業が年間を 通して好調だったこと、また、 施設外作業先の新規開拓による 収入増で授産収入は目標を大き く上回り、工賃支給額において も目標を達成することができた。 なお、施設外作業先の開拓(増 加)に伴い職員の人件費負担の 調整が課題となってきている。 -5- 51,203円 < 103%> 100% スリーエムヘルスケア社の移転に 伴い、施設外作業班の一部が社内 から撤退せざるを得ない状況にな った。そのことにより、受注体制 を整えることに力を注いだ。 そのような状況に中で、工賃確保 に向けては経費の節減や請負単価 の交渉に努めるなど、工夫の結果、 工賃の支給についてては目標を超 えて支給することができた。 2.事業活動 (3)就労支援関連事業 ①授産作業実施状況 2/3 グリーンハウス ワークセンターやまと 就労継続支援B/就労移行支援 就労継続支援B/就労移行支援 受注班 農園芸班 パン班 14,052 作業実績 作業収入 4,273 15,242 <126%> <122%> <99%> 施設外班 施設内 施設外 2,439 3,009 5,153 <97%> <136%> <100%> 8,162 36,006 【単位:千円】 <前年比> <111%> <110%> 目標達成率 103% 118% 受注班<企業からの受注作業> ・スリーエムヘルスケア㈱:マスク検品・梱包 ・ワタキュウ セイモア :布たたみ 等 授産科目等 農園芸班<自主生産作業> ・野菜生産販売 漬物・こんにゃく生産販売 ・オールメディコ :フィルム整理 等 等 パン班<自主生産作業> ・スワンベーカリーとして生産販売 施設外作業班 ・清水一産業 利 用 者 給 料 支 払 い 状 況 年間総支給額 :コマンドタブ 施設内 <企業からの受注作業> ・真栄運輸:製品袋詰め ・ツルマフーズ:野菜加工 施設外 <作業実施企業等> ・ピップ物流 ・まごころ館(清掃) 等 16,186千円 2,650千円 4,936千円 25,200円 18,000円 28,800円 月平均支給額 29,019円 17,905円 30,278円 <前年度比> <94%> 支給目標 目標達成率 115% 受注班においては住友スリーエム社のマ スク作業量が年度当初より急増し、 年間を通して受注があったことで収 入は大幅に目標を上回った。また、 農園芸作業においては、漬物加工な ど付加価値を付けての販売を、ポス ティングなどの施策を交えて行い成 果につなげ、全体の売り上げを伸ば すことができた。これらのことが全 体収入の大幅アップにつながり、年 間総収入は目標額を上回り、工賃支 給も目標額を大きくクリアすること ができた。 -6- <84%> 99% <86%> 105% ピップ物流の安定した作業へ の取組で施設外作業収入が概 ね目標どおりに推移したこと に加え、施設内ではツルマ フーズのニンジン加工作業等 作業受注が好調で、授産総収 入は大きく目標をクリアでき た。それに伴い、工賃支給に ついても、施設内・施設外作 業とも、それぞれの目標額を 概ねクリアできた。 2.事業活動 (3)就労支援関連事業 ①授産作業実施状況 3/3 大和市障害者自立支援センター すずらんの家 作業実績 【単位:千円】 作業収入 <前年比> 目標達成率 就労移行支援 就労移行支援 製菓班 授産作業 8,278 5,322 < 134%> <98%> 118 % 80% 製菓班 <自主生産作業> 授産科目等 <企業からの受注作業> ・クッキー、ケーキ等製造販売 ・㈱サイバーガジェット ・光文図書㈱ ・㈱マイプレシャス ・㈱ドットアイディ 等 利 用 者 給 料 支 払 い 状 況 年間総支給額 支給目標 月平均支給額 <前年度比> 目標達成率 3,331 千円 3,293千円 16,500 円 20,000円 17,909 円 14,570円 < 119 108 %> % 季節商品の企画や新商品の発売、 店舗商品棚及び店頭用冷蔵庫の設 置等により店頭販売商品を充実さ せたことで売り上げを伸ばした。 また、営業で定期的な販売先を獲 得したことや顧客からの様々な納 品や注文条件にも柔軟に対応した ことにより目標額を大きく上回る 結果となった。 -7- <72%> 73% 利用者の定員割れが続いてい る。また、全般的に作業の受 注量が減少傾向にあったこと で、受注量の安定的な確保の ため新規受注先の開拓に努め て受注量の安定は図れつつあ るが、作業収入は前年比98% に留まった。それに伴い、工 賃支給額に関しても目標に対 し73%となり、平均支給額も 前年比を下回る結果となった。 2.事業活動 ②就労支援状況 事業所名 就労 就 労 者数 1名 エンテック 先 就労者数 1名 ワールド 1名 中村屋 1名 聖マリアンナ医科大 ワークショップ・フレンド 1名 ハートフルアクア 1名 (社福)すずらんの会 14名 (16名) 1名 プランナー 法人合計 平成24年度就労実績 :23名 3名 99ショップ 1名 三木プーリー 1名 よしの病院 1名 昭和大学 ワークショップ・SUN グリーンハウス ワークセンターやまと すずらんの家 1名 日野ハーモニー 名 前年度比: 70% (11名減) 名 0名 (3名) 名 0名 名 (4名) 1名 フジパン 1名 湘南物流 3名 1名 ジーユー (4名) 1名 ハートフルアクア 名 1名 (0名) 1名 セイコー物流 大和市 障害者自立支援センター 1名 ラッシュジャパン 1名 マイプレシャス 1名 日本色材 5名 (7名) 1名 日本ハウズィング ( )内:23年度実績 ○就労実績に対する考察 ・国の障害者雇用促進事業の展開により、ハローワークに登録して求職活動をする障害者 が増えており、求人に対する応募の倍率が上がってきている現状がある。 ・利用者の中には、ステップを踏んで就労を目指していく必要のある方が増えてきており、 育成に時間を要している。 ○ワークショップ・フレンド就労支援課計画による以下の施策を実施 ・定着支援の充実 :76社111名のフォローアップを継続中 ・職場見学会の実施 :全事業所を対象に、就労意欲の向上に効果のある職場見学会を 企画し、延べ17回の見学会を実施した。 ・就労支援ネットワークの構築:各就労支援機関やハローワーク(相模原、大和、町田、厚木、 八王子、品川等)との連携により職場開拓の充実が図られてい る。 -8- (4)生活介護事業 活動方針(共通要旨) 利用者の方々に、地域における社会生活及び就労に向けての基礎となる規律ある生活及び 作業習慣を身に付けるため、計画的な生活指導及び作業指導を実施した。 ①実施事業所 ・グリーンハウス ・すずらんの家 ・ぱれっと [定員: 6名] [定員:17名] [定員:10名] ②活動状況 1)グリーンハウス ・活動の中で松ぼっくりのツリー製作を行い、販売活動を行った。売上げは工賃として支 給するのではなく、資材や備品等の購入費に充てた。 ・ペットボトルのキャップをリサイクル共同組合に納入することで、現場の方々と交流の 場が持てた。 ・週1回の看護師による健康チェックを実施。必要に応じて家庭と連携して支援を行うこ とが出来た。 2)すずらんの家 ・利用者同士の相性や特性などを考慮してグループ分けを行い、1Fと2Fに別れて作業 を継続した結果、両グループともに集中して作業に取り組めるようになり作業量が増加 した。 ・小グル―プでの外出を重ねて、社会のルール・マナーを経験したことが、公共機関を利 用しての全体の外出(木下大サーカス鑑賞)の礎となった。 ・保護者の手術・入院中の本人の処遇について、保護者、CWや他施設と連携をとった。 3)ぱれっと ・今年度新規利用者を受入れ、それぞれ通所に不安を感じていたが、本人の過ごしやすい 環境の提供。カウンセラーとの連携。そして、その都度不安に感じた事等を傾聴する事 で通所の安定につなげる事ができた。 ・新たに1ヶ所、新規で老人ホームへボランティアに出掛けている。地域のボランティア 団体の方と協力し、創作活動や風船バレーに取り組んでいる。 ③授産活動 授 産 科 目 等 作業実績 記 事 グリーンハウス 就労移行支援事業で実施の授産作業に参加する形 の作業活動として実施 すずらんの家 授産作業を通じた規則やマナーの習得への取組 ・ネジ組立て、整列版組立て等下請け作業 ・ワッシャー取り付け作業 980,380円 目標達成率 200% ぱれっと 法人内事業所よりの受注作業及び発送作業の請負 ・ワークショップ・フレンドより耳栓箱入れ ・整列版作業(サニーサイド) ・イベント委員会、フルハーフOB会の郵便物発送作業 902,144円 目標達成率 94% 1,510,200円 ④利用者給料支払い状況 グリーンハウス 年間総支給額(円) 支給目標 給料月平均支給額(円) 目標達成率 すずらんの家 ぱれっと 1,472,550円 666,440円 902,780円 15,000円 2,600円 9,300円 17,530円 4,272円 10,678円 164% 115% 117% -9- 2.事業活動 (5)共同生活介護(ケアホーム)、共同生活援助(グループホーム)事業 活 動 目 的 知的障害者が社会の一員として、地域の中で自立した生活ができるよう援助することを目的 として活動を展開した。 ①ホーム毎利用状況 定 ホ ー ム す ず ら ん 員 入居状況 (H25.3末) 男性 女性 リリーハイム ワイビレッジ 3 7 3 6名 7名 ワイビレッジ2 パークハウス 3 3 6 5 7 6名 6名 6名 5名 7名 3 6名 6 なるみハイツ さんとらっぷ まーぶる マリージュ 3 ローズハイム 合 計 7名 7 16 27 13(区別無) 56名 記 事 退去0名、入居0名 退去0名、入居0名 退去1名、入居1名 退去0名、入居0名 退去0名、入居0名 退去1名、入居1名 退去0名、入居0名 退去0名、入居0名 退去0名、入居0名 6名 7名 6名 6名 6名 5名 7名 6名 7名 56 異動状況 名 ②支援体制 ○日中活動先との連携の一環で、見学を兼ねて担当職員との話し合いを行ない、各世話人に とって今後の利用者支援に活かせる大変有意義な機会となった。 ○職員の記録についてのスキルアップを図るために、実際の記録を用いて具体的な文章作成や 利用者対応のための意識付けを、毎月の会議の場で行なった。 ③生活状況 ○神奈川県共同募金会助成事業を活用し、ベランダ設置(ワイビレッジ・なるみハイツ)、キッチ ○ ン流し台交換工事(パークハウス)を行なった。 ○地域交流の一環として、比較的近隣に位置している3ヶ所のホームが合同で月に1回の地域 清掃を開始した。 ④その他 ○利用者の長期入院や欠員の影響が大きく、利用率の向上につながらなかった。 -10- (6)発達支援部門<児童発達支援、放課後等デイサービス> 活 動 目 的 障害者またその家族等が持つ、解決できない不安や悩みに対する種々の相談を受け、必要 かつ適切な助言や指導を行うことにより障害者が自立した日常生活を営むことができるよう 支援を行う。 ①実施事業所、運営形態 ① ② ぱれっと 運営単位1〔定員10名〕 ぱれっとフレンド 運営単位1〔定員10名〕 (ワークショップ・フレンド) ③ ぱれっとやまと 運営単位1〔定員10名〕・・H24.1開所 ②活動状況 <運営状況> ・平成24年4月からの法改正について情報収集に努め、個別・小集団療育を実施するこれま でのサービスを変わることなく提供できるよう、速やかに体制を整備した。 ・新規利用者の受け入れ可能数を検討し、事業所としての適正規模を検討した。 ・発達支援部門3事業所間の、迅速な情報共有のための仕組みをメーリングリスト、ビデオ チャットなどを活用して構築した。 <療育指導・支援> ・事業所ごとと部門全体でケースカンファレンスを実施し、療育内容の充実と共有化を図っ た。 ・外部研修などを通じて積極的に情報収集し、療育教材の導入を進めた。 ・お子さんの多様な発達段階や特性に合わせた療育内容を考え、教材教具を開発。随時作成 し導入した。 ・地域の関連機関への情報発信を積極的に行い、チームでお子さんを支援していく体制を作 った。 ・外部研修へ積極的に職員を派遣し、内部での報告会を行った。 ・外部機関(府中けやきの森学園、旭出学園、相模原療育園)へ職員を派遣し、職員の見識 を深めた。 ・外部講師を招き、保護者向け学習会として、マカトン法初級ワークショップを開催した。 ペアレント・トレーニングについては、職員が研修に参加し、他のスタッフと情報共有し た。実践は来季の課題とする。 <今後への課題> ・心理検査、電子教材等教材の導入 ・外部会議への出席、連携をスムーズにするための書式の見直し ③活動実績 収 年間延べ利用件数 24年度 実 績 児童発達支援 放課後等デイサービス 24年度目標 62,004千円 5,445 〔前年度比161%※〕 ※前年度2事業所利用分 (3,383) 入 状 実 績 況 49,361千円 達成率 80% 〔前年度2事業所(きたざと・フレンド)の比較〕 42,256千円 -11- 34,860千円 〔前年度比90%〕 82% 2.事業活動 (7)老人居宅介護事業、訪問系障害福祉サービス事業 活 動 目 (あいあいS) 的 介護を必要とする高齢者、知的障害児者等に対し、その居宅生活において、その有する能 力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、利用者の置かれている環境を勘案しつ つ、食事その他生活全般にわたる支援を行う。 ①活動状況 作業内容等 介 護 保 険 事 業 居宅介護支援 (ケアマネージメント) ケアプラン作成等 活 動 状 況 ・地域包括主催、自治会や民生委員が参加し市職員 を交えた地域ケア会議に参加した。 ホームヘルパー派遣 ・職員を1名増員、複数の職員で担当を分担し、 ・身体介護 情報交換や協同しやすい体制にした。 (老人居宅介護等事業) ・生活援助 等 ・新規登録者 居宅介護支援: 5名 訪問介護 : 6名 高齢者訪問介護 障害福祉サービス事業 自 立 ・居宅介護 支 ・重度訪問介護 援 ・同行援護 法 事 業 移動支援事業 ホームヘルパー派遣 ・職員を1名増員、サービス提供責任者3名体制で ・身体介護 グループホーム担当を分担した。 ・日常生活支援 ・活動報告等、記録書式を見直すことで課題の把握 ・視覚障害者同 がしやすくした。 行援護 等 ・新規登録者 移動介護:7名 居宅介護: 2名 ガイドヘルパー派遣 同行援護:0名 ②活動実績 H24年度売上目標 H24年度実績 介護保険事業 36,253千円 〔前年度比:110%〕 達成率 :10,042千円 〔前年度比:94%〕 支援費関連事業:22,853千円 32,895千円 〔前年度比:113 91% %〕 〔前年度比:125%〕 (8)在宅障害児者家庭内作業指導事業(フレンドリーサービス) 活 動 目 的 在宅している方々に対し、家庭内でできる範囲の作業をお届けし、働く喜びと社会参加 への意識を高められるように定期的な訪問を行い、一人ひとりのニーズに合わせたサービ スを提供して、一人の人として、地域の中で暮らしていくための支援を行う。 <利用状況等> ①利用者数:14名 ②運営状況:24年度当初、相模原市より障害児者家庭内作業指導事業に対する補助金打切り の提案があり、25年度法内事業移行への調整を実施してきた。 ③活動状況:週1回の訪問により物品の検品、梱包作業等を指導、生活相談(話し相手) 〔給料(月平均) 1,360円(前年度比112%)〕 -12- (9)大和市日中一時支援事業(ヘルピングハンズやまと) 活 動 目 的 主に障害のある学齢児を対象に日中の余暇支援を行うと共に保護者の就労等を支援する。 ①事業内容 1)事業の位置づけ 障害者自立支援法 地域生活支援事業(大和市公益事業) 事業名:日中一時支援事業 2)サービス内容 土曜日のお預かり・療育(送迎はなし) 3)定員 10名(同時利用者数) ②活動状況 ・利用児童の健やかな成長を助ける一助となるよう、保護者、スタッフとの意見交換を行な いながら、日常生活や集団生活におけるマナーを身につけられるよう適切な指導を実施 ③お預かりサービス等利用状況 4 5 11 9 利用数 療育回数 14 11 稼動日数 4 4 6 11 15 5 7 9 12 4 8 7 10 3 9 11 14 4 -13- 10 5 8 4 11 7 10 3 12 8 10 4 1 8 9 4 2 8 10 3 3 11 13 5 記 事 2.事業活動 (10)大和市障害者自立支援センター(大和市指定管理者受託事業) 基本方針 大和市障害者自立支援センター条例で定める指定管理者として大和市と緊密な連携のもと、 障害を有する者一人ひとりが個人として尊重され、その有する能力及び適正に応じ、地域で の日常生活または社会生活を営むことができるよう、自らの意思と責任に基いた自己決定と 社会参加の支援を図る。 1)相談支援事業 ①相談件数 ②就労件数 年間継続相談件数 24名 障害児 知的障害者 1,172名 身体障害者 310名 3,064名 精神障害者 1,324名 その他 234名 新規相談件数 8名 (目標:80名) 15名 16名 131名 67名 〔目標達成率116%〕 25名 年間就労者数 フォローアップ (目標:23名) 身体 17名 17社 知的 79名 68社 精神 12名 11社 21名 〔目標達成率91%〕 108名 96社 ・大和公共職業安定所でのワンストップ相談に相談員を毎月2回派遣。 2)就労移行支援事業 ①利用状況 【定 員】:20名 最大延利用受入 可能数 (人年) 計画延利用受入数 4,980人 3,635人 (人年) 延利用者数 対計画利用率 (人年) 3,604人 99% ②授産活動 授 産 科 目 等 <企業からの受注作業> ・㈱サイバーガジェット ・光文図書㈱ ・㈱マイプレシャス ・㈱ドットアイディ 等 作業実績 544万円 平均支払工賃 14,570円 就労移行支援 就労実績 ㈱ブイテクノロジー ㈱ビーアシスト ㈱大協技研 ㈱ソーシャルスパイス ㈱スクウェアエニックス ㈱マイプレシャス ・就労移行支援の利用者向けにPC教室を週2回の頻度で実施。 ・パーワーク大和の協力を得て、就職準備講座実施(全4回) 1名 1名 1名 1名 1名 1名 5名 ※ ※:年間就労者数に含む 3)地域交流事業 ①イベント開催 内 容 イチゴ狩りに行こう 江の島ビーチコーミング カフェライブ 渋谷散策 障がい児向け夏休み企画 (7回) 開催月 H24年4月 H24年5月 H24年6月 H24年6月 H24年8月 参加者数 8名 5名 49名 8名 H24年9月 111名 -14- 内 容 カフェライブ 工房見学 調理体験 かまぼこ博物館 カフェライブ テーブルマナー 開催月 H24年10月 H24年11月 H23年12月 H25年1月 H25年2月 H25年3月 参加者数 36名 10名 7名 8名 40名 10名 ③交流空間貸出 ・対面朗読ボランティア様 ・虹の会様 ・ハートフルプランを読む会様 ・大和市肢体不自由児者親の会様 ・大和自閉症児者連続勉強会様 ・大和まちづくりの会 ・さくら学習会 ・大和市オストメオトの会 ・その他団体様 ・グループ窓 年間 年間 年間 年間 年間 年間 年間 年間 年間 年間 10回・・・ 10回・・・ 12回・・・ 5回・・・ 6回・・・ 9回・・・ 6回・・・ 2回・・・ 33回・・・ 6回・・・ 29名 182名 60名 47名 53名 153名 70名 20名 122名 105名 ④喫茶コーナーの運営状況 ・喫茶コーナー“Café ふらっと”は、自立支援センター利用者及び地域の皆様の利用、 また、イベント開催時の売上等で、1,720,000円(目標比107%)の年間売り上げであ った。 ・Caféふらっとの機能を活用し、市内福祉施設利用者を対象に接客体験プログラムを実 施、延べ90名参加 4)地域連携活動 ①大和市障害者自立支援協議会事務局を主管 ・自立支援協議会 定例会 4回 ・自立支援協議会 精神部会 9回 ・自立支援協議会 就労部会 9回 ・自立支援協議会 児童部会 10回 ・自立支援協議会 身障部会 11回 ・自立支援協議会 事務局会議 12回 ・支援方針検討会議 48回 ○障がい者週間事業(平成24年12月4日(火)、5日(水) 入場者数:約200人) イオンモール大和にて、障がい福祉に関する啓発事業として、啓発物品の配布 ○進路担当者会議:相談支援事業所主催による特別支援学校卒業予定者についての 情報交換会を実施 ②パソコン教室(ひろば)、パソコンコーナー利用状況(H24.4~H25.3) ・パソコン教室 :142名 ・パソコンコーナー: 67名 ③ストマー預かり事業( 社団法人日本オストミー協会神奈川支部との共同事業として災害時等対策としてスト マー装置の預かりを実施。現在10名が登録、10名分のストマーを保管。 5)その他 障害者雇用:雇用型の清掃訓練事業として、大和市障害者自立支援センターにおいて6 月より知的障害者1名を清掃要員として雇用(2期目) -15-
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