災害拠点病院緊急燃料備蓄事業 H27年度当初要求額:総 額:1.1億円 購 入:93,207千円 保管料:17,859千円 1.なぜ今、緊急燃料備蓄か ■ 昨夏公表の南海トラフ巨大地震被害想定に基づくと、最悪の場合、ぼう大な被災者発生(約190万人、約3,200万食)が見込まれ、現在の 備蓄量(約82万食)では決定的に不足するとの見込み。 ■ 今年度措置頂いた必要備蓄調査及び新地震防災AP等の対策推進に伴う減災効果を反映させ必要備蓄量(品目含む)を算定の上、家庭・企業、 市町村、国との分担をおりこんで、来年度中に確定させる。今回は府民の命にただちに関わる緊急備蓄物資として、災害拠点病院用の燃料 確保を予算要求。 ■ 南海トラフ巨大地震など大規模災害発生時に、災害拠点病院〔19か所〕の自家発電機を使用し、災害医療行為を維持できるよう、 ※発災4日目以降4日分の燃料を府としてあらかじめ確保する。必要油種、量を購入し、民間油槽所タンクにおいて備蓄を行う。 ※燃料備蓄量に関しては、経済産業省「電気設備自然災害等対策WG」から「1週間以上の停電を想定し、備蓄燃料の確保など取り組みを進める必要がある。」との報告が出ている。 ■ 購入後は、経年経過による品質劣化を防ぐため常時出荷と入荷を繰返し(先入れ先出し)、必要量を常に良好な状態で確保する流通備蓄方式 をとる。来年度決定の民間油槽所タンクにおいて保管する。 災害拠点病院は、 必要量は、府災害拠点病院分として約846Kℓ) 電源停止でも、被災府民の 災害医療に全力傾注可能 2.手法の妥当性 【燃料確保の課題】 ・公共備蓄 ⇒ タンク整備が必要。さらに高額なコスト要 かつ使用しないと数年で品質劣化 ・中核SS流通備蓄 ⇒ 自家用タンクローリーなし 発災後の保管や需要に見合った 実供給に脆弱性あり ・油槽所流通備蓄 ⇒ 実物確保で確実性大 油槽所からただちに 災害時搬送・給油 災害拠点病院 3.事業者に課す要件 民間油槽所の要件(以下の要件を付し、入札で決定予定) ○適合タンクの保有(耐震・耐浪対策、非常用発電機完 備) ○複数油種の確保(A重油・軽油・灯油) ○衛星電話、災害時優先携帯電話を常備 ○タンクローリー・専用運転手確保 災害発生 燃料購入(初回のみ) 燃料保管料(流通備蓄)(各年) 使用後は 使用分を 府に支払 非常用電源に係 る燃料を 3日分 程度備蓄するこ ととされている が、発災後万一、 燃料不足により 災害医療が行え ないというリス ク解消のため、 市場調達が見込 まれるまでの間 の燃料(1週間目 まで)を、府が 公共的見地から 確保
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