ハドロン物理

205 号室
(1) 11:00 – 11:45
(2) 13:30 – 14:15
(3) 15:10 – 15:55
原ハドHP( http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp )より
+ アメリカ ブルックヘブン
からリモート参加4名
2011/03/07 @ NH Review
スタッフ
5人+1
院生
博士課程
12人
修士課程
11人

博士学位取得者
› 過去14年間で約50名の学位取得者
 教授:3名、准教授クラス:14名、
助教クラス: 22名、ポスドク:9名

博士後期課程進学率
› 年度により差はあるが平均すると約50%程度

就職先(主に修士)
› メーカー、SE、銀行、等々
大きく分けて2つの分野
ハドロン物理
クォーク、ハドロンの
スケールの物理
原子核物理
核子多体系の物理
4つの力
クォークは単体では
存在できない。
<閉じ込め問題>
ハドロン物理
標準理論

強い相互作用の理解
› 核力をストレンジネスを含んだバリオン間の相互作
用として拡張し理解できるか?
› クォークの閉じ込め問題

ハドロンの内部構造の理解
› ペンタクォークは存在するのか?

ハドロンの質量獲得機構の理解
› カイラル対称性の自発的破れ

核子スピンの理解
› 核子のスピンは何が担っているのか?
ハイパー核
S
• ストレンジを含む粒子を原子核中に束縛させる。
• パウリ効果を受けないので原子核の深部に到達できる。
• ハイペロンと核子の間の相互作用の情報を引き出せる。
通常の核物質
ストレンジクォークを含
んだ核物質(バリオン)
ll
ハイペロン
ストレンジクォークを武器に強い相互作用の解明をめざす!!
京大原ハドでは特にS=-2の系の
研究に力を入れている!!
How to make S=-2 system
K-
K+
p Ξ-
J-PARC
Hadron Beam Facility
= Japan Proton Accelerator Research Complex
大強度陽子加速器施設
茨城県東海村
500 m
Linac
(330m)
3 GeV Synchrotron
(25 Hz, 1MW)
50 GeV Synchrotron
(0.75 MW)
Beam
Dump
K1.8
KL
K1.8BR
Production
target (T1)
30~50 GeV
primary beam
KT1 target K0.8
K1.1
SKS Spectrometer
SDC3
SDC4
TOF
AC1
AC2
(超伝導K中間子スペクトロメータ)
280 ton
2.5 T
LC
SDC2
従来の約100倍の世界最高強度のK中間子
BH2
SDC1
やπ中間子のビームを用いて実験できる。
BC4
K
BC3
BC2
BC1
 ストレンジネス核物理の研究が飛躍的に
BH1発展することが期待されている。

+
GC
MS2
K1.8 Beam
Spectrometer
従来のハドロンはメソン(qq), バリオン(qqq)のみ
であった。
 QCDではハドロンは color singlet であればよく4
quarks, 5 quarks状態を禁止していない。
 2002年、SPring-8 (LEPS)で初めて兆候をとらえた。
 クォークの閉じ込め機構の理解。
gnK Q K K n
 否定的な結果を示す他の実験
Q+
グループもあり、その
存否はいまだ確定して
いない。

ー
+
ー
+
LEPS
スペクトロメータ
大型放射光施設 SPring-8
兵庫県西播磨



高輝度g線を用いたハドロン物理の研究。
蓄積リング内の電子とレーザーの逆コンプトン散
乱により3GeVのg線ビームが得られる。
光子は内部構造をもたないために、ハドロン生成
メカニズムが理解しやすい。
ドリフトチェンバーの製作
RPC試作機の製作
実験で使うものは自分
たちで開発する。
 実験技術の習得。

TPCのテスト
ポイント1
幅広い研究領域
ポイント2
ポイント3
多くの院生の中で揉まれて
切磋琢磨される。
卒業後の進路も安心?
ポイント4
世界最先端の実験ができる!
ポイント5
経験に基づいた確かな
実験技術が身に付く!