実験モデル 2012.11.20 木下直人 1.被験者に図・字を書いてもらう 筆圧

実験モデル
2012.11.20 木下直人
1.被験者に図・字を書いてもらう
筆圧の感知できるタブレットを用いて、被験者に図(円など)あるいは字を
書いてもらう。
タブレット面とペンの摩擦の少なさについては、タブレットにコピー用紙などを
敷くという方法で対処できる。
タブレットには予め単位時間ごとの筆圧を数値化できるような、単位時間
ごとのペンの動きを観測できるようなシステムを組んでおき、単位時間ごと
の筆圧・筆速を観測できるようにしておく。
また、被験者に字を書いてもらう場合、 例えば漢字であれば各要素の相
関(例えば「へん」と「つくり」の大きさ・位置関係など)を数値化できるような
システムがあれば望ましい。
筆圧・筆速・筆の運び方(書き順のようなもの)・タブレットに対する図や字
の大きさ・要素のバランス(字の場合)などをデータとして取る。
2.被験者にアンケートを取る
被験者の性格・性質などを分析する。
心理学などで用いられてるテスト(YG性格検査、エゴグラムなど)を用いる
のか、それらをベースとしたテストを作るのか、或いは独自のテストを作る
のか。
→心理学で扱われるテストを使うことに。
過去の研究を参考に。
3.筆跡データとアンケートの比較・検討
得られた筆跡に関するデータと、アンケートによって得られた性格に関す
るデータを組み合わせ、統計的手法などを用いて筆跡と性格との関連性
を見る。
例えばものすごくおおざっぱな予測として
全体的に筆圧の低い人は気の弱い傾向が見られる。
タブレット全体に大きく文字を書く人はおおらかな性格の傾向が見られる。
筆速が遅い人は慎重な性格の傾向がある。
4.課題・問題点など
スタイラスによる筆跡と、鉛筆やボールペンで書いたような筆跡を同じと言
えるか。
筆圧や筆速を観測できるように、タブレットにプログラミングを施す必要が
ある。
被験者をどのようにして選ぶか。
(年代、地域、人数…)