地域医療構想の概要について 参考~国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」 http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson13/t-page.asp 2 人口ピラミッドの変化(日本) 2025年 2025年は、日本全体で、 団塊の世代が、全て75歳以上となる年 3 富良野 (出典:産業医科大学 公衆衛生学教室) 二次医療圏の人口ピラミッド 4 人口推移の検討 (産業医科大学公衆衛生学教室松田晋哉教授公表資料) 5 75歳以上人口の伸びの格差(二次医療圏別) ○75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びでは、全国計で1.32倍である が、北海道二次医療圏間の差は、次のとおりである。 [75歳以上人口について、 平成27( 2015) 年を100としたときの平成37( 2025) 年の指数] 二次医療圏 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 南 渡 島 60,502 64,518 71,920 73,831 69,927 南 檜 山 4,913 4,961 5,158 5,120 4,717 北 渡島 檜山 7,468 7,430 7,778 7,938 7,509 札 幌 289,445 347,770 430,119 478,063 490,410 後 志 39,564 40,974 44,268 44,054 40,343 南 空 知 32,252 33,666 36,393 36,736 34,947 中 空 知 22,253 23,077 24,465 24,138 22,096 北 空 知 7,448 7,777 8,164 7,955 7,342 西 胆 振 33,092 36,341 40,045 40,027 36,582 東 胆 振 27,656 31,476 37,372 40,575 39,491 日 高 11,503 11,941 12,850 13,296 12,675 上 川 中 部 62,776 70,750 81,624 85,301 82,371 上 川 北 部 12,815 13,199 13,925 13,737 12,920 富 良 野 7,225 7,416 8,023 8,110 7,922 留 萌 9,599 9,973 10,482 10,517 9,732 宗 谷 10,797 11,324 12,456 13,067 12,617 北 網 35,914 39,048 44,501 46,849 46,002 遠 紋 13,346 13,757 14,560 14,534 13,679 十 勝 51,075 56,576 64,569 68,798 68,523 釧 路 34,653 37,937 42,794 45,266 43,708 根 室 10,183 11,170 12,569 13,573 13,533 (人口推計は、国立社会保障・人口問題研究所(平成25年3月推計)による) 指標 100以上 110未満 110以上 120未満 120以上 130未満 130以上 140未満 140以上 二次医療圏数 7 6 5 2 1 全圏域平均 117.59 札幌圏の除く平均 116.04 2040年 65,118 4,235 6,903 497,474 36,651 32,642 20,168 6,672 33,215 37,573 11,860 78,056 11,943 7,642 8,847 11,774 44,376 12,738 67,876 41,080 13,224 指数 2015→ 2025 118.87 104.99 104.15 148.60 111.89 112.84 109.94 109.61 121.01 135.13 111.71 130.02 108.66 111.04 109.20 115.37 123.91 109.10 126.42 123.49 123.43 「札幌圏」の著しい伸び ⇒ 一極集中 6 75歳以上人口の伸びの格差(市町村別) ○75歳以上人口の2015年から2025年までの伸びでは、全国計で 1.32倍であるが、北海道市町村間の差は、次のとおりである。 100未満 100以上 105未満 105以上 110未満 110以上 115未満 115以上 120未満 120以上 125未満 125以上 130未満 130以上 市町村数 35 27 36 26 17 15 8 15 割合 19.55% 15.08% 20.11% 14.53% 9.50% 8.38% 4.47% 8.38% 指標 (人口推計は、国立社会保障・人口問題研究所(平成25年3月推計)による) 「札幌圏」以外でも伸び率が高い 「市町村」がある ⇒ 市町村間の差が著しい 7 75歳以上人口について、2015年を100としたときの2025年の指数 [75歳以上人口について、平成27(2015)年を100としたときの平成37(2025)年の指数] 75歳以上人口推計 二次医療圏 市区町村 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 上 川 北 部士 別 市 4,156 4,368 4,619 4,566 4,276 3,930 名 寄 市 4,686 4,916 5,371 5,322 5,050 4,767 和 寒 町 905 905 903 829 749 643 剣 淵 町 700 695 711 740 718 664 下 川 町 782 769 766 738 664 588 美 深 町 1,067 1,040 1,039 1,030 951 874 音 威 子 府村 141 128 133 156 178 159 中 川 町 378 378 383 356 334 318 計 12,815 13,199 13,925 13,737 12,920 11,943 富 良 野富 良 野 市 3,779 3,962 4,329 4,418 4,376 4,258 上 富 良 野町 1,784 1,853 2,031 2,036 1,945 1,822 中 富 良 野町 976 954 990 998 965 956 南 富 良 野町 513 480 479 456 427 399 占 冠 村 173 167 194 202 209 207 計 7,225 7,416 8,023 8,110 7,922 7,642 留 萌留 萌 市 3,740 4,139 4,573 4,677 4,356 3,986 増 毛 町 1,087 1,042 1,046 1,007 878 791 小 平 町 759 778 770 751 697 630 苫 前 町 789 749 702 657 612 550 羽 幌 町 1,687 1,760 1,848 1,830 1,669 1,470 初 山 別 村 266 256 243 235 226 214 遠 別 町 638 619 617 629 593 554 指数 2015→2025 111.14 114.62 99.78 101.57 97.95 97.38 94.33 101.32 114.55 113.85 101.43 93.37 112.14 122.27 96.23 101.45 88.97 109.54 91.35 96.71 8 9 高齢者増加の影響(入院患者の高齢者割合~全国) 75歳以上~約5割 0~14 (単位:千人) 15~34 35~64 61.3 332.3 253.3 69.5 357.7 17年 82.9 14年 102.2 11年 8年 130.9 5年 135.9 平成2年 62年 昭和59年 154.9 168.5 187.4 (出典:H23患者調査、H23は被災県を除く) 296.0 (20.2%) 370.6 298.8 432.8 118.5 (22.1%) (26.6%) 279.0 405.7 281.6 363.4 304.8 487.0 591.1 564.6 207.2 302.7 267.6 596.4 241.0 308.7 296.7 554.7 275.2 329.8 312.2 525.0 85~ 365.6 (20.0%) 20年 75~84 (27.3%) (18.9%) 23年 65~74 172.2 288.5 265.4 250.3 234.0 132.3 310.5 118.5 273.7 227.7 89.5 59.5 75歳以上~約2割 10 性・年齢階級別にみた主な死因の構成割合(平成24年) (出典:平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概況) 11 参考~厚生労働省 地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=216011 12 医療介護総合確保推進法(平成26年6月25日公布)の概要 趣 旨 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として、 効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通じ、 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため、医療法、介護保険法等の関係法律に ついて所要の整備等を行う。 概 要 1.新たな基金の創設と医療・介護の連携強化(地域医療介護促進法等関係) ①都道府県の事業計画に記載した医療・介護の事業(病床の機能分化・連携、在宅医療・介護 の推進等)のため、消費税増収分を活用した新たな基金を都道府県に設置 ②医療と介護の連携を強化するため、厚生労働大臣が基本的な方針を策定 2.地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保(医療法関係) ①医療機関が都道府県知事に病床の医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)等を 報告し、都道府県は、それをもとに地域医療構想(地域の医療提供体制の将来のあるべき 姿)を医療計画において策定 ②医師確保支援を行う地域医療支援センターの機能を法律に位置付け 3.地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化(介護保険法関係) ①在宅医療・介護連携の推進などの地域支援事業の充実とあわせ、全国一律の予防給付 (訪問介護・通所介護)を地域支援事業に移行し、多様化 ②特別養護老人ホームについて、在宅生活が困難な中重度の要介護者を支える機能に重点化 ③低所得者の保険料軽減を拡充 ④一定以上の所得のある利用者の自己負担を2割へ引上げ(ただし、月額上限あり) ⑤低所得の施設利用者の食費・居住費を補填する「補足給付」の要件に資産などを追加 ※施行日は、公布日(平成26年6月25日)。ただし、医療法関係は平成26年10月以降、介護保険法関係は 平成27年4月以降など、順次施行。 13 医療計画制度について 医療計画策定の趣旨 ● 各都道府県が、医療法に基づき厚生労働大臣が定める基本方針に即して、かつ、 地域の実情に応じて、当該都道府県における医療提供体制の確保を図るために策定 ● 医療提供の量(病床数)を管理するとともに質(医療連携・医療安全)を評価 ● 医療機能の分化・連携(「医療連携」)を推進することにより、急性期から回復 期、在宅療養に至るまで、地域全体で切れ目なく必要な医療が提供される「地域完 結型医療」を推進 根拠法令~医療法(抜粋) ●第三十条の四 都道府県は、基本方針に即して、かつ、地域の実情に応じて、当該都道府県における医療提供体制の 確保を図るための計画(以下「医療計画」という。)を定めるものとする。 2 医療計画においては、次に掲げる事項を定めるものとする。 十二 主として病院の病床及び診療所の病床の整備を図るべき地域的単位として 区分する区域の設定に関する事項 十三 二以上の前号に規定する区域を併せた区域であって、主として厚生労働省令 で定める特殊な医療を提供する病院の療養病床又は一般病床であって当該 医療に係るものの整備を図るべき地域的単位としての区域の設定に関する事項 十四 療養病床及び一般病床に係る基準病床数、精神病床に係る基準病床数、 感染症病床に係る基準病床数並びに結核病床に係る基準病床数に関する事項 二次医療圏 三次医療圏 基準病床数 14 「北海道医療計画」で定める基準病床数 ◆ 医療法に基づき、二次医療圏等ごとの病床数の整備目標であるとともに、 それを超えて病床数が増加することを抑制するための基準となる病床数 (基準病床数)を算定 ◆ 基準病床数制度により、病床の整備を病床過剰地域から非過剰地域へ 誘導し病院・病床の地域偏在を是正 15 療養病床及び一般病床の基準病床数 第二次医療圏 南 渡 島 南 檜 山 北 渡 島 檜 山 札 幌 後 志 南 空 知 中 空 知 北 空 知 西 胆 振 東 胆 振 日 高 基準病床数 平成25年4月1日 4,475 213 389 27,314 2,103 1,402 1,343 408 2,657 1,959 393 既存病床数 平成24年10月1日 5,901 391 716 33,530 3,155 2,053 2,002 747 3,980 2,239 724 第二次医療圏 上 川 中 部 上 川 北 部 富 良 野 留 萌 宗 谷 北 網 遠 紋 十 勝 釧 路 根 室 合 計 基準病床数 平成25年4月1日 5,521 682 329 394 441 2,241 724 3,472 2,832 356 59,648 既存病床数 平成24年10月1日 6,349 966 500 725 737 3,041 1,144 4,410 3,456 607 77,373 全圏域で基準病床数を上回っている状況 15 「地域医療構想」の策定 ●地域医療構想(平成27年4月~) 都道府県は、地域の医療需要の将来推計や報告された情報等を活用して、二次医療圏等ごと の各医療機能の将来の必要量を含め、その地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化 と連携を適切に推進するための地域医療構想を策定し、医療計画に新たに盛り込み、さら なる機能分化を推進。 ※国は、都道府県における地域医療構想策定のための“ガイドライン”を平成26年度に策定 《医療法第30条の四(抜粋)(平成27年4月1日施行)》 医療計画においては、次に掲げる事項を定めるものとする。 地域における病床の機能の分化及び連携を推進するための基準として、厚生労働 省令で定める基準に従い定める構想区域における次に掲げる事項を含む将来の医療 提供体制に関する地域医療構想に関する事項 ● 構想区域における厚生労働省令で定めるところにより算定(基準病床数)され た「一般病床又は療養病床」の機能区分ごとの将来の病床数の必要量 ● 構想区域における病床の機能の分化及び連携の推進のために必要なものとして 厚生労働省令で定める事項 ● 地域医療構想の達成に向けた病床の機能の分化及び連携の推進に関する事項 16 「地域医療構想」策定による医療提供体制の改革 今後の高齢化の進展による医療ニーズの変化を踏まえ、急性期から回復期、在宅医療ま で、それぞれの患者の状態にあった医療サービスを提供できる、バランスのとれた医療提供 体制の構築を目指し、各地域における2025年の医療提供体制を描く「地域医療構想」を策定 する。 ①病床機能報告制度による現状の把握(平成26年10月~) 各医療機関が、病床の医療機能(高度急性期/急性期/回復期/慢性期)の現状と今後の方向を 選択し、都道府県に報告する。 ②地域医療構想の策定(平成27年4月~) 都道府県は、2025年における医療需要を推計し、病床機能報告制度により得られた情報等も活用 しつつ、医療計画の一部として、 2025年における医療提供体制を地域医療構想として策定する。 【国全体のイメージ】 【地域医療構想の内容】 高度急性期 18万床 急性期 約35万床 回復期 約26万床 慢性期 28万床 在宅医療等 1.2025年の医療需要と病床の必要量 ・高度急性期、急性期、回復期、慢性期の 4機能ごとに推計 ・都道府県内の構想区域(二次医療圏が基本) 単位で推計 2.目指すべき医療提供体制を実現する ための施策 例)医療機能の分化・連携を進めるための 施設設備、医療従事者の確保・養成等 ③地域医療構想実現に向けた取組 構想の実現に向け、各地域に設置する地域医療構想調整会議において、各医療機関間の具体的な 役割分担等について調整を行う。都道府県は、基金の活用等により取組を支援する。 17 なぜ、地域医療構想が必要なのか? ~医療における2025年問題~ ● 2025年とは、団塊の世代が75歳になる年 ・医療・介護のニーズが増大するとともに、高齢者の増加により、医療の あり方も「治す医療」から「支える医療」に変化させていく必要 ● 高齢者人口の増加には、大きな地域差 ・地域によっては、高齢者人口の減少が既に開始 ⇒よって、地域の実情に応じた対応が必要 ● 医療の需要に見合った資源の効果的かつ効率的な配置を 促し、急性期から回復期、慢性期まで患者が状態に見合った 病床で、状態にふさわしい医療サービスを受けられる体制を 作ることが必要。 ● データを活用しつつ、各地域の関係者間で目指す姿、 目標を共有したうえで、協調しながら、足りない医療・ 介護機能の補充などを行っていくことが必要 18 参考~厚生労働省 地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=216011 19 国の「地域医療構想策定ガイドライン」の構成 Ⅰ 地域医療構想の策定 ● ● ● ● Ⅱ 等 地域医療構想策定後の取組 ● ● ● ● Ⅲ 構想区域の設定 医療需要の考え方 必要病床数の推計 医療提供体制を実現するための施策の検討 各医療機関での取組 地域医療構想調整会議の設置・運営 都道府県知事の対応 地域医療構想の実現に向けたPDCA 病床機能報告制度の公表の仕方 ● 患者や住民に対する公表 ● 地域医療構想調整会議での情報活用 20 「地域医療構想」のポイント① ○ 地域医療構想は、「地域における2025年の必要病床数」と「そ の実現に向けた施策」から成り立っており、当該地域に おける将来の医療提供体制の「形」「枠」を定めるもの。 個別医療機関の具体的な役割については、構想策定後に、 地域医療構想調整会議で議論する。 ※「構想を策定する段階での調整会議」と「構想策定後の調整会議」 とは、役割が大きく異なる。 ○ 地域医療構想は、策定して終わりではなく、構想が現実の ものとなるよう、2025年、さらにはその先に向けて関係者が継 続して取り組んでいくための中長期的な枠組み。 21 道の検討状況等については、下記ホームページをご参照下さい。 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/cis/iryokeikaku/chiikiiryokousou.htm 22 「地域医療構想」策定方針 構 成 1 趣旨 2 地域医療構想策定の視点 3 「地域医療構想」策定の基本的な進め方 4 「地域医療構想」策定の具体的なプロセス 5 地域医療構想策定時の地域医療構想調整会議の運営について 6 地域医療構想の策定後の実現に向けた取組 7 地域医療構想策定後の地域医療構想調整会議の運営について 23 地域医療構想の策定プロセス 1 地域医療構想の策定を行う体制の整備 2 地域医療構想の策定及び実現に必要なデータの収集・分析・共有 3 構想区域の設定 二次医療圏を原則としつつ、①人口規模、②患者の受療動向、③疾病構造 の変化、④基幹病院までのアクセス時間等の要素を勘案して柔軟に設定 4 構想区域ごとに医療需要の推計 4機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期)毎に 医療需要を推計 5 医療需要に対する医療供給(医療提供体制)の検討 ・高度急性期 … 他の構想区域の医療機関で、医療を提供することも検討 ・急 性 期 … 一部を除き構想区域内で完結 ・回 復 期 … 基本的に構想区域内で完結 ・慢 性 期 現在の医療提供体制を基に、 6 医療需要に対する医療供給を踏まえ必要病床数の推計 将来のあるべき医療提供体制 について、構想区域間で調整 を行い、医療供給を確定 7 構想区域の確認 必要病床数と平成26年度の病床機能報告制度による集計数の比較 8 平成37(2025)年のあるべき医療提供体制を実現するための施策を検討 24 議論を行う単位について ○ 医療提供体制の将来像という位置づけを踏まえた場合、第二次医療圏の 将来的な見直しも視野に入れる必要があるが、データの整備状況や見直し の検討に必要な時間を踏まえ、さしあたり、現状の21の第二次医療圏を単 位として、進めることとする。 ○ 取りまとめは構想区域(第二次医療圏) を単位とするが、とりまとめに向けた検討 については、各地域の状況により、第二次 医療圏だけではなく、より実質的な単位で も柔軟に行う。 宗 谷 遠 紋 留 萌 ○ 地域の実情に応じ、調整会議の 下に、ワーキンググループを設置 することも検討。 上 川北部 北 網 北 空知 上 川中部 根 室 中空知 札 幌 釧 路 富良野 南空知 後 志 十 勝 東胆振 北 渡 島檜山 南檜山 西胆振 日 高 南渡島 25 地域医療構想の検討・協議の場(イメージ図) 北海道知事 保 健 福 祉 部 答 申 北海道医療審議会 諮 問 (医療法 第71条の2) 北海道医療計画 協 議 北海道総合保健医療協議会 〈 地域医療専門委員会 〉 連携 地域医療構想 ○○圏域連携推進会議 各 保 健 所 (厚生労働省医政局長通知) 協 議 北海道医療計画 ●●圏域地域推進方針 ○○地域医療構想調整会議 (医療法 第30条の14) 連 携 市 町 村 要 請 協 力 ・在宅医療の推進・介護サービスの充実 連 携 連 携 要 請 要 請 協 力 協 力 事業者等(医療機関、介護サービス事業所等)・病床の機能分化・連携 ・在宅医療の推進・介護サービスの充実 26 北海道保健福祉部医務薬務課ホームページで公表 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/iyk/iry/imu/byousyoukinou.htm 27 病床機能報告制度(医療法第30条の12)の概要 ●病床機能報告制度(平成26年10月~) 医療機関が、その有する病床において担っている医療機能の現状と今後の方向性を選択し、 病棟単位で、都道府県に報告する制度を設け、医療機関の自主的な取組みを進める。 現 状 報告制度導入後 医 [A病棟] 急性期機能 療 機 関 機能が 見えにくい 医療機能 を自主的 に選択 [B病棟] 回復期機能 [C病棟] 慢性期機能 毎年度、7月1日現 在の状況を10月1 ~31日の間に報告 する必要がある。 ※平成26年度のみ、10月1 日~11月14日の間に報告 《一般・療養病床が対象》 ※有床診療所も含む ○医療法 第30条の12 5 都道府県知事は、病床機能報告対象病院等の管理者が第一項若しくは第二項の規定に よる報告をせず、又は虚偽の報告をしたときは、期間を定めて、当該病床機能報告対象 病院等の開設者に対し、当該管理者をしてその報告を行わせ、又はその報告の内容を是 正させることを命ずることができる。 第75条の3 第30条の12第5項の規定による命令に違反した者は、30万円以下の過料に処する。 28 平成26年度の病床機能報告制度の概要 項 目 説 医療機能の名称 明 医療機能の内容 高度急性期機能 ●急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能 急 性 期 機 能 ●急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能 回 復 期 機 能 ●急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能 ●特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頸部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を 目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能) 慢 性 期 機 能 ●長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能 ●長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は 難病患者等を入院させる機能 報告期間 平成26年10月1日~平成26年11月14日 報告対象 一般病床・療養病床を有する病院・診療所 ※ 休止中の病院・診療所や自衛隊駐屯地内の診療所等は、「報告対象外」と して整理されています。 【提出率】 報告項目Ⅰ・Ⅱ ①に係る報告 【提出率】 報告項目Ⅱ② に係る報告 うち、病院の 報告項目Ⅰ・Ⅱ① に係る報告 うち、病院の 報告項目Ⅱ② に係る報告 うち、有床診療所 の報告項目Ⅰ・Ⅱ ①に係る報告 うち、有床診療所 の報告項目Ⅱ② に係る報告 95.5% 88.5% 97.8% 92.8% 92.6% 83.0% 提出率等 そ の 他 厚生労働省から示された病床機能報告制度の「報告マニュアル」に基づき、 各医療機関の判断により報告された内容です。 29 病院、診療所別(許可病床ベース)〔平成26年7月1日時点の医療機能〕 一般病床、療養病床別の許可病床数ベース 〔 平 成 2 6 年 7 月 1 日 時 点 の 医 療 機 能 〕 二次圏名 南 渡 島 南 檜 山 北渡島 檜山 札 幌 後 志 南 空 知 中 空 知 北 空 知 医療機能 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 ※H26病床機能報告制度による 病院 353 3,200 457 1,149 81 0 172 0 223 0 0 405 33 536 0 3,895 14,176 1,916 11,904 293 8 1,275 174 1,231 0 59 1,120 44 834 0 26 860 60 992 0 0 270 0 407 0 診療所 0 269 57 141 58 0 23 17 19 0 0 0 0 0 19 33 1,690 169 196 207 0 269 76 71 6 0 204 0 84 0 0 58 0 76 0 0 0 0 0 0 二次圏名 西 胆 振 東 胆 振 日 高 上 川 中 部 上 川 北 部 富 良 野 留 萌 宗 谷 医療機能 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 病院 105 1,409 482 1,442 205 27 1,201 240 567 0 0 305 0 331 25 1,353 2,574 251 1,884 77 11 501 62 335 47 0 297 0 175 0 0 368 80 206 52 0 442 82 166 24 診療所 0 38 17 19 43 0 153 0 19 0 0 19 0 18 19 0 373 151 74 1 0 48 0 0 0 0 38 0 0 0 0 38 0 19 0 0 38 19 0 0 二次圏名 北 網 遠 紋 十 勝 釧 路 根 室 合 計 医療機能 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 高度急性期 急 性 期 回 復 期 慢 性 期 無 回 答 病院 200 1,484 123 741 117 93 663 48 429 37 697 1,736 453 1,400 0 566 1,706 180 914 100 0 297 34 189 53 7,393 34,461 4,719 26,055 1,111 診療所 0 149 19 38 21 0 19 0 19 19 0 235 26 40 31 0 134 19 0 19 0 14 0 0 0 33 3,809 570 833 443 30 病院、診療所別(許可病床ベース)〔平成26年7月1日時点の医療機能〕 ※H26病床機能報告制度による 31 病院、診療所別(許可病床ベース)〔平成26年7月1日時点の医療機能〕 ※H26病床機能報告制度による 32
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